「薄妃の恋 僕僕先生」仁木英之

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5年ぶりに姿を見せた師匠の僕僕とともに、桃花の花びらが舞う街道をゆく王弁。光州を出た2人は釣りをし、花を愛で、酒を飲みつつのんびりと南西へと向かい、僕僕が長江で呼び出した巨大な亀の珠鼈(しゅべつ)と共に荊州江陵府の春の祭りへ。そこで王弁が見つけたのは荊州一の料理人を決めるという料理大会の高札でした...という「羊羹比賽」他、全6編の連作短編集。

可愛らしい女の子の姿をした仙人「僕僕先生」の続編です。連作短編集と書きましたが、長編と言ってもいいような感じですね。前回のラストで僕僕が去ってから5年の月日が流れ、王弁は仙道に通じたものとして皇帝に「通真先生」という名前をもらい、立派な道観を建ててもらって薬師としてひとり立ちしています。
僕僕が空白の5年間に何をしていたのか、なぜ今帰って来たのか、どんどん南下して王弁をどこに連れて行こうとしているのかなど、その辺りははっきりと語られてないんですが、どうやらまだしばらく物語は続きそうだし、じきに明らかにされるのかな? 王弁は少しずつ一人前になってきたものの、まだまだ僕僕にいいようにからかわれてるんで、そんな2人のやり取りが相変わらずほのぼのとして楽しいです~。その2人と一緒に旅することになる亀の珠鼈や薄妃もいい味を出してましたしね。いい感じで安定してました。今回は爺さんの姿にはならないんですけどね。ほっとしたような、ちょっぴり残念なような。(笑)
でもほんとになんでどんどん南に行っちゃうのかしら。南に何かあるのかな?(新潮社)


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装画・挿画は三木謙次。新潮社装幀室。小説新潮掲載と書き下ろし。短編集。 第18回日本ファンタジーノベル大賞受賞作「僕僕先生」のシリー... » Lire la suite

Commentaires(3)

こんばんは。
トラックバックさせていただきました。

ふたりのやり取りが今回もほんわかほのぼのでしたね。
どんどん南に行くのは、あたたかさを求めて、と思いました。

スルーされてるみたいです(汗)。
不愉快な文章でしたでしょうか。
ごめんなさい。

藍色さん、こんにちは。うわーっ、ごめんなさい。
スルーするつもりなんて全然なかったのに…!
不愉快な文章だなんてとんでもないです。
言って下さって良かったです。ありがとうございます。
不愉快な思いをさせてしまって本当にごめんなさい。

2人のやりとりは相変わらずですね。
そっか、あたたかさを求めて! それは考えもしませんでした。
南には何かあるのだとばかり…
あの2人には、なんとなくあたたかい方に向かってしまった
という方が、何かあるというよりもお似合いですね。^^

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