Catégories:“2007年”

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フィンランドの国民的叙事詩カレワラを主軸に、古事記や日本書紀、さらにはギリシャ神話や北欧神話など世界各地に伝わる神話や民間伝承を比較し、共通するモチーフを抽出していく本。 現在一般に「カレワラ」と呼ばれて知られているものは、エリアス・リョンロートによって編集されたもので、その中にはリョンロートの創作も入っているので、この本では主にカレワラ原詩を題材に、天地創生(卵生神話)、課題婚、呪的逃走、カレワラの骨格、再生、天体解放、児童神、禁室型説話、宇宙樹、 母子神、兄妹相姦、三機能という12章から考察していきます。

先日読んだ「カレワラ」(感想)の訳者である小泉保さんの著書。訳がとても良かったので、こちらも読むのを楽しみにしてたんです。世界各地に伝わる物語に、これほど沢山共通する部分があるとはちょっとびっくり。ってぐらい、類似部分を持つ神話や伝承が取り上げられていきます。これはちょっと興味深いです。でもね、何かが足りないんですよね。ほら、ここにこんな話があるよ、ほらあそこにも、って感じで共通する話を列挙するだけで、今ひとつ整理されていないような...。似たようなキーワードの話があるから、ここに突っ込んどけって感じのも目につくし。同じ章に入れるのはいいとしても、せめてもう少し話が繋がるように脈絡をつけて欲しかった。それに、いくら沢山類似点を出してきても、出しっぱなしで終わりじゃあねえ。そこから導き出される考察とか結論とかも決定的に物足りなかったです。例えばこういうモチーフには根底にこのような意味がある、とかね。そういうのが読みたいわけですよ。あともう一歩、踏み込んで欲しかったです。
それにこの題名もちょっと違いますね。これじゃあ「カレワラ神話」と「日本神話」が比較対照されているように思ってしまいそうですけど、日本神話の比重はそれほどでもないです。あくまでも主軸は「カレワラ」。「カレワラ」と、世界各地から拾ってきたエピソードの比較です。しかも、ここに登場するのは叙事詩である「カレワラ」であって、「カレワラ神話」というのはちょっと違うような気がします。ワイナミョイネンやイルマリネン、レンミンカイネンはあくまでも英雄だし、この本でも「カレワラの三英雄」って書かれてます。言葉の定義としては、「神話」だからといって必ずしも神が登場する必要はないようなんですが、フィンランドにもユマラ、ウッコ、ペッレルボイネンという神がいて、自然界の神もいるようなんですよー。ヒーシっていう悪魔も。なのにほとんど触れられていなかったのがとっても残念。私としては、その辺りが知りたかったんだけどなあ。(NHK出版)

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「大人にとって面白い」をキーワードに選ばれた古今東西のファンタジー。
やまねこ翻訳クラブといえば、児童書翻訳家をめざす人々が集まって結成されたクラブ。(サイト) 既にプロの翻訳家として活躍されてる人も多いので、そんな人たちが選んだとなると翻訳物ばかりなのでは... なんて思ってたんですが、案外違うんですねー。これはという日本の作品、しかも大人が読むといいと思うような作品が色々と入ってました。例えば酒見賢一さんの「後宮小説」や佐藤亜紀さんの「バルタザールの遍歴」... や、この2作はファンタジーノベル大賞の作品だからまだ分かるんですけど、山田太一さんの「異人たちとの夏」まで! でも、確かにファンタジーですよね、あれは。しかもとても素敵な作品。あとは恩田さんの「光の帝国」とか、村上春樹さんの「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」なんかも。タニス・リーやボリス・ヴィアンのような、海外の大人向けの作品があるのも嬉しいですねえ。とはいえ、中心に選ばれてるのは、やっぱり海外の児童向けファンタジー。私が子供の頃好きだった本も色々とあって、紹介を読んでるだけでも懐かしーい。未読の本でも、思わず読みたくなってしまうようなのがいっぱい。
分類は、シリーズ物1(1巻から順番に読むべし)、シリーズ物2(1巻ずつ完結、どこから読んでも可)、現代ファンタジー(1980年以降)、クラシックファンタジー(1979年以前)、短編集・アンソロジー、原書ガイド... この原書ガイドというのが、やまねこ翻訳クラブらしいですね。シリーズ物が2つに分かれてるのも面白いなー。順番に読まなくちゃいけないのと、順番じゃなくてもいいのが分かるのって、案外親切かもしれないですね。私自身は、どちらにしても、シリーズ物は最初からきっちり順番通りに読むと思いますが。(笑)
あとは数人の作家のクローズアップ。ここで取り上げられているのは、アーシュラ・K・ル=グイン、C.S.ルイス、J.R.R.トールキン、ミヒャエル・エンデ、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、梨木香歩、フィリップ・プルマンの7人。ほお、森絵都さんでもなく荻原規子さんでもなく寮美千子さんでもなく上橋菜穂子さんでもなく、梨木さんなのね、なんて、ちょっと感慨にふけってみたり。(笑)(マッグガーデン)

