「やかまし村の子どもたち」「やかまし村の春・夏・秋・冬」「やかまし村はいつもにぎやか」リンドグレーン

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リーサはもうじき8つになる女の子。家族はお父さんとお母さん、9歳のラッセと8歳のボッセという2人の兄さん。リーサの住んでいる家はやかまし村の中屋敷で、北屋敷には9歳のブリッタと7歳のアンナという2人の女の子、そして南屋敷にはオッレという8歳の男の子がいます。険しい坂道をいくつも上ったとても高いところにあるやかまし村にあるのは、この隣り合った3つの屋敷だけなのです。

ほのぼのとした小さな農村を舞台にした6人の子供たちの物語が、リーサの視点で語られていきます。リンドグレーンでも、このシリーズを読むのは今回が初めて。ピッピのシリーズと比べるとあんまり穏やかでほのぼのしているので(大自然の中の冒険はたっぷりなんですが)、最初はちょっと物足りなく感じてたんですが、3冊読み終える頃にはすっかりこの世界に入り込んでいました。
男の子と女の子の3人ずつに分かれることはあっても、6人の子供たちはいつでも一緒。ほとんどの出来事はやかまし村の中か、そうでなければ学校のある大村で起こります。学校に通うのも6人一緒。学校のない休みの間は、それこそ一日中一緒。ラッセとボッセの部屋とオッレの部屋は菩提樹伝いに移動できるほどだし、リーサの部屋とブリッタとアンナの部屋も、紐を渡してタバコの箱に手紙を入れて伝わらせられるほどの近さ。6人の子供たちも同じ兄弟姉妹のような近しさ。一緒に秘密の隠れ家を作ってみたり、自分たちにしか分からない言葉で話してみたり、インディアンごっこをしてみたり... そんな日常の遊びの中に、カブラ抜きをしたり鶏の卵を集めたり、動物たちに餌をやったり、干し草の取り入れをしたりという家のお手伝いも入ってくるんですが、みんなでやればどれも楽しくて。電話もテレビもない生活なんですが、和やかなゆったりした空気が流れているのがとても心地いい~。親同士も仲が良いので、3つの家族が大きな1つの家族みたいなんですよね。元々はこんな風に育った子供たち同士が結婚したのかしら? あくまでも子供たち中心の話なんだけど、ふとしたところから大人の包容力の大きさや温かく見守るまなざしが感じられて、それもいいんですよね。こんな温かい環境で育つ子供たちは、心の中まで豊かになるはず。本当に幸せ者だな~。(岩波少年文庫)


+既読のリンドグレーン作品の感想+
「長くつ下のピッピ」「ピッピ船にのる」「ピッピ南の島へ」リンドグレーン
「やかまし村の子どもたち」「やかまし村の春・夏・秋・冬」「やかまし村はいつもにぎやか」リンドグレーン
「名探偵カッレくん」「カッレくんの冒険」「名探偵カッレとスパイ団」リンドグレーン

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