Catégories:“2005年”

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ということで、昨日書いた全13巻の本というのは、この「陋巷に在り」でした♪
いやー、とうとう読み始めてしまいましたよー。中国歴史物大好きな私ですが、もちろんその歴史全体を網羅できているはずもなく(中国三千年の歴史を網羅だなんて到底無理!)、孔子に関してもほとんど知らない状態。春秋時代は好きなんだけど、今まで読んだ話は、どれも孔子の時代とは微妙にズレてるみたいなんですよね。読み始めてみても、かろうじて晏子を知ってるぐらいだったし。(これは宮城谷昌光さんの「晏子」で)
でも、なかなかいい感じです!
主人公は、孔子の一番愛されたという弟子という顔回。この青年がなかなかいい味出してるんです。普段は、日本で言えば長屋みたいなところに住んで、働きもせず、日がな一日学問をしてるだけのようなぼんやりとした青年。でも、やる時にはやってくれます。というのも、彼は実はただの勉強家ではなく、生まれながらに超自然的存在を感知できる、巫儒の術者だったのでした...!
ただ、1巻の裏のあらすじの「サイコ・ソルジャー」という言葉は、あまりそぐわないと思うんですけどね(^^;。
今日読んだのは、1巻の「儒の巻」と2巻の「呪の巻」。まだちょっぴり乗り切れてない部分もあるんですが、1巻から結構な呪術合戦が繰り広げられてて面白いし、歴史的な説明部分にも、知らなかったことが沢山あって、それがまた面白い。これからの展開が楽しみです。(新潮文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「陋巷に在り」1・2 酒見賢一
「陋巷に在り」3・4 酒見賢一
「陋巷に在り」5・6 酒見賢一
「陋巷に在り」7・8 酒見賢一
「陋巷に在り」9・10 酒見賢一
「陋巷に在り」11・12 酒見賢一
「陋巷に在り」13 酒見賢一

+既読の酒見賢一作品の感想+
「語り手の事情」酒見賢一
「聖母の部隊」酒見賢一
「ピュタゴラスの旅」酒見賢一
「泣き虫弱虫諸葛孔明」酒見賢一
「中国雑話 中国的思想」酒見賢一
Livreに「後宮小説」「墨攻」「童貞」「周公旦」の感想があります)

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中学時代の自分たちの姿を反省し、高校進学を機に「小市民」になることを決意している小鳩常悟郎と小山内ゆき。しかしなるべくひっそりと過ごそうとする2人ですが、謎の方が彼らを放っておいてくれず... という話。同じ米澤さんの古典部シリーズと同じく、高校を舞台にした日常の謎系の青春小説。題名もインパクトあるけど、この表紙も可愛いなあ。
常悟郎は中学時代名探偵として目立ってたらしいのがすぐに分かるんだけど、小山内さんは一体何があったんだ...?!と、日常の謎よりも、そっちに興味津々な私。(笑) んんー、日常の謎の方は、古典部シリーズに比べるとちょっと色褪せて感じられちゃったかな... あ、でもそれが小市民の小市民たる所以なのか?? それでも最後の幕引きは鮮やかで、まさに「春期限定いちごタルト事件」でした。ただ気になったのは、2人の過去を知る人間がなんでこんなに少ないのかということですね。常悟郎の小学校時代の級友が1人出てくるだけなんですもん。同じ中学の人間はことごとく入試に落ちてしまったの? あと、小山内さんの小学校時代の友達とかは...??
爪を隠したこの2人を見ていると、なんとなく西尾維新さんの「魔法少女りすか」を思い出しました。常悟郎と創貴って、ちょっぴり似てません? あ、似てないかなー...(^^;。(創元推理文庫)


これでちょっとは勢いがついたかな? ということで、次は長~いのを行きます。全13巻なんですけど、ぼちぼちと古本屋で集めてたら12巻まで揃ったので。んんー、一気に読めるかしら。これで一気に波に乗りたいところですが♪
さて、私は何を読むのでしょう。...答は明日分かります。(笑)


