「退出ゲーム」初野晴

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高校1年の秋。文化祭を前に化学部の硫酸銅の結晶がなくなり、文化祭の実行委員をしている穂村チカは、同じ吹奏楽部所属で幼馴染の上条ハルタに助けを求めます。硫酸銅の結晶は透明で美しい青色が人気の結晶なのですが、実は劇薬。警察に届けるべきなのは分かっていても、一旦届けてしまえば文化祭は間違いなく中止になってしまうのです... という「結晶泥棒」 他、全4編の連作短篇集。

先日サイン本を送って頂いたんですけど! お礼のメールをしようとしたのに、本に挟まっていた名刺をなくしてしまって、連絡先が分からなくなってしまいました...。ということで、本の感想を書いてお礼に代えさせていただきます。Uさん、ごめんなさいーーー。そして、いつもありがとうございますーーー。

この本を読んだのは先日の三連休の時。久々に「のだめカンタービレ」のDVDを観はじめたらすっかりハマってしまって、読書がすっかりお留守になってしまったんですけど、この作品は高校の吹奏楽部の生徒が中心になってるので、微妙にリンクしててすごく楽しめました。ああ、オーボエってそういう楽器だったのか、とか。そう知ってみると、のだめの黒木くんは、どんな風にオーボエを選んだのかなーとか考えてしまいます。(もちろんその音色が一番の理由でしょうけど) 吹奏楽部の割に、肝心の楽器演奏の場面がほとんどなかったのが、少し残念だったんですけどね。

初めての作家さんの作品なので、読む前にどんな雰囲気なんだろう?とドキドキしたし、最初にハルタが引きこもりっぽかったので、ちょっとキケン...? と思ったんですが、読み進めてみれば全然大丈夫でした。音楽とミステリ。そして青春。雰囲気はちょっと軽めだけど、なかなかいいですねえ。これは米澤穂信さんの古典部シリーズを思い出すわーー。と思いつつ読み進めてみれば、やっぱりそう感じてらっしゃる方が多いようで!
白いルービックキューブの話も良かったし、表題作「退出ゲーム」での即興劇も面白かった。「エレファンツ・ブレス」 の意外な方向への展開も楽しめたし。みんなの憧れの草壁先生の魅力は今一つ伝わってこなかったのが残念だったんですが、演劇部の名越や看板女優のマヤ(笑)、生徒会長の日野原や発明家の萩本兄弟、ミステリアスななサックス吹きのセイ・マレンなど脇役にも楽しい面々が揃ってるし、これはぜひ続編に期待したいと思います... と思ったら、既に出てるんですね。「初恋ソムリエ」、今度はこちらも読んでみます。(角川書店)

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退出ゲーム オススメ! 穂村チカ、高校一年生、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。 上条ハルタ、チカの幼なじみで同じく吹奏楽部のホルン奏者、完璧な... » Lire la suite

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こんにちは。TBさせていただきました。
しばらくお休みされるという事でしたので、
ご挨拶がてらのカキコです。
四季さんの読書記録は結構前から拝見させていただいておりました。
ゆっくり休んで充電していただき、また本の話が出来たらなと思います^^

初野さんは最近お気に入りの作家さんです。
最初に読んだ作品が暗めだったので、こんな明るい話もかかれれるんだと思った作品です。
確かに古典部シリーズを思い出させますよね。
ハルタとチカの奔走振りがとっても可愛らしくて、一生懸命で、
青春だなぁとしみじみ感じました。
「初恋ソムリエ」予約中です。
読むのが楽しみです。

苗坊さん、こんにちは~。
TBとコメント、ありがとうございます。
そうなんです、しばらくお休みさせてもらってるんです。
どのぐらいの期間になるのかは、まだ分からないのですが
(実際休んでみると、あまりに心地よくて… (^^ゞ)
本式に復活したら、その時はまたよろしくお願いいたしますね。^^

初野さんの作品は初めて読んだんですが、なかなかいいですね。
ハルタとチカのやりとりも息がぴったりで楽しいし
ほんと2人とも一生懸命で青春まっただ中!
「初恋ソムリエ」もいずれ読んでみようと思ってます。
今度は演奏場面が増えてるといいなあ。
草壁先生のことも、もっと色々と知りたいです。

こんにちは。
古典部に強力なライバル登場って感じですね。
どちらも楽しんで読んでいます。
「退出ゲーム」の看板女優がツボでした。
「初恋ソムリエ」もおもしろかったです。

木曽のあばら屋さん、こんにちは!
ほんと強力なライバルですね。私もどちらも好きです~。
あの看板女優! 作者さん完全に遊んでますね。(笑)
結局のところ、あの芝居対決が一番好きだったかも、私。

こちらのを忘れないうちに、「初恋ソムリエ」も読まなくちゃ。
今度はどんな展開になるのか楽しみです~。

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