「中国黄金殺人事件」ロバート・ファン・フーリック

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唐の高宗皇帝の時代。33歳のディー判事は山東省の平来(ポンライ)の知事に任命され、腹心の助手・ホン・リャンと共に平来へ。途中襲ってきた義賊のマー・ロンとチャオ・タイもディー判事の助手となり、4人は平来の町に到着。そこで待っていたのは、前任の判事が密室状態の書斎の中で亡くなっていたという不可解な事件でした。

先日森福都さんの「肉屏風の密室」を読んだ時に、樽井さんに教えていただいたシリーズ。中国物は大好きなのに、中国を舞台にしたミステリ作品がまだあったなんて、迂闊にも全然知らなかったよ! ということで、先日図書館で借りてきました。そしたら!借りてきた丁度その日に、ちょくちょく覗いてるブログさんでこの本の記事を書いてらしてビックリ。なんてタイミング。正確に言えば、読んでらしたのはこれの新訳の「東方の黄金」だったんですけどね。しかもその日は、別のブログさんでも私が偶然見つけてゲットしてきた他の中国歴史物を読んでらっしゃるし... またまたびっくり。

この作者のロバート・ファン・フーリックという人はオランダ人。十数ヶ国語を自在に操り、駐日大使として日本にいたこともある人なのだそう。中国文学の研究家で、狄仁傑(ディー・レンチェ)という実在の人物が主人公の公案小説(中国独自の探偵小説)を翻訳したことから、その面白さに自分でも書いてしまった... というところらしいです。この本の挿絵までこの人が描いてるんだからびっくり。これがまた雰囲気たっぷりなのです。
でもね、やっぱり新訳を読むべきでした...。話は同じでも、この文章は私には合いませんー。だって「いまの彼女にはちょいと人好きする美しさが欠けてはいなかった。」って、一体? もう気が散って仕方ありませんでしたよ...。おおっと思った部分があっただけに勿体ない。一応最後まで読みましたが、今度ポケミス版でリベンジします!(三省堂)

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Commentaires(8)

ダイ・シージエの、「フロイトの弟子と旅する長椅子」にも、狄判事が出てくるんです。
もともとそういう小説があるんだよ、と訳者あとがきに書いてあったような気がするのですが、それがこれなのかなぁ。
それとも、中国独自の~、の方だったのか…。
うーむ、忘れてしまいました。
しかし、四季さんを悩ませたというその訳、すごいですね!笑
こ、これは読むのが辛いですよね。

あ、ダイ・シージエ!
「バルザックと小さな中国のお針子」がとても良かったので
「フロイトの弟子と旅する長椅子」も気になってたんです。
そちらにも狄判事が登場してたとはー。有名人だったんですねえ。(笑)
でも、フロイトってことは唐代の話ではないですよね。
もしやSF風味…? どんな風に登場するのか気になります!

それにしても、この訳はツラかったです…。
全ての文章がそうだというわけではないんですけど(当たり前ですね・笑)
一度「ナニコレ意味わからん…」と思ってしまうと
他の文章も妙に翻訳調なのが目に付いてしまって。
ポケミスの新訳版は既に手配済みなので、近々読む予定です♪

 こんばんは〜樽井です。
 すでに再トライ用のものも手配中とは恐れ入ります。
 こちらは、紀伊国屋、旭屋、ジュンク堂、大阪の三大書店で「骰子」が手に入らずです。これはもうアマゾンさんのお世話になるしかないようでございます。ありそうなんだけれど、、ないんですよねぇ。

樽井さん、こんにちは~。
いやあ、せっかくの楽しいはずの作品が中途半端になってしまって
このままでは収まらない!というところなんです。>再トライ

ええっ、「骰子」、そんなにないですか!
紀伊国屋は案外品揃えが悪いから仕方ないかなと思ったりもするんですが
旭屋にはそこそこあるし、ジュンク堂に至っては、ない本を探す方が難しいような気がするのに!
苦労させた割にイマイチだったらどうしましょう…
なんて心配になったりもするのですが、私がそんなこと言っててはダメですね。(笑)
入手されたら、ぜひ楽しんでくださいね。^^

こんばんは〜。
「骰子」、手にはいりましたよ〜。連作短篇の一つ目、読みました。面白くなっていきそうな気配たっぷりです。明日は休みだし、じーっくり読みます〜。

おおー、ありましたか。面白くなりそうとは、それは良かった。
楽しんでいただけますように♪

という私は「東方の黄金」をゲットしました。
近々リベンジいたします!

あああ、誤解を解かなくっちゃ。笑
「フロイト~」は、割と現代の話なのです。
狄判事は、どうも名前だけ借用したようなのですが、一人の受刑者を見逃すために、処女探しを命ずる酷い奴です。
「バルザック~」よりはかなり読み辛いお話なんですが、それでもやっぱりダイ・シージエのどこか伸びやかな世界は健在です。
機会があったら、こちらも~。
(と、ダニエル・ペナックを待ちながら、更にそこまで言っちゃう図々しさですよ、私ったら!笑)

実は「フロイト~」の訳者あとがきには気になることが書いてありまして、2007年の1月に、「バルザック~」の馬(マー)が出てくるお話をフランス語で出版しているそうなんですよ。
日本でも出版されないものでしょうか。

元記事からめちゃくちゃ離れてしまいましたが、ご容赦を!

つなさん、こんにちは。
ああ、現代のお話なのですね。
>一人の受刑者を見逃すために、処女探しを命ずる
そ、それはひどい!
それは私の知ってる狄判事とは別人みたい。
やっぱり名前だけ借りたということなんでしょうね、きっと。
ああ、「フロイト~」も読んでみたいです。
ぺナックを読み始めちゃったし、こちらのリベンジもあるので
ちょっと先の話になりそうですが…
いつか、かならず。
あ、2度目のぺナックはやけに面白いです!
1度目の時、何が分からなかったのか既に分からなくなってます。(笑)
このまま最後まで突っ走ってしまうかも~。(笑)

わあ、「バルザック」の彼が出てくるお話が!
それはぜひ読んでみたいですね。
ハヤカワepiで出してくれるといいなあ~。

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