+シリーズ既刊の感想+
「春期限定いちごタルト事件」米澤穂信
「夏期限定トロピカルパフェ事件」米澤穂信

+既読の米澤穂信作品の感想+
「犬はどこだ」米澤穂信
「クドリャフカの順番 『十文字』事件」米澤穂信
「ボトルネック」米澤穂信
「遠まわりする雛」米澤穂信
「インシテミル」米澤穂信
Livreに「氷菓」「愚者のエンドロール」「さよなら妖精」の感想があります)

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ある日、人間の少女に姿を見られてしまった人魚が、掟を破ったということで人間の姿に変えられて海の世界から陸の世界へと追放されてしまいます。そして海辺に倒れている元人魚を助けたのは、耳が不自由な女の子、という物語。何ともファンタジックなおとぎ話なんですが、障害者が登場するところが現代的ですね。でもって、そんな少女たちの成長物語にもなっているところも、全然無理がなくていい感じ。でもそれよりも何よりも、何とも叙情的で美しいです。妖しいとか耽美とかではなくて、もっとほんわりとした暖かい感じ。やっぱりヨーレンはいいかもしれないなあ。(ハヤカワ文庫FT)


+既読のジェイン・ヨーレン作品の感想+
「夢織り女」ジェイン・ヨーレン
「水晶の涙」ジェイン・ヨーレン
「三つの魔法」ジェイン・ヨーレン
「光と闇の姉妹」「白い女神」ジェイン・ヨーレン
「月夜のみみずく」ジェイン・ヨーレン ショーエンヘール

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同一の創作神話世界・フォワイエルを舞台にした3つの物語。読み始めた途端、うわあ、これ好き!と思いました... いやん、いいです、コレ。なんでこんな本が絶版なんでしょう。しかも続きはないんですか!! 調べてみると、ハヤカワ文庫ハィ!ブックスから、「リュスリナの剣〈1〉暁の書」というのが出てるらしいんですけど... 〈1〉だけ? その続きはどうなってるんでしょう? いやん、読みたーい。
とにかくとても端整で美しい描写。読みながらタニス・リーを思い起こしていたんですが、でも闇のタニス・リーに対して、月明かりを感じるような...。
3つの物語は直接的な繋がりはなくて、舞台となる場所も違えば時代も違うんですが、1つの同じ世界で繋がっています。登場人物たちよりもむしろ、この世界そのものが主役という感じ。うーん、やっぱりこれは好きだわあ。現代教養文庫のA&Fシリーズはまだ2冊目なんですけど、もしかして私好みの作品が揃っているのかも! この本を買っておいて、本当に良かった。これから何度となく繰り返して読むことになりそうです。(現代教養文庫)


+既読の神月摩由璃作品の感想+
「幾千の夜を超えて」神月摩由璃
「SF&ファンタジー・ガイド 摩由璃の本棚」神月摩由璃
「魔州奇譚」1・2 神月摩由璃
「花輪竜一郎さんの優雅な生活」「リュスリナの剣1」神月摩由璃

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舞台は近未来の日本。経済がすっかり破綻してしまって、日本はボロボロの内戦状態。大陸からの難民もどんどん流れ込んできてます。そんな時代の戦争孤児たちが主人公。この近未来という設定をまるで知らずに読み始めたので、最初はちょっと戸惑ったんですけど、でも勢いのある展開がすごいですねー。あまりにも「人の死」が瑣末に扱われてるので、どこかゲームを眺めているような感覚でもあるんですけどね。これって、「バトル・ロワイアル」を読んだ時とちょっと似た感覚かも。でもこのあまりにも悲惨な世界では、生きていくだけで精一杯で、死者にまで構ってられないということなんですね、きっと。
上巻と下巻では視点が変わるんですけど、大きな流れは一緒。でも上巻の「母」に対して、下巻の「父」というのが対照的なところ。登場人物たちがそれぞれにいい味を出してるのが良かったです。特に女の子がカッコ良くて。この作品、アニメにしたらヒットしそうだなあ。ええ、実写よりもアニメですね、なんとなくですが。(角川書店)

