「卒業 開かずの教室を開けるとき」はやみねかおる

Catégories: / /

 [amazon]
サクセス塾の事件から4ヶ月ほど経ち、受験勉強に本腰が入る3学期のある日のこと。謝恩会の実行委員長に任命されたレーチは謝恩会の会場探し中。無料で使えて多少の騒いでも大丈夫だという場所がなかなか見つからないのです。そんな時、2年の片桐弟が提案したのは、3学期が終われば取り壊される予定の旧校舎。取り壊されるのが決まっているだけにドンチャン騒ぎには最適なのではないかという話に、レーチはすっかりその気になり、亜衣・真衣・美衣と共に旧校舎へ。しかしその旧校舎には、40年前に「夢見」によって「夢喰い」が封印された開かずの教室があるのです...。

夢水清志郎シリーズ最終巻。15年書き続けたというこのシリーズも亜衣たちの中学卒業と同時にシリーズからも卒業となります。
卒業というのは、それぞれがそれぞれの選択をしなければならない時期。その選択が正しかったかどうかはすぐには分からないし、長い人生の中で、あの時選択を間違た、と思うこともあるのかも。でもその時その時で自分のできる精一杯の選択をしていれば、後悔することはないですよね。亜衣も真衣も美衣もレーチも、自分自身で決めた道を進んでいくからこそ、これから先、後悔なんかしないで真っ直ぐ進んでいけるのではないかと思います。そして今回、印象に残る言葉が色々とあったんですけど、一番印象に残ったのは亜衣と出版社の人の会話の場面。なんだかぐっときちゃいました。ほんとその通りだわ~。
謎解き部分は正直物足りなかったんですけど、シリーズ最終巻に相応しい素敵な物語。楽しいシリーズ物はいつまでも続いて欲しいと思ったりもするものですが、こういう風にきちんと区切りがついてみると、卒業するというのもいいものだなと思いますね。(実は「ハワイ幽霊城の謎」だけ未読なんだけど... 読まなくちゃ!)(講談社青い鳥文庫)


+シリーズ既刊の感想+
ブログにはこれ以前のシリーズ作品の感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「虹北恭助のハイスクール・アドベンチャー」「笛吹き男とサクセス塾の秘密」はやみねかおる
「オリエント急行とパンドラの匣」はやみねかおる
「卒業 開かずの教室を開けるとき」はやみねかおる

+既読のはやみねかおる作品の感想+
「都会のトム&ソーヤ2 乱!RUN!ラン!」はやみねかおる
「都会のトム&ソーヤ3 いつになったら作戦(ミッション)終了?」はやみねかおる
「都会のトム&ソーヤ4 四重奏(カルテット)」はやみねかおる
「都会のトム&ソーヤ5 IN塀戸(VADE)」はやみねかおる
「都会のトム&ソーヤ6 ぼくの家へおいで」はやみねかおる
Livreに、これ以前の全作品の感想があります)

| | commentaire(0) | trackback(0)

Trackbacks(0)

「卒業 開かずの教室を開けるとき」はやみねかおる へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.