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  [amazon] [amazon] 先日エロール・ル・カインの絵本をまとめ読みしてから(記事)、絵の美しい本を無性に読みたくなって、今度はアーサー・ラッカムの本を借りてきました。こちらは絵本というより、普通の児童書ですね。ラッカムの本は、以前ワーグナーの「ニーベルングの指環」全4巻を読んで以来。上に画像を出したのは「シンデレラ」(C.S.エヴァンス編)と「不思議の国のアリス」(ルイス・キャロル)だけですが、他にも「ウンディーネ」(M.フーケー)、「リップ・ヴァン・ウィンクル」(ワシントン・アーヴィング)、「ピーター・パン」(J.M.バリー)を読みました。

「リップ・ヴァン・ウィンクル」と「ピーター・パン」は、1冊の本に40~50枚ものカラーの挿絵が入っていて、それはそれでとても堪能できたんですが... 読んでいて面白かったり、本として好きだったのは「シンデレラ」「ウンディーネ」「不思議の国のアリス」の方かな。絵を見たいだけなら画集を見ればいいんですけど、本として読むからには、絵だけを求めてるというわけではないのでしょう、きっと。特に「ウンディーネ」は、フーケーの原作もとても美しくて哀しい異種族婚礼譚で大好きな話。(感想) ラッカムの絵がまた特別美しくて、その作品にとてもよく似合ってるように思いました。ものすごく素敵~。(右の絵は風に語りかけているウンディーネ)
「不思議の国のアリス」は、本当はジョン・テニエルの絵が有名ですが、ラッカムの絵もいいですねえ。このお話を読んだのも随分と久しぶり。ご存知の通りナンセンスたっぷりのお話なんですが、こまめに注釈がついているのもとても親切で良かったです。作中に変形されて出てくる詩の元の文章とか、駄洒落部分が原文ではどうなってるか、とかね。やっぱり面白いなあ。
そして「シンデレラ」は、上の表紙の画像にもある通りの影絵のような絵ばかり。ラッカムってこういう絵も描いてるんですねー。知らなかった。普段の絵もとても好きなんですが、こういうのも好き~。話はペロー版が元になってるようなんですが、C.S.エヴァンスによって近代的な演出がされていて(シンデレラが実母の死後に寄宿学校に入れられたり)、お話もとても面白かったです。(新書館)

そして絵の美しい本、次回はカイ・ニールセンの予定です。(笑)


+既読のアーサー・ラッカム作品の感想+
「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」リヒャルト・ワーグナー
「シンデレラ」「不思議の国のアリス」「ウンディーネ」「リップ・ヴァン・ウィンクル」「ピーター・パン」アーサー・ラッカム
「真夏の夜の夢」アーサー・ラッカム絵&「テンペスト」エドマンド・デュラック絵
 

