「カモ少年と謎のペンフレンド」ダニエル・ペナック

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カモの英語の成績は20点満点の3点。ロシア移民の祖母を持ち、自分でも10ヶ国語ぐら話せるお母さんは通信簿を見て怒りだし、カモに3ヶ月で英語を完璧にマスターしろと言いつけます。3ヶ月で外国語を1つ丸々覚えるなんて絶対無理、と抗議するカモにお母さんが渡したのは、英語っぽい響きの名前がずらりと並んだメモ用紙。それはペンフレンドの名前のリスト。カモがフランス語で手紙を書くと英語で返事が来るという仕組みで、3ヶ月も経てばバイリンガルになるというのです。そしてカモが15の名前の中から選ぶことになったのは「キャサリン・アーンショー」でした。

カモ少年のシリーズは、日本ではまだこの1作しか訳されていないんですが、4部作。フランスの小中学生に人気のシリーズなんだそうです。
いやね、カモ少年の文通相手の名前が「キャサリン・アーンショー」だという時点でオカシイとは思ったんですよ。「まさかね」とも思ったんだけど。でもそのキャサリン・アーンショーからの返事の内容が、まさにそのキャサリン・アーンショーならではの手紙で! うひゃーっ。(嬉)
こうなるとある程度展開が予想できたりもするんですけど、いやあ、楽しかったです。伏線がちゃんと生かされてて、それもなんだか粋な感じ。いいなあ。
後の方で「テッラルバ子爵」の甥、なんて人の話も出てきたりして、それもまたニマニマでした。でも「メイジー・ファランジュ」と「ゲイロード・ペンティコスト」は分からなかったな。これは何だったんだろう。気になるー。(白水uブックス)


+既読のダニエル・ぺナック作品の感想+
「人喰い鬼のお愉しみ」D.ぺナック
「人喰い鬼のお愉しみ」「カービン銃の妖精」ダニエル・ぺナック
「散文売りの少女」ダニエル・ぺナック
「ムッシュ・マロセーヌ」ダニエル・ペナック
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Commentaires(2)

なんと!
三ヶ月で英語をマスターできる方法が書かれている小説なのですね!
これを読まないと世間にとりこのされるかも。。
四季さんは今白水Uブックス祭りの最中なのでしょうか?
白水Uブックスいいですよね。
そしてひそかに更新されている四季さんの一言も楽しんでいます。ふと思い出してページを開いて更新されていると嬉しいのですが、しかし更新されるとそれまでのものが消えてしまうのはちょっとさみしいです。
ではでは失礼しました。

確かに主人公は3ヶ月で英語をマスターしましたよ!
でも、元々フランス人ですしね。
英語とフランス語、文法的にも単語的にも元々共通点が多いから…
…って書いてて気付きました。
読み書きは3ヶ月でマスターしてますけど、話す方は謎です。(笑)

うふふ、そうなんです。実は1人で白水uブックス祭りを開催中です。
でも手元には今あと1冊しかないので、また仕入れて来なくっちゃ。
未読のオースター作品も、1冊読んだっきりのアントニオ・タブッキも
この機会に読みたいなーと思ってるし、他にも気になる作品が色々と!

一言。ありがとうございます~。
あれはね、消えてしまうところがまたいいんですよ。(意味不明)

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