Catégories:“2004年”

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9編が収められた短編集。私は見てないのですが、表題作は映画化もされましたねー。
先日の「残花亭日暦」で、久しぶりに田辺聖子さんの小説を読みたくなって、積んでた本の中から引っ張り出してきたのですが、でもこれはそれほどでもありませんでした...。以前大好きだった作品では、もっと女性たちに惹き込まれたのに、今回はそれがほとんどなくて。なんで? 短編のせい? それとも自分がトシを取ったせい? でも9編のうち、「恋の棺」だけは、「コレだ!!」と思える作品でした。この話、ダントツで好きだなあ。でもそう思えたのが1編だけとは、やっぱりちょっとサビシイなあ。(角川文庫)


+既読の田辺聖子作品の感想+
「残花亭日暦」田辺聖子
「ジョゼと虎と魚たち」田辺聖子

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平安時代を舞台にした、陰陽寮きっての術士・弓削是雄の物語。陰陽師といえば、これまで安倍晴明の話しか読んだことがなくて、弓削是雄? えーと、「弓削」は知ってるけど、本当に「是雄」って名前だっけ...? 程度だったんですが (注:レッキとした実在の人物です)、や、想像以上に面白かったです。文庫にして218ページという短い作品なんですけど、その短さを感じさせないというか、この長さに不足を感じさせない起承転結というか、これはいいですねえ。弓削是雄を主人公にした鬼シリーズというのがあるらしくて、これはぜひとも読んで見たくなっちゃった。薄い本だし、ものすごーく期待してたわけじゃなかったのに(分厚い本好き)、なんだか得した気分だわ!(講談社文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「白妖鬼」高橋克彦
「鬼」高橋克彦
「空中鬼」高橋克彦

+既読の高橋克彦作品の感想+
「闇から招く声」高橋克彦
「火怨 北の燿星アテルイ」上下 高橋克彦
「天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男・九戸政実」1~3 高橋克彦
「炎立つ」1~5 高橋克彦
「風の陣」1~3 高橋克彦
Livreに、これ以前の作品の感想があります)

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くまのパディントンのシリーズの作者のパンプルムース氏シリーズ第2弾。1作目「パンプルムース氏のおすすめ料理」と一緒に買っていたのに、1作目を読んでから丸3年も間があいてしまいました... というのは、ひとえに1作目がパディントンの可愛らしさからは想像もつかないほど、アダルト~な場面満載だったせい...。(しかもあまり上品とは)
ずっと積みっ放しだし、そろそろ読まなくちゃ、と読み始めたんですが、今回もそういうアダルト~な場面が...? と、最初はかなりの警戒態勢。話としては、フランスのグルメ雑誌の覆面調査員をしているパンプルムース氏が、編集長直々の頼みで、編集長夫人の叔母の経営してるホテルを立て直しに行くことになるのですが... えっ、ホテルの料理に媚薬が?! そしてその媚薬がまず効いてしまったのは、なんと同行していた犬のポムフリット!? ひええええ。(ポムフリットは、パンプルムース氏が食事をする時、いつもテーブルの下で食事を分けてもらっているのです)
でも読み終わってみると、今回は十分許容範囲でした。良かったー。これなら楽しく読めます。必要以上のアダルト~な場面さえなければ、フランスのロワール地方のガイド&グルメな料理とワインがたっぷりですからね。シトロエンの2CV、さぞかしこの風景に似合うんだろうな。ということで、やっぱり艶っぽい場面は、今後もこの程度でさらっと流してくれるととってもありがたいな。(創元推理文庫)

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殺し屋ケラーシリーズの長編。前回は連作短編で、殺しをするために新しい土地に行くたびに、その土地が気に入って不動産屋めぐりをしてしまうケラーが可笑しかったんですが、今回はそういうのはありませんでした。でもやっぱり変なキャラクターです、ケラーって。普段はごくごく常識的な生活を送っている普通の人だし、目下の趣味は切手蒐集。仕事が入ると、まるで普通の出張に行くみたいに出かけていくんですもん。でもその仕事ぶりを見てると、殺し屋という仕事はやっぱり天職なんですよね。一体この造形ってリアリティがあるのかないのか... いや、きっと本物の殺し屋もこんな人物に違いない。じゃなくて、こういう殺し屋もいるに違いない。(笑)
前作の「殺し屋」の方が良かったような気もするし、マット・スカダーや泥棒バーニーに比べると負けてる気はするんだけど、でもやっぱり面白かった。仕事を回してくれるドットとの会話も楽しいんですよね。で、前半、まるで連作短編集のようだなーと思ったら、本当に短編として雑誌に掲載されてたんですね。そういえばジャーロにも載ってた気がするなあ。(二見文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「殺し屋」......ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「殺しのリスト」ローレンス・ブロック

+既読のローレンス・ブロック作品の感想+
「死者の長い列」ローレンス・ブロック
「処刑宣告」ローレンス・ブロック
「砕かれた街」上下 ローレンス・ブロック
Livreにマット・スカダーシリーズ、「泥棒は野球カードを集める」の感想があります)

