「年とったばあやのお話かご」「イタリアののぞきめがね」ファージョン

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子供部屋にいる4人の子供たちにとって、一番楽しみなのは寝る前のお話。ばあやは穴のあいた子供たちの靴下を繕いながら、その穴の大きさに見合ったお話をしてくれるのです... という「年とったばあやのお話かご」。そして、イタリアのフローレンスの丘の上の屋敷に住むブリジェットを訪ねた「わたし」が、そこでの出来事をもとにお話を語っていく「イタリアののぞきめがね」。

先日「ムギの王さま」を読んで、無性にファージョンが再読したくなっちゃいました。まずはファージョン作品集の1巻と2巻から~。
どちらも枠物語になってるので、基本的には似たような雰囲気。「イタリアののぞきめがね」はどうやらファージョン自身が友達家族の家を訪ねたイタリア旅行が軸になってるようなんですけど、「年とったばあやのお話かご」のばあやが語り手だと言ってもおかしくない感じですしね。でも細かい部分は色々と違っています。
「年とったばあやのお話かご」は、ばあやがこれまで世話をしてきた世界中の子供たちのお話。ばあやの年は一体いくつなんだか、この本での聞き手の4人の子供たちのお母さんも、そのまたお母さんもばあやの世話になってるんですけど、あのグリム兄弟もばあやがお守りをしてて、兄弟はその時に聞いた話を自分たちの童話集に入れたとかいうんですよ! ペルーのインカ王やエジプトのスフィンクスもばあやお守りをしたっていうし、ギリシャ神話のネプチューンだって、ばあやのお友達。お話だけで世界一周気分になっちゃいます。そして大きな穴には大きなお話、小さな穴には小さなお話と穴の大きさに合わせてお話の大きさも変わるんですが、小さい穴でも細かく丁寧にかがらなくてはいけない時は大きなお話になるし、穴が大きすぎる時はいいかげんにくっつけておかなければいけなくて、それほど大きなお話にならない時もあって、そういうのも楽しいです♪
「イタリアののぞきめがね」は、基本的にイタリアのお話ばかり。大人も子供も仮装して通りをかけまわるイタリアでの謝肉祭のお祭りの日には謝肉祭のお祭りのお話、パスタを切らして困ってしまった日には、昔々小麦が取れなくなってパスタが食べられなくなった時のお話、と、「わたし」の身の回りの出来事がお話になってるんです。「年とったばあやのお話かご」を読んでからこっちを読むと、挿入されるお話が少ないので、それがちょっぴり物足りないかな... それでもやっぱり楽しいんですけどね。(岩波書店)


+既読のファージョン作品の感想+
「ムギと王さま」「天国を出ていく」ファージョン
「年とったばあやのお話かご」「イタリアののぞきめがね」ファージョン
「町かどのジム」エリノア・ファージョン
「リンゴ畑のマーティン・ピピン」「ヒナギク野のマーティン・ピピン」ファージョン
「銀のシギ」エリナー・ファージョン
「マローンおばさん」エリナー・ファージョン
「ガラスのくつ」エリナー・ファージョン
「エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする」「ねんねんネコのねるとこは」エリナー・ファージョン

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Commentaires(6)

こんにちは。
ファージョンになったら登場するdumptyです(笑)。
この2冊を職場で読もうと思っていたのに、揃って貸出されちゃいました。
嬉しいのですけど、ちょっと寂しかった・・・。

以前に小学校の読み聞かせ(たぶん3年生)で「ばあや」の中の「青い蓮の花」?を読みましたが、象が池の中に咲く蓮の花を取ろうとする場面で「鼻」と「花」が山ほど出てきて大変な思いをしましたわ(笑)。

dumptyさん、こんにちは~。
そうか、dumptyさんの召還呪文はファージョンだったのですね!
まだまだ読みますので、よろしくお願いします。^^
んんー、確かに読みたい時にないのは寂しいですね。
読みたい人がいるというのは、とっても嬉しいことではありますが~。

「青いハスの花」、素敵なお話ですよね。
森の中の池、青いハスの花、白い象… 情景が広がります。
でも確かに花と鼻は!(笑)
dumptyさんの読み聞かせ、一度聴かせていただきたいな。
私、そっちの方は、喉が弱いこともあって(というのは言い訳)
ほんと不得意なのです。(^^ゞ

こんにちは、四季さん、
「年とったばあや・・」のほうだけ読みました~。
やっぱりファージョン、いいですね~。靴下の穴にあわせて、ってほんとになんて素敵なんでしょう!!
穴がないとお話になりかけてなりきっていない(笑)お話が出てくるんですね。これもまたおもしろかったです~。
↑dumptyさんの「青い蓮の花」の花と鼻の話、笑っちゃいました。読むのと語るのではちがうのでしょうね、やっぱり。わたしもdumptyさんのお話、聞いてみたいです。

「イタリアののぞきめがね」は未読なので、ぜひ借りてきて、読みたいです!そのときにはまたお邪魔させてくださいね。

ぱせりさん、こんにちは~。
「年とったばあや~」、いいですよね。これ、大好き!
靴下の穴に合わせて、という部分がほんと絶妙だと思います。
いいですよね、こんなばあやが欲しかった!
ばあやにいっぱいお話をしてもらって育ちたかったです。
なんて言いつつ、メアリー・ポピンズも捨てがたいのですが~。(笑)

花と鼻、すごいですよね。字で見てる分には全然分からない部分。
鼻のことを言う時は、自分の鼻を指差しながら話したりしたのでしょうかー。
ほんと見てみたかったですね!(いえ、過去形ではなく、今からでも♪)

「イタリアののぞきめがね」は未読でしたか。
そちらも楽しんでくださいね。^^

イタリアののぞきめがね、読みました。
ファージョンのころのイタリアの雰囲気が異国情緒たっぷりに伝わってきて、楽しかったです。
謝肉祭とかパスタがなくなって、とか・・・そこからお話になってしまうなんて、楽しかったです。
でも、ほんと、お話が少ないのがちょっと残念でした。もっと読みたかったな~。
(まだまだ未読のファージョンがあるので、いいんですけど^^)
なんだかんだ言いながら、四季さんのファージョン祭りをしっかり追いかけています^^
次は何にしようかな♪

ぱせりさん、こんばんは~。
「イタリアののぞきめがね」、読まれたんですね!
ほんとイギリスが舞台の作品とは一味違って、こちらも楽しいですよね。
これで挿入されるお話がもっと沢山あれば、言うことなかったんですが~。
でもその分、こちらには異国情緒がたっぷりあるから…
ついつい「もっともっと!」になってしまうんですが、欲張りすぎてはいけませんね。(笑)

ファージョン祭り、後はアンソロジーに入ってる短編と自伝と評伝ぐらいなんですよね…
そちらは本当に未読なんです。
読了してしまうとファージョン祭りも終わってしまうので、なんだかさびしくてちょっと躊躇ってます。
未読の長編作品が残ってるぱせりさんが羨ましいです~。

また後ほどゆっくり、感想を拝見させていただきますね。^^

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