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ルームメイトのジェンマと一緒に、デートのための服を買いに行ったケイティ。最高に素敵な靴を見つけてからコーディネートを組み立てるべきだと主張するジェンマに連れられて行った先にあったのは、リンゴ飴のように艶やかな真っ赤なピンヒール。売り場に居合わせた同僚の妖精、トリックスとアリにも勧められるのですが、200ドルという値段はケイティには高価すぎるものでした。そして週末のイーサンとのデートでは魔法絡みのごたごたがあったものの、楽しく過ごして出勤した次の月曜日。オーウェンの鍵のかかったデスクの中のメモが盗み見られるという事件が起こり、ケイティはマーリンに言われてスパイを探り出すことに。

「ニューヨークの魔法使い」の続編。前作も面白かったんですけど、今回も面白かったです~。
ケイティが今回巻き込まれるのはスパイ騒動。会社の中にいるかもしれないスパイを最初は隠密に、やがてはおおっぴらに探し出さなければならなくなります。膨大な数の内部告発のメールに悩まされつつ、すっかり気持ちがバラバラになってしまった職場を元通りにすることも考えつつ、マーケティングの方も放っておくわけにいかず、手に余る仕事にあたふたするケイティなんですが、丁度そんな時にケイティの両親がニューヨークに遊びに来ることになってまた大変。しかもケイティの母親にも、妖精の羽だのガーゴイルだのが見えてるらしいと分かった日には!(笑) さらに今回のケイティは、なぜか会社の敵・イドリスのターゲットになってしまって、何度もちょっかいを出されることになるんですけど、このイドリス、悪役のはずなのにやることがどこか抜けてて、それもまた楽しくて♪
でもって、今回特に楽しかったのはケイティの恋を巡るお話でした~。いや、もう、こんな展開になるとはびっくりびっくり。個人的にはオーウェルが一番好きなんですけど、イーサンもすごくいい人だし、ケイティの踏ん切りさえつけばって思ってたんですけど、踏ん切りがつく前になんとなんと! これはもちろんイーサン自身の気持ちやプライドもあるんでしょうけど、ケイティに対する思いやりもあるのかな? 本当は、最後にまた会話の場面を作って、次巻に繋げて欲しかったところなんですけどね。実際にはオーウェンがすっかり場を攫ってくれちゃったので、あれ以上はどうしようもなかったかも。(オーウェルってば、カッコ良すぎ~)
次回はどうなるんでしょうね? 今回はケイティの恋路全開だったので、次回はまた1巻の時みたいこの設定を生かした話が読めるといいな。何はともあれ楽しみ楽しみ。今シリーズ物で一番楽しみなのがこの作品かも。読み終わった途端に、また最初から読み返してしまいました。(創元推理文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「ニューヨークの魔法使い」シャンナ・スウェンドソン
「赤い靴の誘惑」シャンナ・スウェンドソン
「おせっかいなゴッドマザー」シャンナ・スウェンドソン
「Don't Hex with Texas」Shanna Swendson
「コブの怪しい魔法使い」シャンナ・スウェンドソン

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昔々、今私たちが見ている太陽や月とはまた違う太陽や月があった頃。アースガルドにはオージンやトール、ローキ、フリッダやフレイヤ、その他にも沢山の神々がおり、世界には沢山の人間がいました。しかしある時、太陽や月が狼によって食い殺され神々が滅ぼされる、ラグナリョーク「神々の黄昏」と呼ばれる出来事が起きたのです...。

いわゆる北欧神話であるエッダやスノリのエッダを元に、アイルランドの詩人で劇作家のパードリック・コラムが再話したもの。これは随分前に一度読んでるので、久々の再読です。多少コラムの創作も入っているようですが、少年少女向けだけあって何といっても分かりやすい! アーサー王伝説に関しても、岩波少年文庫から出ていたR.L.グリーン版「アーサー王物語」が、結局のところ一番分かりやすくまとまってたんじゃないかと私は思ってるし、やっぱり岩波少年文庫は侮れません。もちろん、欠落してる部分はあるし、「神々の黄昏」の圧倒的な感じはあまり伝わってこないんですけどね。それぞれのエピソードの繋げ方も分かりやすくていい感じだし、物語冒頭でいきなり神々の黄昏後を語っている構成も面白いんです。
それにしても、神話の中でも北欧神話が特異だと思うのは、いつか来る「神々の黄昏」を皆が知っていたということ。自然に衰退していく神話は多いと思うのですが、これほどはっきりとある日予告通りの終末を迎えてしまう神話も珍しいですよね。 (岩波少年文庫)

