Catégories:“2008年”

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7巻は「胡蝶」「蛍」「常夏」「篝火」「野分」「行幸」「藤袴」、8巻は「真木柱」「梅枝」「藤裏葉」「若菜 上」。

「胡蝶」で描かれる春の町の美しさ艶やかさにうっとりしてたら、玉蔓に言い寄ろうとする源氏の浅ましさにがっくり。「常夏」で登場した近江の君の言葉遣いに目が点になってたら、夕霧が紫の上を垣間見てしまってどきどき。
まあ、本筋の通りの流れだと言えばそれまでなんですけど、でもやっぱり気を逸らさないところはさすがですね。
でもでも、玉蔓とのやり取りで見せる源氏の君のあの中年オヤジっぷりはいやーん。いくら外見が美しくてセンスが良くても、こんな鬱陶しい人が身の回りにいなくて良かったわ! なんて思ってみたり。や、もしいたとしても、私が当事者になることはあり得ないんだけど...(笑) ま、本で読んでる分には面白がっていられる範囲内なので、玉蔓にはお気の毒と思いつつ、源氏の君が悶々としてるのを「いい気味だー」とか思ってしまいます。ま、玉蔓自身あんまりきちんと意思表示をする人じゃないから、自業自得かもしれないけど。
あと、これは玉蔓と違って、どうしても気の毒なのが花散里。私、花散里って結構好きなんだけどなー。そもそも人物紹介で「源氏からはほとんど飼い殺しに近い扱いを受け、ただ息子の"夕霧"と玉蔓の世話に日を送るしかなくなっている魅力を失った女」と書かれてるのが悲しい。これはちょっと酷すぎやしませんか。あ、気の毒といえば、末摘花の姫も相当気の毒なんですけど... でもこの人の場合、「唐衣」にはやっぱり笑ってしまうわ!(笑)

「窯変」を読み終わったら、また円地文子訳の続きに戻ろうとは思ってるのだけど... その時はきっともっときちんと読めるだろうと思ってたんだけど... ここまで豊かに描きこまれた源氏物語を一度読んでしまったら、他のがすっかり色褪せてしまいそうで不安。丁度マリオン・ジマー・ブラッドリーの「アヴァロンの霧」を読んだ後は、マロリーの「アーサー王の死」がまるで記事でも読んでるような気がしてしまったように。うーん、ありそうだ...。(中公文庫)


+既読の「源氏物語」の感想+
「源氏物語」+「まろ、ん?」小泉吉宏(与謝野晶子訳)
「源氏物語」1・2 円地文子訳
「窯変 源氏物語」1~3 橋本治
「窯変 源氏物語」4~6 橋本治
「窯変 源氏物語」7・8 橋本治
「窯変 源氏物語」9・10 橋本治
「窯変 源氏物語」11・12 橋本治
「窯変 源氏物語」13・14 橋本治

+既読の「源氏物語」関連作品の感想+
「東方綺譚」マルグリット・ユルスナール(雲隠)
「源氏供養」上下 橋本治
「輝く日の宮」丸谷才一
「千年の黙(しじま) 異本源氏物語」森谷明子
「紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス日本の古典」紫式部・山本淳子編

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ロナアルワとダカルの事件も一件落着。翠蘭は、ガルやラセルと共に馬を飛ばしてヤルルンの聖寿大祭を目指します。そして祭りの当日、ソンツェン・ガムポと再会することに。