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ある朝気がついてみたら、頭のてっぺんに芽が出ていた女の子の話。最初は友達の反応を楽しみにちょっとウキウキしてたのに、誰にも見えないと知ってガッカリ。嫌になってプチンと抜いても、後から後から生えてきちゃう... という、話。10分ぐらいで読めてしまう、絵本のような1冊です。女の子の、ウキウキしたりしょぼんとしたりする姿が可愛いんですよね。こういう本は疲れてる時にもぴったり。なんだかほっとするなあ。(新潮文庫)

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お久しぶりの田辺聖子さん。以前は大好きでよく読んでたのに、気がついたらいつの間にか、あまり手に取らなくなってました。もう、何を読んだのかも良く分からなくなってるんですけど、その中でも特に「私的生活」「苺をつぶしながら」「日毎の美女」は大好きで、表紙が擦り切れるぐらい読んでたんですよねー。独特のほんわりした大阪弁も大好きで。
この本は、田辺聖子さん初の日記。「これ、なかなか良かったよ」とポンと渡されたので、最初はそれしか知らなかったんです。前半は、仕事のことと家族のことが中心。執筆に対談に講演会に文学賞の選考員にと、言わば分刻みのスケジュールをこなしてらっしゃる田辺さんですが、ご主人は車椅子生活だし、お母様も100歳近いから大変そう。でも常に前向きだし、楽しいこと明るいことを大切にしているのが、田辺さんらしくって素敵。で、田辺さんが小説を書き続けているのは、好きなタイプの男性や女性を書きたいからだというクダリで、「おお、なるほど?」と、好きな登場人物たちを思い出してみたり。
後半は、なんとご主人の介護日記でした。わー、吸入とか吸引とか、懐かしい言葉。という私も、そういえば、ほんの数年前は介護に明け暮れてたのでした... や、別に1人でやってたわけじゃないし、仕事もフルでしてたので、明け暮れてたわけではないんですけど(笑)、なんか遠い昔のことみたい。でもこの雰囲気はすごく分かります。周囲の人たちに助けられながら、時には飲みにも行きながら、仕事量を減らしたりすることもなく頑張ってらっしゃる田辺さん。きっとここで「せめてもうちょっと仕事量を減らせば...」と感じる方もいるんじゃないかと思うんですが... でも本人の体力さえもつのなら、この方が絶対いいよ。(と思う)
この本のはじめに、日記というのは、楽しいことはほんの2?3行しか書かないのに、楽しくないことを書く時は熱が入るものだ、というような趣旨のことが書かれていて、なるほどそんなものかもしれないなあ、とちょっと可笑しかったです。楽しい時も悲しい時も、田辺聖子さんはあくまでも田辺聖子さん。この日記から見えてくる姿は、私の思い描いていた田辺聖子さんの姿とぴったり重なってくれて、なんだか嬉しかったな。(角川書店)


+既読の田辺聖子作品の感想+
「残花亭日暦」田辺聖子
「ジョゼと虎と魚たち」田辺聖子

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修道士カドフェルシリーズ7作目と8作目。
7冊目は昨日読み終わってたんですけど、だんだん書きにくくなってきたので一緒に。(シリーズ物ってムズカシイー)
ええと、この2冊は女性がすごく印象的でした。家を守り、夫に仕え、子供を育てるのが女性の最大の仕事だったこの時代、それでも自分の運命を勝ち取るためにあがいている女性たちもいたというのが、なんか嬉しい。カドフェルがいる地方はかなり平穏なんですが、時代もかなり動いているようです。でも私、この頃のイギリスの歴史ってあんまり知らないんですよね。それってやっぱりちょっと勿体無いかも... と思い始めたので、シリーズの次の本に行く前に、軽くおさらいしておこうと思います。まあ、5冊立て続けに読んだことだし、ここらでちょっと一休み。そろそろ違う本に行ってみようっと。(光文社文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「聖女の遺骨求む」「死体が多すぎる」「修道士の頭巾」...ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「聖ペテロ祭殺人事件」エリス・ピーターズ
「死を呼ぶ婚礼」エリス・ピーターズ
「氷のなかの処女」エリス・ピーターズ
「聖域の雀」「悪魔の見習い修道士」エリス・ピーターズ
「死者の身代金」「憎しみの巡礼」エリス・ピーターズ
「秘跡」「門前通りのカラス」エリス・ピーターズ
「代価はバラ一輪」エリス・ピーターズ
「アイトン・フォレストの隠者」エリス・ピーターズ
「ハルイン修道士の告白」エリス・ピーターズ
「異端の徒弟」エリス・ピーターズ
「陶工の畑」「デーン人の夏」エリス・ピーターズ
「聖なる泥棒」「背教者カドフェル」エリス・ピータース
「修道士カドフェルの出現」エリス・ピーターズ

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