「ももいろの童話集」アンドルー・ラング編

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東京創元社で復刊中のラング童話集の5冊目。今回はシチリアやカタルーニャ、そしてデンマークの昔話が多かったですね。25編中10編が、シチリアかカタルーニャのどちらか。そして7編がデンマークの昔話。つい先日イタリア民話集(感想)やスペイン民話集(感想)を読んだところなので、そちらで読んだ覚えのある話が結構ありました。でもデンマークの昔話にも、最近どこかで読んだ覚えがある作品が多かったんだけど、これはどこで読んだのかしら? 似たような趣向の本を続けて読むとダメですねえ。きちんとメモしておかなかったせいで、どれがどうだったのかすっかり分からなくなってます。(汗)
巻末には原書の目次も載ってるので、こちらには掲載されなかったお話が何か分かるようになってるんですけど、今回落とされたのはアンデルセンの童話が多かったようです。このシリーズは元々、日本で既に有名なお話よりも、それほど一般的でないものを優先的に収めるという趣旨だし、私もそれが正解だと思ってるので全然構わないんですが(関係ないけど、アンデルセンはあまり好きじゃないし)、日本のお話もいくつか落とされてました。「Urashimataro and the Turtle」は「浦島太郎」、「The Sparrow with the Slit Tongue」は「舌切り雀」でいいんだけど、「The Slaying of Tanuki」って何だろう? 「Slaying」は「殺害」だから、「文福茶釜」ではないはず... ほかに狸が出てくるような話って何かあったっけ。...あっ、「かちかち山」? ほかにも色々ありそうだけど、全然思い出せないやー。
それにしても「Tanuki」だなんて、ヨーロッパには狸はいないんでしょうか。元々は日本の動物だということなのかな。調べてみたら、狸は英語で「Raccoon dog」と言うようなんですけどね。...あ、Wikipediaによると、基本的な分布は「韓国、北朝鮮、中国、日本、ロシア東部」だそうです。日本だけというわけではないんですね。そして日本の「たぬき寝入り」という言葉は、猟師の銃声に驚いた狸が、弾が当たってもいないのに気絶する習性から来てますが、欧米では同じことを「Fox Sleep」と言うそうです。狐も同じ習性だったのか。面白いなあ。(東京創元社)


+シリーズ既刊の感想+(東京創元社版)
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「きいろの童話集」アンドルー・ラング編
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+シリーズ既刊の感想+(偕成社文庫版)
「みどりいろの童話集」「ばらいろの童話集」アンドルー・ラング

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Commentaires(2)

四季さん、こんばんは♪  

やっぱりアンドルー・ラングの全集(東京創元社)は制覇していらしたんですね~。  KiKi はまだようやっと第5巻です。  なんせかなり長い間、「東京創元社版」にしようか「偕成社文庫版」にしようか迷っていたもので・・・・(笑)
で、その第5巻に関してしょうもないエントリーを書いたので TBさせていただきました。  この「○○いろの童話集」って読んでいる間はそれはそれは楽しいんだけど、ブログにエントリーを書こうとするとメチャンコ書きにくいなぁっていうのが KiKi の素直な気持ちなんですけど、四季さんはいかがですか?  

そうそう「ピッピシリーズ」ですが、四季さんに触発された・・・・というのもありまして「長くつ下」は本日読了し、現在船に乗っております。  南の島へ辿り着いたらこちらもエントリーを書く予定なので、その節は又 TB させていただきたいと思います。  取り急ぎ今日は TB のご挨拶でした♪   

KiKiさん、こんにちは~。
アンドルー・ラング全集は、あと「ふじいろの童話集」を残すのみです。
この1冊を読むと終わってしまうのかと思うと、嬉しくもあり寂しくもあり。
あ、偕成社文庫と東京創元社版、どちらにしようか迷いますよねえ。分かります分かります。
子供の頃は偕成社文庫版で読んでいたので、そちらにしようかとも思ったんですが
でも実際に読んでみると、懐かしくはあるものの、字も大きいしやっぱり子供向けですね。
川端康成訳というのは捨てがたいですが、挿絵も美しい東京創元社版の方が、今読むには丁度いいかも。
でもそうなんですよ、感想がすっごく書きにくくて!
この「ももいろ」だってそうですよー。今読み返しても、苦しい苦しい。
無理矢理捻りだしてるのが、ありありと分かります。(笑)
いくら読んでもすぐ忘れちゃうから、何かしら書いておきたいんですけどねー。
これじゃあ、あんまり意味ないなあ…。(笑)
TB、ありがとうございます。KiKiさんの感想も、また拝見させていただきますね。^^

おお、ピッピと一緒に船出されたんですね! そちらの感想も楽しみです~。
私はリンドグレーンを着々と読んではいるものの、なかなか感想が書けなくて…
感想待ちの本が机に積み重なって、すごくヤな感じ…
早く追いついてすっきりしてしまいたいです~。

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