「風の王国」シリーズ16冊目。
前巻までの話も一段落して、この作品から新章スタートってところです。今までちょっと緊張関係にあった翠蘭とガルも、ここに来て一緒に国を盛り立てて行こうとしてるようですね。そして今回の見所は、史実通りに進んでいくための重要なステップとも言うべき翠蘭とソンツェン・ガムポとのやり取りなんですが... これにはちょっとびっくりだったんですけど、この展開はソンツェン・ガムポの狸オヤジぶりにぴったりだ。(笑) まあ、この理由には納得だし、確かにその流れでこうなるのが一番自然かもしれないですね。
そして翠蘭は西国シャンシュンを訪れることになるんですが... ここで「河辺情話」で尉遅慧を案内したカロンが再登場! でもプロローグである程度予想はしてましたけど、シャンシュンは相当酷い状態のようで...。リク・ミギャ王って、この見たまんまの人なのかしら? リク・ミギャに嫁いだリジムの妹・セーマルカルは、未だに「清楚で可憐な乙女」で「礼儀正しく、周りの者に対する思いやりもある」ままなのかしら。上下巻でもないのに、またしても「続く」で終わっちゃったんですけど、まあ、ここまで来たら別にいっかーってなところです。(集英社コバルト文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「風の王国」1~4 毛利志生子
「風の王国 月神の爪」毛利志生子
「風の王国 河辺情話」毛利志生子
「風の王国 朱玉翠華伝」毛利志生子・増田メグミ
「風の王国 目容の毒」毛利志生子
「風の王国 臥虎の森」毛利志生子
「風の王国 花陰の鳥」毛利志生子
「風の王国 波斯の姫君」毛利志生子・増田メグミ
「風の王国 初冬の宴・金の鈴」毛利志生子
「風の王国 嵐の夜」上下 毛利志生子
「風の王国 星の宿る湖」毛利志生子

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イギリスを理解する上で無視することができないのが「階級」という概念。その中でも一括りにされがちな「ミドル・クラス」は実は「アッパー」「ミドル」「ロウアー」という区分に分かれており、その中でも「ロウアー・ミドル・クラス」は、イギリス人の階級に関するこだわりがはっきりと現れる部分。しかしそれらの区分にこだわること自体がスノッブと思われがちなため、敢えて言葉に出したがらないイギリス人も多いのです。そんなロウアー・ミドル・クラスを中心に、イギリスの人々やイギリスの文学を改めて考えていく本。

以前読んだ「不機嫌なメアリー・ポピンズ」もすごく面白かったんですけど、こちらも面白かったです。やっぱりこういう知識は、イギリス文学を読む上では必須ですね。知ってるのと知らないのとでは、もう全然理解度が違ってしまうんですもん。大学の英文科だって、こんなこと教えてくれないし!

そしてイギリスの階級で一番厳しい視線にさらされてるのが、ロウアー・ミドル・クラスということらしいです。上流階級からそういう目で見られるならともかく、同じミドルクラスの中にいるはずの人たちから笑いものにされて、はっきりと線引きされてしまうとは...。
その原因は、まずロウアー・ミドル・クラスの人々の強い上昇志向。中身が伴ってないのに外見的なことだけ上の階級の人たちの真似をすることが「分をわきまえない」と嘲笑されるんですね。そしてこのクラスの人たちが上の真似をして身に着けた生活習慣や趣味、言葉遣いが逆に「ロウアー・ミドル・クラスっぽい」と揶揄されることに...。確かに、無理にお上品ぶる人たちに白い目が向けられるというのは分かる気がするし、それだけならそれほど問題もないはず。でもここで問題なのは、ロウアー・ミドル・クラスの人たちが上のクラスの真似をするのは、必ずしも自分たちの上昇志向のためだけではないということ。たとえば高級商店の店員だったり教師だったりとアッパー・ミドル・クラスと直に接する仕事についていることの多い彼らは、その場に相応しい服装や言葉遣いを求められるというんです。しかも限られた収入の中でやりくりしなくちゃいけないっていうんですから! それで嘲笑されてたら、それはちょっとお気の毒。でもどうやらそういう状況が斟酌されることはないみたい。素朴なワーキング・クラスの方がロウアー・ミドル・クラスよりも魅力的とされているっていうんだから、びっくりです。

