2010年2月 Archive

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1ヶ月ぶりの更新です。
相変わらず休止中なのですが、それだと本当に読んだ本のことが記憶の彼方に飛んでいってしまうので...(笑)
当分は月ごとに読んだ本のメモ程度に更新することにしました。
1月に読んだ本は以下の通りです。


「蛇、もっとも禍し」上下 ピーター・トレメイン
「サークル・オブ・マジック」1~3 デブラ・ドイル ジェイムズ・D・マクドナルド
「レイチェルと滅びの呪文」クリフ・マクニッシュ
「ブラバン」津原泰水
「ジャンピング・ジェニイ」アントニイ・バークリー
「エンジェルズ・アイ」「エンジェルズ・ティアーズ」山本容子
「ぼくを探しに」シェル・シルヴァスタイン
「山本容子版画集」「展覧会の展覧会」山本容子
「さかしま」J.K.ユイスマンス
「獣の奏者」3・4 上橋菜穂子
「雪だるまの雪子ちゃん」江國香織
「ローマ人の物語」29~37 塩野七生
「ふたくちおとこ」多和田葉子
「はみだしオケマン挑戦記」「オケマン大都市交響詩」茂木大輔
「Scope」桑原弘明・巖谷國士
「イスカンダルと伝説の庭園」ジョアン・マヌエル・ジズベルト
「風の靴」朽木祥
「双調平家物語」1~2 橋本治


特に面白かったのは、「ジャンピング・ジェニイ」かな。これはロジャー・シェリンガムシリーズの作品。ミステリです。事件に巻き込まれてしまったシェリンガムが右往左往するのが楽しくて~。このシリーズの作品はどれもそれぞれに面白いと思うんですが、これはその中でもかなり上位に位置する作品です。(私の中で)


軽くジャンル分けをしてみると、こんな感じでしょうか。

海外(一般)
   

「蛇、もっとも禍し」は、中世のアイルランドを舞台にした修道女フィデルマのシリーズ。今回はフィデルマの高飛車なところがあまり気にならずに楽しめたし(フィデルマが変わったのか、読み手の私が慣れたのかは、今の時点では不明)、「さかしま」はずっと読みたかった作品なので、ようやく読めて嬉しかった! というのが真っ先にくる私。「洗練」と「俗悪」が紙一重のところで揺らめいているのが楽しかったです。


海外(児童書)
     

「サークル・オブ・マジック」は、まあまあ... 「レイチェルと滅びの呪文」はあまり好みではなく... 「イスカンダルと伝説の庭園」は、美しい物語ではあるんだけど、それほど独創的というわけでもなく... あ、「イスカンダル」って「アレキサンダー」のアラビア語・ペルシア語読みって知ってました?
この中で良かったのは「ぼくを探しに」。これは単純そうに見えて、実はとっても深い物語でした。


国内(一般)
             

「ブラバン」は、かつて青春時代を過ごした大人のための物語。青春小説ではないです、決して。そして「雪だるまの雪子ちゃん」は、雪子ちゃんのあまりの可愛らしさにノックアウト。「ローマ人」の物語は、いっぱい並んでますが、これで単行本3冊分。「ふたくちおとこ」は、「ハーメルンの笛吹き」や「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」といったドイツ地方に伝わる伝説を基に展開された物語。ティル・オイレンシュピーゲルといえば、「のだめ」のヨーロッパ編で、リヒャルト・シュトラウス作曲の交響詩が登場してましたよね。こういうところで思いがけず再会できると、なんだか嬉しくなっちゃう。


国内(エッセイ)
 

茂木大輔さんは、NHK交響楽団の首席オーボエ奏者。この方のエッセイは、個人的に文章があまり好きではないのだけど... いや、これはほんと個人的な好き嫌いであって文章の良し悪しとは関係ないんですけど! 内容はとても面白いです。(去年読んだ「オーケストラは素敵だ」と内容が少し被ってましたが)


国内(児童書)
  

「獣の奏者」は、2巻であれだけ綺麗に完結したのに!と思っていたんですが、いざ3巻4巻を読んでみると、物語がまた一段と大きくなっているのに気付かされました。丁度ゲド戦記が3巻で一旦は完結していたのに、その後の物語も含めて完全になったような感じ。「風の靴」は噂にたがわず、ですね。湖水地方でなくても、日本でも、ランサムのあの世界を作り出すことが可能だったなんて!(しかも解説が神宮輝夫さんだなんて!)


国内(ビジュアル系)
    

去年の年末から引き続き、山本容子さんの本を何冊か。「山本容子版画集」で白黒の作品ばかり収められているのを見て、私の中ではやっぱり「色」が大きなポイントだったんだなあと改めて思いました。色がある方がずっと好き。そして「Scope」は「スコープ少年の不思議な旅」(感想)の延長なんですが、さらにパワーアップしていてすごい~。何度でも見入ってしまいます。本当に素敵。


こんなところでしょうか。
「ローマ人の物語」は、単行本をあと2冊残すのみなので、今月には読み切ることができるかな。今はローマ繋がりでアーシュラ・K・ル=グウィンの「ラウィーニア」を読み始めてます。これを読んだら「アエネーイス」を再読したくなっちゃうかもしれないな、なんて思いつつ... 楽しみです。

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