Catégories:“2005年”

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猫の事件簿シリーズ2冊目。今度は9編が収められていて、この中の作家で知ってたのはエドワード・D・ホックだけ。というか、そもそもこのアンソロジーは、エドワード・D・ホックが目当てだったんですよね。「怪盗ニック」のシリーズを読んで、それがすごく面白かったので。で、やっぱりこの人の短編は抜群に上手いです! 長編好きの私でも色々と読んでみたくなっちゃうぐらい。やっぱりサム・ホーソーンのシリーズも読んでみなくちゃいけないなあ。
あと気に入ったのは、シャーリン・マクラムの「ただでは死なない」、ジョン・F・スーターの「非情の雨」。ホラー調のB・W・バッティンの「報い」もなかなか良かったです... が、この3人の作品もほとんど日本に紹介されてないらしい... これじゃあ新しい出会いにならないよぅ。ダメじゃん!(二見文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「猫の事件簿」ピーター・ラヴゼイ他
「貴婦人のペルシャ猫」エドワード・D・ホック他
「魔女のオレンジ猫」シャーロット・マクラウド他
「宝石商の猫」ウィリアム・L・デアンドリア他
「猫が消える町」「inハリウッド 猫の事件簿」ナンシー・ピカード他

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猫にまつわるミステリばかり17編が収められた短編集。アンソロジーってお初の作家さんとの出会いの場として凄くいいと思うし、私もキレの良い短編は大好き。でもね、やっぱり長編の方が好きなんですよー。積読本の中から次の本を選ぶ時も、つい長編を手に取ってしまって、短編集が残りがち。 ...なのに! なぜ買ってしまうのかしら、私ってばー。
この本は「猫の事件簿」シリーズになってるんですけど、全部で6冊出てて、6冊とも持ってるんですよぅ。や、「猫」という言葉に惹かれて魔が差したのは、自分でもよーっく分かってるんですが...。(^^ゞ

で、いざ読み始めて。んんっ、これはなかなかいい感じ?
17編のうち、私が知ってる作家はピーター・ラヴゼイだけだったんですけど、でも全体的になかなか良かったような。このシリーズ、マーティン・H・グリーンバーグとエド・ゴーマンの2人が編集してるんですけど、以前読んだエド・ゴーマン編のアンソロジー2冊もなかなか良かったんですよね。もしかしたら好みが合うのかしら。これは他の5冊も楽しめそうな予感... 良かった!(ほっ)
中でも特に気に入ったのは、ドロシー・B・ヒューズの「いたずら猫の大作戦」と、デヴィッド・H.エヴァースンの「猫さらい」。この2人の作品は他にも読んでみたくなりました... が、2人とも全然作品が日本に紹介されてないらしい。ドロシー・B・ヒューズは短編がいくつか翻訳されてるみたいだけど、デヴィッド・H.エヴァースンに至っては、この「猫さらい」1編だけ?!そんなあ、殺生な。このユーモア感覚、絶対好きな感じなのにー。
あと、ビル・プロンジーニの「猫は幽霊がきらい」も結構良かったです。これは「名無しの探偵(オプ)」シリーズなんですって。そういうのもあるのね。覚えておこうっと。(二見文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「猫の事件簿」ピーター・ラヴゼイ他
「貴婦人のペルシャ猫」エドワード・D・ホック他
「魔女のオレンジ猫」シャーロット・マクラウド他
「宝石商の猫」ウィリアム・L・デアンドリア他
「猫が消える町」「inハリウッド 猫の事件簿」ナンシー・ピカード他

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まず普通に光瀬龍さんの小説の方を読んだんですが、難しかったです...。というか、中盤までは良かったんですけど、終盤のカタカナの会話を読むのがしんどくてねえ(^^;。結局、萩尾望都さんのコミック版も読んでしまいましたよー。
や、このコミック版、いいとは聞いてたんですけど、ほんとすごく良かったです! こんな風に原作のエッセンスを掬い上げてコミックにするんだあーと、そこんとこにまずすごく感動してしまったわ。「小説→映画」もそうだと思うんですけど、文章から絵(映像)にするのって表現方法を全く変えるわけだし、物凄くセンスが問われますよね。これはすごいなー。もちろん原作があるからこそなんですけど、コミック版の方が洗練されてる気がします。それに原作でひっかかってた部分が、コミック版では直ってたのが、またポイント高し、なのでした。(たとえば「予言者」→「預言者」とか)
でもこれの感想を書くのは難しいなあ。あと2~3回読み返さないとダメかも。でもこのスケールには圧倒されたし、阿修羅が良かったです。(ハヤカワ文庫・秋田文庫)

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明治30年代を舞台に、「食道楽」という本邦初の美食小説を書いた実在の小説家・村井弦斎が探偵役となる連作ミステリ。弦斎は、丁度シャーロック・ホームズみたいな感じですね。弦斎と一緒に行動する友人・山田文彦が医学助手をしてるというところは、ワトソン役にぴったりだし。(笑)
伊藤博文や大隈重信といった明治期の立役者も登場しますし、あと松本良順(この頃は松本順という名前)とか、元新撰組隊士の甥という人物とかね。「美食探偵」というタイトルの割には、美食部分にはそれほどそそられなかったんですけど(これだけは残念)、でも村井弦斎がこの作品の中で執筆している「食道楽」にはすごく興味が湧いたし、ミステリとしてもそれほど凝ってるわけじゃないんだけど、素朴なところが逆にとても魅力的。文明開化の時代の空気を楽しめる、気持ち良い作品でした。これはシリーズ化はしないのかな? うーん、やっぱりしないかしら。「その後」を描いて欲しい気もするし、でもここでやめておく方が余韻が楽しめていいような気もするし... どうかしら。(講談社文庫)