そうか、ジェローム・K・ジェロームの「ボートの三人男」は、ロウアー・ミドル・クラスの小説だったのか。ジョージ・ギッシングもロウアー・ミドル・クラスの作家なら、P.G. ウッドハウスの「ジーヴス」も、ロウアー・ミドル・クラスの執事。(カズオ・イシグロの「日の名残り」の執事のモデルはジーヴスなんですって)「タイムマシン」などSF作品で有名なH.G.ウェルズが実はロウアー・ミドル・クラスの小説を沢山書いてたなんていうのもびっくりでした。(中公新書)


+既読の新井潤美作品の感想+
「不機嫌なメアリー・ポピンズ」新井潤美
「階級にとりつかれた人々」新井潤美

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町の中心にあるバーナム博物館は、様々な様式が混在している上、非常に複雑な構造。そしてその中には、ありとあらゆる不思議な物が詰まっているのです... という表題作「バーナム博物館」他、全10編の短編集。

まるで表題作となっている「バーナム博物館」そのままのような本でした! 10編の短編が、まるでバーナム博物館のそれぞれの展示室のような感じ。細密画のようにみっしりと描きこまれたそれぞれの物語が濃厚な空気を発散していて、読者を「自然な世界から怪奇・幻想の誤った世界へ」と誘います。しかも、ふと異世界に踏み込んでしまえば、もう二度と元の世界に戻れなくなりそうな危機感もたっぷり。でも博物館の中をいくら歩いて回ってもその全貌はなかなか掴めないように、この短編集をいくら読んでも、ミルハウザーという作家の全貌はなかなか見えて来ないのかも。博物館の中を歩くたびに新たな部屋や展示物が見つかるように、本を開くたびに新たな発見がありそうです。
私が特に気に入ったのは表題作の「バーナム博物館」と「探偵ゲーム」かな。「バーナム博物館」は「イン・ザ・ペニー・アーケード」の中の「東方の国」のような雰囲気で、説明だけといえば説明だけなんですが... それぞれの部屋や展示物を想像しているだけでも素敵。そして「探偵ゲーム」は、3人きょうだいの末っ子のデイヴィッドの誕生日に、久々に兄のジェイコブと姉のマリアンが家に戻ってくるんですが、ジェイコブは大遅刻をした上、何の予告もなく恋人を連れて来るんですね。で、4人で探偵ゲームというボードゲームをするんだけど... という物語。それぞれの人物のモノローグが積み重なっていく形式なんですが、ゲームの参加者1人1人だけでなく、ゲームの盤上の駒として動いている人物たちのモノローグも入って、それぞれの思いや腹の探り合いが渾然一体。どちらが現実なのか分からなくなりそうなほど緊迫感たっぷり。
シンドバッドの架空の8番目の航海を物語りながら、時折「千夜一夜物語」がヨーロッパに広まった経緯などの考察が挟み込まれる「シンドバッド第八の航海」や、「不思議の国のアリス」の冒頭のアリスが落ちるシーンだけを描きこんだ「アリスは落ちながら」も楽しかったし、「千夜一夜物語」や「不思議の国のアリス」を読み返したくなっちゃう。そして最後は、映画化もされた「幻影師、アイゼンハイム」。「イン・ザ・ペニー・アーケード」の中の「アウグスト・エッシェンブルク」タイプの作品。やっぱりこれが一番ミルハウザーらしい作品なのかもしれないなー。(白水uブックス)


+既読のスティーヴン・ミルハウザー作品の感想+
「イン・ザ・ペニー・アーケード」スティーヴン・ミルハウザー
「バーナム博物館」スティーヴン・ミルハウザー
「三つの小さな王国」スティーヴン・ミルハウザー

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アウグストの父は時計職人で、彼が覚えている一番古い情景は、父親が懐中時計の裏蓋をあけて、歯車が重なり合って神秘的に動いている情景。時計や歯車のことを習い始めたアウグストは、12歳の時に見た動く絵を自分でも作り、14歳の時には自動人形を作り始めます。そして18歳になったアウグストは、大手百貨店を経営するプライゼンタンツに誘われて、ベルリンで自動人形を作る仕事に取り組むことに... という「アウグウト・エッシェンブルク」他、全7編。

