「まっくろネリノ」ヘルガ・ガルラー
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「まっくろネリノ」の家族は、とうさんとかあさん、そして兄さんが4人。でも父さんも母さんも毎日えさ探しに忙しいし、綺麗な色をした兄さんたちは、ぼくとちっとも遊んでくれないんだ。それは、ぼくだけが真っ黒だから。
またしても、「大人のための絵本の本」(感想)で気になった絵本です。だってだって、色がとっても綺麗なんですもん~。紹介されていたのは、この表紙の絵と、中の鮮やかな黄色地のページ。そして図書館で借りてみたら、やっぱりとっても色が綺麗な絵本でした。全体的な色合いは暗めなんですけどね。それだけに、紹介されていた黄色のページがとても鮮やか! 絵本の作者のヘルガ=ガルラーはオーストリア人。本職はデザイナーで、織物や室内装飾、映画のアニメーションの仕事など幅広く活躍している方なのだそうです。まあ、このネリノの一家が何なのかはよく分からないんですが...。お父さんとお母さんを見る限りでは、鳥なのかな? ネリノ自身は、丁度「まっくろくろすけ」みたいな感じです。(笑)
一人ぼっちで寂しかったネリノが、一人ぼっちじゃなくなるお話。自分の真っ黒な色にコンプレックスを感じていたけど、そんなありのままの自分の良さに気付いて、他のひとにもその良さを認めてもらうことができたというお話。そう言ってしまえば、とても単純なものなんだけど、でもこのネリノが自分の真っ黒さを生かす機智なんかも見せてくれて、それもすごく楽しいんです。
なんだかいいな、この絵本。手元に欲しいな。(偕成社)
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