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兄の家に行ったら、姪の本棚にこの3冊が! 丁度掲示板で話題になってたこともあり、思わず読んでしまいましたよー。
いえ、今までにも読んだことはあったんですけど、この3冊は自分では持ってなかったので、図書館で読んだっきりだったんですよね。それにこの本、読む時期をすっかり逸してしまって勿体ないことしちゃったんです。これはやっぱり小学校の1~2年には読んでおいた方がいいですね。平仮名ばかりの本だから、漢字の本を読むようになってから読むのはちょっとツライものが...。やっぱりどんな本でも、読む時期って重要ですね。一番楽しめる時期に読まないと勿体ない!(特に児童書は。)
...とはいえ、今読んでもやっぱり面白かったです。絵も可愛いし、地図を見てるだけでもワクワクするし♪
で、さっきamazonで画像を探しがてらレビューを読んでたんですけど、世の中のお母さんがたは、小さなお子さんにこういう本を読み聞かせしてあげてるんですね。うちの母親、本の読み聞かせなんてほとんどしてくれなかったんです。こんな本を読んでもらえるなんて、羨ましいぞー!(福音館書店)

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シブミとは、「渋み」のこと。父はドイツ人で母はロシア貴族、しかし日本人の心を持つという暗殺者が登場。このシブミという言葉がちょっと微妙なんですけど、でも「侘び寂び」みたいな直接的な言葉でない分、実は良かったのかも。西洋人が書いた「日本」にしては、驚くほど違和感がないです。トレヴェニアン自身が、主人公と同じように戦中戦後の日本に暮らしていたことがあるんじゃないかってぐらい。特に桜の花に対する情感なんて、とっても日本的なんですよー。
既読の「バスク、真夏の死」「夢果つる街」に比べて若干読みにくかったのですが、大きな流れ小さな流れ共に「おお!」という場面があり、最終的にはやっぱり面白かったです。ただちょっと残念だったのは、途中で出てくる「裸-殺」というワザについて詳細に書かれていないこと。でも危険な登山場面を描いたら、映画化の時に若く優秀な登山家が1人死亡(多分「アイガー・サンクション」ですね)、美術館から絵画を盗む話を描いたら、まさにその方法でミラノの美術館から絵が盗まれた(「ルー・サクション」かな?) ということもあったって、原注にありました。やっぱりそういう危険性って常にあるものなんですね。そういや、ドナルド・E・ウェストレイクの「ジミー・ザ・キッド」でも、誘拐ミステリを読んだ登場人物が、それをそのまま実行してみようなんて思っちゃう話だったもんなあ。実際やってみたくなる人って、思ってる以上に多いのかも。(ってか、1人でも真似したら大変なんだよね...(^^;)(ハヤカワ文庫NV)


+既読のトレヴェニアン作品の感想+
「夢果つる街」トレヴェニアン
「シブミ」上下 トレヴェニアン
「ワイオミングの惨劇」トレヴェニアン
Livreに「バスク、真夏の死」の感想があります)

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ドイツの音楽大学のバイオリン講師のテオが同僚に手渡されたのは、ブエノスアイレスの教会で録音したというオルガンの演奏の入ったディスク。現地に住む音楽雑誌の記者が偶然耳にして感動し、本格的な音楽家の意見も聞いてみたいと送ってきたのです。テオはオルガン科のラインベルガー教授にディスクを聞いてもらうことを約束をし、9年ぶりに教授に連絡をとることに...。

ということで、第10回ファンタジーノベル大賞受賞作。ハードカバーの時は三人称で書かれていた作品を、文庫化に当たって一人称に全面改稿したんだそうです。
この作品の「オルガニスト」が弾くのは、オルガンはオルガンでも、昔小学校の音楽室にあったようなオルガンではなくて(今もあるのかしら? 笑)、教会のパイプオルガン。パイプオルガンっていいですよね。でもって、やっぱりパイプオルガンにはバッハが良く似合いますよね! ピアノを習ったことのある方なら、バッハのインヴェンションを練習した方も多いと思うんですが、私の周囲ではものすごーく評判が悪かったあのインヴェンションを実は私、大好きだったんです。だから全体を流れるバッハの響きが、読んでいてすごく心地良かったです。...でもさすが日本ファンタジーノベル大賞、単純な話じゃありません。前半は青春小説風なんですけど、後半はもう全然思わぬ方向へと展開してびっくり。それでもバッハの響きが似合うのが、またびっくり。バッハって思ってた以上に懐が深いのかもしれないなあ。
この展開は完全に好き嫌いが分かれそうだし、私もそれに関しては全面的に賛成ってわけでもないんだけど(ネタばれになりそうで怖いよぅ)、それでも切なかったし、やっぱりこの雰囲気が好きですね。パイプオルガン、一度でいいから弾いてみたーい。(新潮文庫)


+既読の山之口洋作品の感想+
「オルガニスト」山之口洋
「0番目の男」山之口洋
「天平冥所図会」山之口洋

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