スティーヴン・ミルハウザーの本を読むのは初めて。これは森山さんにオススメいただいた本です。この本に収められた「東方の国」が私好みじゃないかとのことだったんで早速探してみたら... いや、もうほんと好みでした! 森山さん、私の好みがよく分かってらっしゃるわー。
この本は3部構成になっていて、第1部には上にあらすじを書いた中編「アウグスト・エッシェンブルク」が、2部と3部は短編が3作ずつ収められてます。第2部の3作に関しては、雰囲気ががらっと変わってしまって驚いたんですけど、これは訳者あとがきによると「ミルハウザーとしては比較的珍しいタイプの作品」とのことなので、まあいいとして。(これも決して悪くはないんですが)1部と3部はほんと良かったです。特に「アウグスト・エッシェンブルク」と、最後の「東方の国」。素晴らしい。
「アウグスト・エッシェンブルク」は、なぜかとても懐かしく感じられる物語。かつて好きだった物や憧れていた場所、既に忘れかけていた懐かしい情景を集めてきて物語の形にしたら、こんな感じになるのでしょうか。これは19世紀後半のドイツを舞台に、天才的な自動人形の作り手・アウグスト・エッシェンブルクを描く物語。12歳のアウグストがまず動く絵に、14歳で自動人形に魅せられる場面の懐かしい空気ったら。アウグストの作る自動人形が百貨店のウィンドウに置かれている場面のどれも素晴らしいことったら。当時のヨーロッパの文化の持つ濃厚な美しさや豊かさが伝わって来るようです。そして後にアウグストの作り上げる自動人形の舞台の美しく哀しいことったら。もう胸をぎゅーっと鷲掴みにされ続けてました。この物語自体が、アウグストの自動人形の舞台を見ているような作品。きっとミルハウザー自身が、アウグストのような職人的な作家なのでしょうね。
そして最後の「東方の国」は、まるでイタロ・カルヴィーノの「見えない都市」のような幻想的な物語。最初に本を手にした時にこの「東方の国」を開いたら、もう目が釘付けになってしまって... 見た途端に好きだと分かるのもすごいなあと思うんですが、その予感通りの作品でした。こういうの、ほんと好き!

あわせてオススメされた「バーナム博物館」も読まなくちゃ。それにしても白水uブックスってほんと外れがないなあ。少しずつ読んでいこうっと。(白水uブックス)


+既読のスティーヴン・ミルハウザー作品の感想+
「イン・ザ・ペニー・アーケード」スティーヴン・ミルハウザー
「バーナム博物館」スティーヴン・ミルハウザー
「三つの小さな王国」スティーヴン・ミルハウザー

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隋の大業13年(西暦617年)。ほぼ300年ぶりに中国全土統一を果たしたにも関わらず、2代目皇帝・楊広の3度に渡る高句麗遠征失敗のため、隋の皇帝の権威は完全に失墜。国中で反乱が起こり、皇帝は都を捨てて江南の地へと逃れて酒色に溺れる日々を送っていました。楊広の母方の従兄にあたる唐公・李淵もまた、長男・建成、次男・世民の力に支えられて決起します。その頃、「龍鳳の姿、天日の容なり。年二十に至れば、必ず世を済い、民を安んずるべし」と言われた李世民は20歳となっていました。

