Catégories:“2004年”

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まるっきり初めての藤堂志津子さん。この間なぜか突然貸してもらった本。よく知らない作家さんだし、借り物でもなかったら、きっと自分からは読まなかっただろうなあと思うんですけど、「ジェーン・エア」を書いたシャーロット・ブロンテ、「嵐が丘」を書いたエミリー・ブロンテ、末っ子のアン・ブロンテ、そしてシャーロットとエミリーの間にいた男の子・ブランウェルという、4人の「ブロンテきょうだい」が重要なモチーフとなっているようだったので、ちょっと楽しみに読み始めました。
...で、読んでみて。
ちょっぴりほろ苦さの残る、恋愛小説でした。肝心のブロンテきょうだいに関しては、それほどでもなかったのが残念でしたが、でもむしろもっとストレートに、主人公の気持ちとか行動がどれも凄く分かるなあって、そっちがなかなか良かったです。(文春文庫)

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魔法の国ザンスシリーズの1作目。前々から名前は知ってたんですけど、ようやく読みました。いやあ、この世界は凄いなあ。普通ファンタジーに出てくる魔法使いといえば、1人で色んな魔法が使えるのが普通ですよね。でもこの作品にはそういう万能な魔法使いはいなくて、基本的に1人につき1種類。でも住人全員が魔法の力を持ってるんです。しかも人間だけでなく、ザンスに住んでいる動物や昆虫、木や草といった植物から、岩や水といった無生物に至るまで魔法の力を持ってるんですよー。迂闊に行動できません。うっかり腰を下ろした草むらが、肉食草だったりするんですもん。怖い怖い。
基本的には、主人公の成長物語なんですけど、善悪がそんなに単純には分けられないというのもいいし、明るくて楽しい雰囲気も良かったです。これは続きも読んでみたくなりました。...んー、でもまだ絶版でもないのに、amazonでもbk1でも画像が出ませんね... もしかして、入手ができなくなる日も近いのかしら?(ハヤカワ文庫FT)


+シリーズ既刊の感想+
「カメレオンの呪文 魔法の国ザンス1」ピアズ・アンソニイ
「カメレオンの呪文」「魔王の聖域」「ルーグナ城の秘密」ピアズ・アンソニイ
「魔法の通廊」「人喰い鬼の探索」ピアズ・アンソニイ
「夢馬の使命」「王女とドラゴン」ピアズ・アンソニイ

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プテステ2の同名のゲームのノベライズ作品。 R.P.G.的な冒険ファンタジー「ブレイブ・ストーリー」はとても面白かったし、この作品を読むのも楽しみにしていたのですが、ちょっと勝手が違ったかな...。ICOというゲームを知らないせい? んんー、それだけじゃないような気がする。なんだか登場人物や舞台の情景が、ものすごく遠くに感じられてしまったんですよね。ファンタジー好きなんだけどなー。残念だなー。ゲームを知ってる人の感想が聞いてみたいな。(講談社)


+既読の宮部みゆき作品の感想+
「ICO 霧の城」宮部みゆき
「あかんべえ」上下 宮部みゆき
Livreに、これ以前の作品の感想があります)

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この作品の探偵となるのは、南美希風。南美希風といえば、「OZの迷宮」にもちらりと登場していた彼ですね! ページ数にして230ページ足らずという短い作品ながらも、なかなか小気味の良い本格ミステリだったと思います。警察が最初に疑う人物に関しては「えーっ」って感じでしたけど(だってまるで、時代劇で、殺された人物のそばに手ぬぐいが落ちてたから、その手ぬぐいの持ち主が犯人って感じなんだもの・笑)、でも、いささか冷たすぎるぐらいの推理によって、可能性が1つずつ着実に潰されていくところも良かったかと。登場人物たちのアリバイがそれぞれに関連していて、容易には崩せないというのも。
あとがきによると、火だけでなく、今後水や地、風の神にも登場してもらうようなことが書いてありました。その時は南美希風のシリーズ物になるのかな? 南美希風という人物に関しては、まだまだ実体を掴めないでいるんですが、でも楽しみ。(光文社)


+既読の柄刀一作品の感想+
Livreに、これ以前の全作品の感想があります)

