「奇跡を呼んだ猫たちのおとぎ話」ジョン・リチャード・スティーヴンス編

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世界各国の猫のおとぎ話ばかり全部で27編が集められている本です。
例えば「長靴をはいた猫」だけでも4つあるし、猫の王が死んで世代交代する物語は3つ。今まで猫のいなかった地方で猫を売って商人が大儲けした物語も3つ。同じ物語の様々なバリエーションが読めるというのがまず楽しいんですよね。「長靴をはいた猫」といえば、やっぱりシャルル・ペローの童話が有名ですけど、ここではまだ長靴をはくようになる前の猫もいれば、恩知らずな主人に怒る猫も...。もちろん世界に散らばる「長靴をはいた猫」は、この4つだけじゃありません。猫以外の動物が活躍するバージョンもあるし、実際私自身、先日ラング童話集でガゼルが主役の物語を読んだばかりですしね。(「むらさきいろの童話集」だったかと) この「長靴をはいた猫」のオリジナルは、ジャッカルが主人公のインドの物語と考えられているんだそうです。
そして、日本の猫の物語も3つ収められてました。ちょっとびっくり。そのうちの1つは小泉八雲が欧米に伝えたものでした。日本に赴任してた外交官が伝えた話も1つ。そんな風に広まっていくものなんですねー。日本の猫といえば、まず油を舐める化け猫が思い浮かんでしまうんですけど(笑)、そういうおどろおどろしいのじゃなくて、もっと後味のいいお話。そしてこの本で嬉しかったのは、編者がそれぞれの作品に全く手を加えていないということ。例えば「ウォルター・スコット卿の猫」は、ワシントン・アーヴィングの「ウォルター・スコット邸訪問記」のままの一節なんです。先日読んだばかりですよー。(感想
この中で私が一番好きだったのは、ルドヤード・キプリングによる「それでも一人で歩く猫」。世界中の動物たちが人間に飼いならされることになってしまっても、猫だけは自分の決して飼いならされることのない本性を失うことがないというお話。

世界中の全ての猫のおとぎ話を集めたら、一体どのぐらいあるんでしょうねー。手元に集まりながらも収録できなかった物語が沢山あったみたいです。確かにちょっと考えただけでも、鼠に騙されて干支に入り損ねた猫の物語とか、逆に他の動物を騙すずる賢い猫の話なんかもあるし... 猫といえば魔女の使い魔でもあるし、そういう話もいっぱいありそうですよね。でもこの本に登場する猫たちは、程度の差こそあれ主人思いの賢い猫たち。毅然としていて他者に媚びませんが、一度信頼した人物にはとても誠実です。...ま、それもまた猫のもつ1面ということで♪(草思社)

 
そして猫といえば。右の写真は前からうちにいる猫なんですけど...(もうすぐ5歳の女の子)

いきなりなんですが、1週間ほど前にうちに新しい猫が来ました! それもまだへその緒も取れてない赤ちゃん猫! バケツに入れられてぽいっと公園に捨てられてて... うちに来た時はぐったりしてたんですが、口元にちょっとミルクをたらしてみたら動いたので、まだ生きてる!!と、体を拭いてみたり暖めてみたり。元々丈夫なタチだったのか、か細い声でみーみー鳴き始めました。

←この猫です。これうちに来た日に撮った写真で、トラの女の子。(クリックすると別画面で大きな写真が出ます)
まず生き延びられるかが不安だったんですが、今のところは順調。元気にみーみー鳴いてます。へその緒も取れました。でも元気になればなったで気になるのは、先住お嬢様猫との相性。これがあんまり良くないみたいなんですよね...。赤ちゃん猫を見るたびに「ふーーーっ」と威嚇してますし。まあ、攻撃しないからいいんですが、出産経験がないし、お嬢様自身が捨て猫でしたしねえ。母の愛を知らない子に、いきなりお母さん役は無理なんでしょう...。なので授乳にトイレの世話は人間さまの役目。

でもうちに来て1週間、相変わらず威嚇はするんですけど、お嬢様猫も別に攻撃するわけではないんですよね。このままなら、うちの子にしちゃいますけどー。っていうか、新たに飼ってくれる人を見つけるのは大変なので、なんとか上手くいって欲しいんですけど... どうなるかな? 手の平サイズの赤ちゃん猫、小さくてほわほわで可愛いです♪

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