後に唐の太宗皇帝となる李世民が群雄割拠の時代に決起、中国全土を統一して覇権をとるまでを描く歴史小説。いやあ、読み応えがありました。これがこの小前亮さんのデビュー作とはびっくり。
題名は「李世民」だし、確かに最終的に覇権を取るのは李世民なんですけど、李世民が主役の物語というよりも群像劇ですね。李世民は確かに若き英雄として描かれてるんですが、他の群雄と同じ程度の扱い。だから、もちろん群像劇としての面白さはあるんですけど... うーん、李世民をもう少し人間的に掘り下げて欲しかったかなあ。そもそも出番が少ないし、なんだか李世民の人物像をふくらませるより、父親の李淵の無能ぶりを強調して李世民を引き立たせてるみたい。みんなが一目見て納得するような「真王」ぶりが今ひとつ伝わってこなかったのが残念だったんですよね。それを考えると、作品そのものもどこか決定的な盛り上がりに欠けてたような気も...。戦争の場面の描写には迫力があるし、メリハリも利いてるのになんでだろう。各武将についてのエピソードも分かりやすく配置されてるし、章が変わるたびに新しい勢力図が挿入されてるから情勢の変化も掴みやすいのに。もしかしたらその「分かりやすさ」への配慮が裏目に出て、勢いがなくなっちゃったのかしら。
でも、一番の興味だった兄・李建成との決着のつけ方は良かったです。李建成の人物像にも、世民と建成が2人並び立って父を支えてるという構図にもすごく合ってるし、これはすごく納得できました。それにここで思い悩むこの李世民はとても人間的。こういうところをもっと早く前面に出してくれれば良かったのに。
この方、他にも宋や明の時代の作品を書いてらっしゃるみたいだし、いずれそちらも読んでみたいな。この李世民が皇帝になった後の話もぜひ書いてほしいですー。(講談社文庫)

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唐の高宗皇帝の時代。33歳の狄仁傑(ディー・レンチエ)判事は山東省の平来(ポンライ)の知事に任命され、腹心の助手・洪亮(ホン・リャン)と共に平来へ。途中襲ってきた義賊の馬栄(マー・ロン)と喬泰(チャオ・タイ)もディー判事の助手となり、4人は平来の町に到着。そこで待っていたのは、前任の判事が密室状態の書斎の中で亡くなっていたという不可解な事件でした。

先日、三省堂版の「中国黄金殺人事件」を読んだんですが、それと訳者さんが違うだけで、同じ作品です。いやー、翻訳ミステリ作品もそこそこ読んでるんですけど、ポケミスを読むのは実は初めてだったりします。(どきどき)
先日読んだ「中国黄金殺人事件」は、訳文がどうもダメで、ポケミス版でリベンジとなったんですが、こちらの方はまずまず。登場人物の名前がカタカナから漢字になったというだけでも、ぐんと読みやすくなりますねー。(翻訳物もよく読んでますが、カタカナの名前は本当はあんまり得意じゃないので) まあ、三省堂版にもいいところがあったので、全体的に比べると一長一短なんですけどね。私はこちらの方が断然楽しめました。

3つの謎を知事が解決するのが伝統だという公案小説の形式に則って、この作品も前任の王知事の殺人事件と、新婚の花嫁の失踪事件、そして平来政庁の役人の失踪事件という3つの事件が絡まりあって、1つの大きな事件となっています。でも1つになってるとは言っても、繋がるところは繋がるし別物のところは別物。その見極めがなかなか難しいんです。これが初の事件となるディー判事、トリックが判明してもそれだけでは犯人までは辿り着けなかったりと苦戦はするんですが、傍目には些細に見えるようなことから着実に手がかりを掴んでいきまます。全然思ってもみなかったところが、後々の伏線になってたりしてびっくり。ちょっとしたこともきちんと生かされてて感心しちゃった。これはシリーズの他の作品も読んでみたいです♪

でね、何が面白かったって髭ですよ髭! うさぎ屋さんが書いてらっしゃるのを読んで(記事)「えー、髭ねえ」なんて思ってたんですけど、今回読みながら色々想像して笑っちゃいました。(ハヤカワ・ミステリ)


+既読のロバート・ファン・ヒューリック作品の感想+
「中国黄金殺人事件」ロバート・ファン・フーリック
「東方の黄金」ロバート・ファン・ヒューリック

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