Catégories:“2005年”

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ちょっぴり疲れ気味なので、「陋巷に在り」はまたしても一休み。残りあと3冊なので、読むのが惜しくなったという話も...?(笑)
ということで、今日は笹生陽子さんの「サンネンイチゴ」です。内向的で友達を作るのが苦手。色々と思ってはいても、なかなか口に出しては言えない、中学2年生のナオミが主人公。先生に理不尽にいびられてるクラスメートを見た時も、心の中では勇ましく啖呵を切ってるのに、現実のナオミは何も言えないまま。そんなナオミですが、ある時カバンを盗まれたことから、学年一の問題児のアサミや、アサミの彼氏というウワサのヅカちんと話すようになって... という話。
物語の中には重い問題も色々と含まれてるんですけど、さらりと描かれてるので読後感はとても爽やか。本当にこれでいいのか...?と思う部分もあるんだけど、でもナオミの成長物語としては、やっぱりこれでいいんでしょうね。こういう話って、どこまで掘り下げるかによってまるで印象が違ってきますよね。例えば先生が生徒をいじめる話といえば、まず乙一さんの「死にぞこないの青」が浮かんだんですけど、さすがにあそこまでいっちゃうとね...。やっぱりこの爽やかさが笹生さんの持ち味なんでしょうね。読み終わった時に明るい気持ちになれる作品です。(理論社)

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9巻「眩の巻」と10巻「命の巻」。
7巻8巻のゴタゴタも9巻でようやく片がついて、それからはちょっと中休み的な流れになります。でもここでの出来事が、孔子のその後に大きく影響してきそうな予感。それに、今まで名前しか登場してなかった孔子の母親・徴在の話がここに来て語られることになります。で、この徴在がまたいい味出してるんですよね。酒見さんの描く女性って、すごく魅力的ですねー。前の巻に出てきた女神もすっごくかっこよかったし、悪役の子蓉も、他の男性悪役を完全に食っちゃってるし、そういえば、「後宮小説」でも女性が良かったんですよね。銀河も可愛かったし、そのルームメイトもそれぞれに個性的で好きだったし♪(新潮文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「陋巷に在り」1・2 酒見賢一
「陋巷に在り」3・4 酒見賢一
「陋巷に在り」5・6 酒見賢一
「陋巷に在り」7・8 酒見賢一
「陋巷に在り」9・10 酒見賢一
「陋巷に在り」11・12 酒見賢一
「陋巷に在り」13 酒見賢一

+既読の酒見賢一作品の感想+
「語り手の事情」酒見賢一
「聖母の部隊」酒見賢一
「ピュタゴラスの旅」酒見賢一
「泣き虫弱虫諸葛孔明」酒見賢一
「中国雑話 中国的思想」酒見賢一
Livreに「後宮小説」「墨攻」「童貞」「周公旦」の感想があります)

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土日は一休みしてたんですが、再び「陋巷に在り」です。今日は7巻「医の巻」と8巻「冥の巻」なんですが... うひゃー、面白いっ。これまでもまあ面白かったんですが、ここに来て一気に盛り上がってます。これは全13巻の中でも、屈指の見せ場なんじゃないかしらー。南方から医者が来て、子蓉が妤という女の子にかけた媚術の治療をするんですけど、この治療がすごい呪術決戦なんですよ。もうほんと物凄い緊迫感で全然目が離せないし、読んでる間に思わず息を止めてしまうので窒息してしまいそう。(←おばか) 作者の解説部分にきて、ようやく一息つけるって感じなのです。強烈な個性を発散してる医者もいいし、現代医学とはまるで違う、この時代の医術というのも面白いです。顔回も、とうとう冥界まで行っちゃうしねえ。凄いなあ。神話や何かで冥界に行くエピソードって時々あるけど、これはその中でも屈指じゃないかな?
で、8巻巻末には、この作品が小説新潮に連載されていた時の挿絵も載ってるんですが、これが南伸坊さんの絵なんですよー。やっぱりこの方の絵はめっちゃ好きです。なんとも言えない味わいがあっていいですね。諸星大二郎さんの表紙も評判いいけど、個人的にはこの挿絵で読みたかったな。(新潮文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「陋巷に在り」1・2 酒見賢一
「陋巷に在り」3・4 酒見賢一
「陋巷に在り」5・6 酒見賢一
「陋巷に在り」7・8 酒見賢一
「陋巷に在り」9・10 酒見賢一
「陋巷に在り」11・12 酒見賢一
「陋巷に在り」13 酒見賢一

+既読の酒見賢一作品の感想+
「語り手の事情」酒見賢一
「聖母の部隊」酒見賢一
「ピュタゴラスの旅」酒見賢一
「泣き虫弱虫諸葛孔明」酒見賢一
「中国雑話 中国的思想」酒見賢一
Livreに「後宮小説」「墨攻」「童貞」「周公旦」の感想があります)