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一見、正反対の存在に見える「愛」と「経済」。しかしこの世に純粋に合理的なものなど存在せず、ましてや経済を動かしているのが人間の欲望である以上、経済現象のもつ合理性は、表面に現れた偽りの顔。実は「経済」とは暗い生命の動きにまで奥深く根を下ろした、1つの「全体性」を備えた現象であり、その深層の部分で愛と融合しているのです... ということで、カイエ・ソバージュ3巻目。

今回のテーマは「愛」と「経済」。この2つが結び付けられるというところからびっくりなんですが、学問的には決して結び付けられることのないこの2つも、文学の中では古くから見られるテーマなのだそう。例えば志賀直哉の「小僧の神様」とかボードレールの「贋金」。こういった作品を理解するには、経済学や哲学や人類学などの思考の総動員が必要なんだそうです。小説が単なるツクリゴトじゃなくて、きちんと理解するためには幅広い知識や思考を求められることがあるというのは前から感じていましたけど、そうですか、やっぱり経済も必要でしたか。うーん、こんな風に毎日のように本の感想をアップし続けてると、私という人間の底の浅さもバレバレなんでしょうねー。必要な知識があるかどうかで読み方の深さは全然違ってくるし、それは感想を見ればきっと一目瞭然。私が理解し切れなかったせいで、名著が面白くかんじられなかったということもあるでしょうし...。や、こういう本を読むことによって少しずつ幅が広がれば、それでオッケーだとは思うのだけど。

資本主義が確立されるまでのことが色々な方法で語られているんですが、一番面白かったのは「交換」「贈与」「純粋贈与」について。経済の働きを支えているのはこの3つの組み合わせで、これらがしっかりと結び付いて、互いに分離しないようになっているのだそうです。特に古代の贈与社会では、貴重品の移動と共に霊力も動くと考えていて。霊力の流動を止めないために、一定の期間を置いて滞りなく贈与が行われることが重要だったようです。「交換」と「贈与」の関係は、私にも大体予想できることなんですが、そこに「純粋贈与」が入ることによって、これほど色んなことが説明できてしまうとは! そしてニーベルンゲンの指環や聖杯伝説などを通して、貨幣が生まれ、資本主義が生まれてくるまでの過程を読み解いていきます。
「純粋贈与」と「贈与」が結びつく時、そこに生まれるのは「たましい=霊力」の躍動をはらんだ純生産。でも「純粋贈与」と「交換」が接触して生まれた資本の増殖は、「たましい」の活動を押し殺すもの。だから資本主義の豊かさは所詮物質的な豊かさで、たましいの豊かさではないのだそうです。とはいえ、その2つの増殖の形を結び付けたのが現代のクリスマス。元々のクリスマスは、2巻「熊から王へ」にも出てきたふゆの祭りとキリスト教が合体したもの。その時期に訪ねてくる様々な霊的存在に贈り物をすることによって、人々は富の増殖をし、霊たちの存在に近い子供たちは、家々を回って贈り物をもらったのだそうです。おー、ハロウィーンの原型がここにある? そしてそのクリスマスに目を付けたのが資本主義。1940年代に、資本の増殖と霊の増殖のどちらもお祝いできる現代のクリスマスを作り出したのだそうです。今のクリスマスって、意外と新しかったんですね。でもいくら資本主義の夢のようなお祭りだからといって、毎日がクリスマスというわけにもいかないし...って。そりゃそうだ。(笑)(講談社選書メチエ)