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アメリカ人が書いた中国物ということで、もしや痛々しい勘違いぶりと、物凄い違和感があるのでは... と心配してたんですけど(おぃ)、案外ほんとに中国映画にありそうな、猥雑なパワーがいっぱいの作品でした。唐初期の中国に、なんと「北京」があったり、「秦王」が登場したりするんですけど、原著には「A Novel of an Ancient China That Never Was」という副題が付いているそうだし、作者も分かっていて遊んでるんでしょうね。でもって、登場人物の名前や地名、中国特有の固有名詞などがきちんと漢字に訳されているのがありがたかったです。(この作品を翻訳するのは、さぞかし大変だったでしょうね...)
...でもやっぱりどこか読みにくかったんですよね。1冊の中に3冊分ぐらいの内容が詰め込まれてるせいなのかしら...。全体的にすごく詳細な描写なんだけど、肝心なところで一言足りないようなもどかしさ。実は以前にも、冒頭のあまりの読みにくさに一度挫折したことがあるんですが、今回も挫折しそうになりました。ものすごくテンポが良くて、いかにも楽しそうな雰囲気なのに、それが堪能できなくて残念。だってね、話にようやく乗れたのが、後半3分の1なんですよー。あ、でもそこからはなかなか良かったです。それにそれまでのドタバタぶりからは想像もつかないほどの綺麗なラストシーンでした♪(ハヤカワ文庫FT)

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あらためて言うまでもないですが、「ハウルの動く城」の原作。2年ぐらい前から気になってたんだけど、ようやく読めました!
インガリーという魔法や魔法使いが普通に存在する世界が舞台で、帽子屋の長女・ソフィーが主人公。冒頭から「七リーグ靴」や「姿隠しのマント」なんかが登場して「おお!」と思っていたら、ソフィーがいきなり拗ねてます。末っ子のマーサには成功が約束されてるけど、長女の自分には可能性がないからなんですって!確かに昔からのおとぎ話だと、いつだって1番上と2番目は失敗して、末っ子が成功するっていうパターン。でもだからって、全部が全部そうだと決め付けなくてもねえ。(笑) そんな風におとぎ話を逆手にとってるのが可笑しいです♪ でも訳者あとがきで書かれていた「太陽の東 月の西」はいいんだけど(私も子供の頃に良く読んでました!)、もう1つ連想できる某ファンタジーのモチーフの方は、ちょっと違和感だったかな...。この作品に出すにはちょっと新しすぎるというか(本当は結構古い作品なんですけどね)、お手軽に見えてしまうというか。どこかバランスがしっくりこない感じがします。(ごくごく個人的な印象です!)
これは映画を観てから読んだら、きっともっと楽しめるんでしょうね。でも映画よりもとりあえず、姉妹作の「アブダラと空飛ぶ絨毯」が読みたいな。...と思ってたら、母から「この人の本は、次に何を読めばいいのかしら」という質問が。なので、とりあえずそれを買うように薦めておきました。(爆)(徳間書店)


+シリーズ既刊の感想+
「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「アブダラの空飛ぶ絨毯」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

+既読のダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の感想+
「デイルマーク王国史」1~4 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
留守中に読んだ本(18冊)(「マライアおばさん」「七人の魔法使い」「時の町の伝説」の感想)
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「いたずらロバート」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「星空から来た犬」「魔空の森ヘックスウッド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バビロンまでは何マイル」上下 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ウィルキンズの歯と呪いの魔法」「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「うちの一階には鬼がいる!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法!魔法!魔法!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ぼくとルークの一週間と一日」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「牢の中の貴婦人」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「キャットと魔法の卵」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Livreに「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「九年目の魔法」の感想があります)

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