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ナイトメアー・ビフォア・クリスマスは、去年のクリスマスに観たビデオの絵本版。あのティム・バートン監督が描いた絵本というだけあって、中身は映画と基本的に一緒。やっぱり可愛いです。ダークなんだけど、無茶無茶可愛い。何とも愛嬌があるんですよねえ。でも、犬のゼロの鼻にかぼちゃちょうちんが付いてるなんて知らなかった! しかもこれが本当に役に立つんですね。可笑しーい♪
「オイスター・ボーイの憂鬱な死」の方も、ティム・バートン作の絵本。可愛いイラストと小さくて詩的な物語。でもこれは子供にはあまり... ですね。可愛いんだけど、でもすごくブラックでシニカルなんだもん。生臭くて親にも嫌われてるオイスター・ボーイの話を始め、両眼に釘がささった男の子の話とか、スティック・ボーイとマッチ・ガールが恋をして燃え尽きちゃったとか、そんな話が23編収められています。エドワード・ゴーリーが好きな人が気に入りそうなテイスト。で、ゴーリーもそうなんだけど、なんかいいですね、これは。癖になるというか。巻末に原文が載ってるから、今度はこっちをゆっくり読んでみようかな。(ビリケン出版・アップリンク)

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「陋巷に在り」に飽きたというわけじゃないんですが(笑)、しばらく見当たらなくて探してたコレをようやく見つけたので♪ ええーと、富士見シリーズの26冊目。(ですかね?) ここから第6部突入で、この本から雑誌連載ではなくなって、文庫書下ろしとのこと。やっぱり連載じゃない分、流れが分断されるところもなくて読みやすいなあ。や、前のが読みにくかったわけじゃないんですけどね。でも短編が増えてるようなのは気になってたし。
題名の「華麗なる復讐」って一体誰に復讐するんだ...?と思ってたんですけど、読んで納得。そりゃ確かに華麗だわ。でもって今回はCM撮りのために若手美形音楽家ばかりを集めたオーケストラが結成されるんですけど、これは私も見てみたかった... などと本筋とは少しズレた感想が...。(笑)(角川ルビー文庫)

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今日は5巻「媚の巻」と6巻「徒の巻」。
んんー、5巻には顔回がほとんど登場してなくて、孔子もまるでいいとこなし。悪役ばかりがのさばってて、早くなんとかしてよ!状態。でもようやく顔回が動いて、孔子もいいところを見せた6巻よりも、みんな全然いいとこナシの5巻の方が面白かったのはナゼかしら。(笑) やっぱりこの悪役がいいんでしょうねえ。読んでいる私も、実はこの話術にハマっているのかも... と思いつつ、6巻で一応なんとか収まりがついてほっと一息。これで話も一段落かな。
でも本の画像を見ると、帯に「美少女がカルト教団を結成!」なんて書いてあるけど、美少女っていうのも、どうなんでしょうねー。1つ前のエントリの4巻の帯にも「美少女を襲う鏡の魔力」なんて煽り文句が見えるけど、なんだかいかにもそういうのをウリにして興味を持たせようとしてるっていうのが見えて嫌だな。ほんとはそんな美少女じゃないはずなのに。顔は可愛いのかもしれないけど、むしろ元気一杯でやんちゃなところが魅力って感じの子のはずだったんですよ。おかしいなあ。(新潮文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「陋巷に在り」1・2 酒見賢一
「陋巷に在り」3・4 酒見賢一
「陋巷に在り」5・6 酒見賢一
「陋巷に在り」7・8 酒見賢一
「陋巷に在り」9・10 酒見賢一
「陋巷に在り」11・12 酒見賢一
「陋巷に在り」13 酒見賢一

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「語り手の事情」酒見賢一
「聖母の部隊」酒見賢一
「ピュタゴラスの旅」酒見賢一
「泣き虫弱虫諸葛孔明」酒見賢一
「中国雑話 中国的思想」酒見賢一
Livreに「後宮小説」「墨攻」「童貞」「周公旦」の感想があります)

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今日は3巻「媚の巻」と4巻「徒の巻」。
強力な媚の術を扱う美女・悪子蓉が登場します。「悪」なんて苗字だと、いかにも悪人という感じがしちゃうんですが、中国ではそれほど悪い字ではないのかな?(笑) この子蓉という女性がそりゃもうすごい人なんですよー。並み居る男たちをばったばったと、その魅力で虜にしていっちゃう。彼女が狙った男は、1人のこらず彼女にクラクラ。で、クライマックスは、顔回(主人公ね)との対決! やっぱり顔回が登場するところが面白いなあ。孔子にはそれほど魅力を感じないんですよね。1つ前の日記に書いた「乗り切れない部分」というのは、実はその孔子の部分なのかもしれないなあ、なんて思ってます。でもまあ、それはともかくとして。ちょっと不思議な感じがするのは、孔子が巨漢で異相だったというところ。孔子って、なんとなく細くて小さい人イメージだったんですけど... これって一体どこでついたイメージなのかしら? 「巨漢」とか「異相」とか出てくるたんびにドキッとします。(笑)(新潮文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「陋巷に在り」1・2 酒見賢一
「陋巷に在り」3・4 酒見賢一
「陋巷に在り」5・6 酒見賢一
「陋巷に在り」7・8 酒見賢一
「陋巷に在り」9・10 酒見賢一
「陋巷に在り」11・12 酒見賢一
「陋巷に在り」13 酒見賢一

+既読の酒見賢一作品の感想+
「語り手の事情」酒見賢一
「聖母の部隊」酒見賢一
「ピュタゴラスの旅」酒見賢一
「泣き虫弱虫諸葛孔明」酒見賢一
「中国雑話 中国的思想」酒見賢一
Livreに「後宮小説」「墨攻」「童貞」「周公旦」の感想があります)

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