+シリーズ既刊の感想+
「人類最古の哲学 カイエ・ソバージュI」中沢新一
「熊から王へ カイエ・ソバージュII」中沢新一
「愛と経済のロゴス カイエ・ソバージュIII」中沢新一
「神の発明」「対称性人類学」中沢新一

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夏至の前日の夕方、ダンとユーナの兄妹は、両親の地所で自分たちが「野外劇場」と呼んでいる場所に行き、3頭の牝牛相手に「夏の夜の夢」を演じます。おとうさんにシェイクスピアの戯曲を短く書き直してもらい、おかあさん相手に何度も練習して台詞を暗記したのです。上手く演じられて嬉しくなった2人は、思わず最初から最後まで3回も演じてしまうことに。そして腰を下ろして持ってきたおやつを食べようとした時、妖精のパックが現れて...。

妖精パックが連れてくる歴史上の人物たちが、自分の体験談をダンとユーナという兄妹に語り聞かせてくれるという形式の連作短編集。これを読む前にシェイクスピアの「夏の夜の夢」も再読しちゃいました。シェイクスピアに限っては悲劇の方が好きなんですが、「夏の夜の夢」はとても好きな作品。でも随分前に読んだっきりなので、細部はすっかり忘却の彼方... 読み返して良かった。現在の可憐な妖精像を作り出したのはシェイクスピアだとこの間読んだところなので、以前読んだ時とは違った部分に注目して読めたし、福田恆存氏の訳もすごく良かったし。右の画像は私が読んだ新潮文庫版。この表紙も素敵ですよねー。

で、こちらの「プークが丘の妖精パック」ですが、これもすごく面白かったです!
まず、なんで登場する妖精がパックだけなのか、他の妖精は今はどうしてるのかという部分で、パックの説明にはすごく説得力があったし... これは上手い。そして中で語られる物語を読んでいて、どことなくローズマリー・サトクリフの本の題名を連想しちゃうなと思っていたら(中身は読んでないので、題名だけ)、サトクリフもこの作品に影響を受けてるんだそうです。ちょっとびっくり。でもやっぱりこれは、他の作家さんに影響を与えるタイプの本だろうな。1つ1つのお話も面白かったし、大きな歴史の流れを追うという意味でもすごく面白かった。パック自身が、「どうだった? ウィーランドが剣を与え、その剣が宝をもたらし、宝が法律を生んだ。オークが伸びるように自然なことだ」と言ってますが、まさにその通りですねー。しかも読者にとっても2人の子供たちにとっても単に歴史の教科書に載ってるってだけだった出来事が、語られることによって生き生きと再現されてました。
でもどんなに面白い話を聞いても、家に帰る時間になると、子供たちはオークとトネリコとサンザシの魔法で全てを忘れちゃうんです。なんだか気の毒。もちろん次にパックに会った時に、ちゃんと全部思い出すことにはなるんですが...。ちなみにパックという妖精は、ケルト神話のプークが原型と言われてるので、この題名は要するにパックの丘のパックってことですね。偶然アメリカ版を見つけたら、表紙がラッカムでした。ラッカムの絵は表紙だけなのかしら。中も見てみたーい。(光文社古典新訳文庫)


+既読のラドヤード・キプリング作品の感想+
「少年キム」ラドヤード・キプリング
「プークが丘の妖精パック」キプリング 「夏の夜の夢・あらし」シェイクスピア
「キプリング短篇集」キプリング

+既読のシェイクスピア作品の感想+
「プークが丘の妖精パック」キプリング 「夏の夜の夢・あらし」シェイクスピア
「ジョン王」ウィリアム・シェイクスピア
「ジュリアス・シーザー」「アントニーとクレオパトラ」シェイクスピア
「ハムレット」シェイクスピア・「新ハムレット」太宰治
「マクベス」シェイクスピア
「トロイラスとクレシダ」ウィリアム・シェイクスピア

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