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いしいしんじさんの本は4冊目。それぞれにとても良い作品なんですが、でもこれが一番素直に良かったです。するんと入り込んできて、暖かくて、懐かしくて、まるで子供の頃好きだった海外物のファンタジーを読んでるみたいな感覚。で、読みながらなぜかずっと思い浮かべていたのは、カレル・チャペックの「長い長いお医者さんの話」なのでした。特に似てるわけでもないのになんでだろう。(笑)
この物語の主人公は、トリツカレ男というあだ名のジュゼッペ。なんでトリツカレ男かといえば、何かに取り付かれては、尋常ではないハマり方をしてしまうから。ある春の朝ラジオから流れてきたオペラにハマって一日中オペラ調に歌い続けていたかと思うと、今度は夏の終わり、空き地にいたバッタを見て三段跳びに取り付かれて、世界新記録を出しちゃったりします。その他にも探偵ごっこや昆虫採集、外国語、なぞなぞ、潮干狩り、綱渡り...  と、取り付かれるものは様々。そんな彼がある日取り付かれたのは、公園で風船売りをしていた少女・ペチカ。
いや、もうほんと、純粋で真っ直ぐなジュゼッペの姿が、見てると切なくて苦しくなっちゃうんだけど、でもそれ以上に、すごく温かくて幸せな気持ちになれるお話なんですよ、ほんと。これはいいなあ。好きだなあ。(ビリケン出版)


+既読のいしいしんじ作品の感想+
「トリツカレ男」いしいしんじ
「絵描きの植田さん」いしいしんじ・植田真
Livreに 「ぶらんこ乗り」「麦ふみクーツェ」「プラネタリウムのふたご」の感想があります)

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建築探偵シリーズの14作目。今回は、神代教授の視点が中心。時系列的には、「綺羅の柩」の終わり頃から始まって、「Ave Maria」とすっぽり重なる感じ。今回面白かったのは、何といっても同潤会アパートに関する部分ですね。実は、私が生まれて最初に住んでいたのが、表参道の同潤会アパートなんですよー。だからやっぱり興味もあるし、その辺りの話がすごく面白かったです。...で、肝心のストーリーの方は、それに比べると少しボヤけてるような感じだったかな...。それにイズミとミズキがね... 水戸黄門の「もういいでしょう」という気持ち。(謎)
この作品で、シリーズ第2部完結編なんですって。調べてみると、「原罪の庭」で第1部が終わっていたんですね。もちろんここで区切りっていうのもいいんだけど、むしろ「Ave Maria」で区切ったら良かったのに。で、実は主役は蒼だったのだ...!とか。ダメかしら。(笑)(講談社ノベルス)


+シリーズ既刊の感想+
「仮面の島」「センティメンタル・ブルー」「月蝕の窓」「綺羅の柩」「angels」......ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「Ave Maria」篠田真由美
「失楽の街」篠田真由美

+既読の篠田真由美作品の感想+
Livreに「幻想建築術」「魔女の死んだ家」龍緋比古シリーズの感想があります)

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建築探偵シリーズの13作目。今回は蒼の話。薬師寺家事件の時効を目前に、ちょっと周囲が騒がしくなってきてます。冒頭にも明記されてるんですけど、シリーズ5作目の「原罪の庭」のネタバレになってるので、これだけを単独で読んじゃダメという作品。
蒼が年齢の割に子供っぽいという指摘は多かったようだし、まあ、確かに私もそう思ってたんですけど、あれは個性(もしくは作者の好み)かと思ってました...(^^;。「原罪の庭」は、シリーズの中でも特に好きな作品なんですが、それ以上あまりいじって欲しくないという気持ちも凄くあって、最初これが蒼の話と知った時は、あまり読みたくなくなっちゃったんですよね。でもいざ読んでみたら、思っていたよりもずっと良かったです。
でもねー、あの翳くんとの友情表現がコッパズカシすぎる...!それに、あとがきで、同人誌に書いた話(もちろんこのシリーズで、でもノベルスや文庫には収録されない話)について触れるのって... どうなんでしょう? 前から分かってることとは言え、ちょっと反則じゃないかなあって思っちゃうんですけど。(講談社ノベルス)


+シリーズ既刊の感想+
「仮面の島」「センティメンタル・ブルー」「月蝕の窓」「綺羅の柩」「angels」......ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「Ave Maria」篠田真由美
「失楽の街」篠田真由美

+既読の篠田真由美作品の感想+
Livreに「幻想建築術」「魔女の死んだ家」龍緋比古シリーズの感想があります)

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