Catégories:“2010年”

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お久しぶりです。実は身内に不幸がありまして、GWどころではなくなりました...
とりあえず一段落ついたところなのですが、正直疲れきってます。コメントのお返事など滞ってますが、どうぞ悪しからずご了承くださいませ。GW明けぐらいには、お返事できる状態になると思います。


そして、4月の読書。
4月に読んだ本は以下の通りです... といきたいところなんですが、途中ちょっと抜けてるみたい。でも何が抜けてるのか、もう分からなくなっちゃった。とりあえず、分かってる分だけ書いておきます。詳しいことは、また後日書くかも。気が向いたら。

「ANOTHER」綾辻行人
「音楽の基礎」芥川也寸志
「音楽と音楽家」シューマン
「チェルニーってつまらないの?」「ピアニストへの道」「ひびきを求めて」室井摩耶子
「ピアノの悩みを解決する本」1 春畑セロリ
「明解ピアノ上達法」川染雅嗣
「21世紀ヘのチェルニー 訓練と楽しさと」山本美芽
「双調 平家物語」5  橋本治
「コンクールおもしろ雑学事典」上田弘子・下田幸二
「図解雑学よくわかる楽典」木下牧子監修
「モーツァルトは子守唄を歌わない」「ベートーヴェンな憂鬱症」森雅裕
「松居直のすすめる50の絵本」松居直
「魔使いの過ち」上下 ジョゼフ・ディレイニー
「ベネチア人にしっぽがはえた日」アンドレア=モレジーニ
「やさしくわかる楽典」青島広志

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お久しぶりです。では早速ですが、3月に読んだ本を。


「ピアノの知識と演奏」雁部一浩
「ピアノ演奏の秘訣―音楽的技法のエッセンス」森山 ゆり子・森山 光子
「「秘密の花園」ノート」梨木香歩
「第七官界彷徨」尾崎翠
「ピアニストが見たピアニスト」青柳いづみこ(再読)
「バッハ演奏と指導のハンドブック」「演奏と指導のハンドブック」クラウディオ・ソアレス
「ピアノペダリング」ライマー・リーフリング
「火の起源の神話」「金枝篇」上下 J.G.フレイザー
「双調 平家物語」3・4 橋本治
「モノ書きピアニストはお尻が痛い」青柳いづみこ(再読)
「和声と楽式のアナリーゼ」島岡譲
「お日さま お月さま お星さま」カート・ヴォネガット
「心で弾くピアノ 音楽による自己発見」セイモア・バーンスタイン
「音楽の聴き方」岡田暁生
「太陽の黄金 雨の銀」「天使の燭台 神の闇」「現実の地平 夢の空」妹尾ゆふ子
「NAGA」「チェンジリング 赤の誓約(ゲァス)」「チェンジリング 碧の聖所(ネウェド)」妹尾ゆふ子
「多民族の国イギリス 4つの切り口から英国史を知る」唐澤一友


一番印象に残ったのは、梨木香歩さんの「「秘密の花園」ノート」かな。これは、バーネット夫人の「秘密の花園」を梨木香歩さんが読み解いていく本です。全72ページととても薄い本なんですけど、とても内容が濃い! やっぱりさすがだなあ、梨木さん。「秘密の花園」は子供の頃に何度も読んでるし、少し前に再読もしていたので、未だ記憶鮮明。1つ1つに頷きながら読み進めることになりました。


軽くジャンル分けをしてみると、こんな感じです。

海外(一般)

「お日さま お月さま お星さま」は、カート・ヴォネガットがニューヨークデザイン界の重鎮・アイヴァン・チャマイエフと共作した絵本。チャマイエフが描いたシンプルなイラストに合わせてヴォネガットが書いたのは、キリスト生誕の物語。今のこの時期にクリスマスって時期が完璧に外れてるんですけど...! 皮肉な視線で描かれたこの物語がなんだかとっても可笑しくてイイ。


海外(音楽関係)
   

この辺りに興味をもたれる方は少ないと思うので簡単に流すと... 長年日本でピアノを教えてらっしゃるクラウディオ・ソアレスの2冊がなかなか良かったです。あと「心で弾くピアノ」の技術的な面だけを取り出したという「ピアノ奏法20のポイント」という本も手元にあります。でもこの手の本ってそんなに次々に読めないし、実際次々に読んでも意味ないんだよね。書いてあることを1つ1つ試しながら、もっとじっくり読みこみたい。


海外(その他)
  

J.G.フレイザー3冊。「火の起源の神話」を読んで、ようやく長年の課題だった「金枝篇」を読みました。でも「火の起源の神話」はともかく、「金枝篇」は読みにくくてダラダラ時間をかけてるうちに、何がどうだったんだかって感じになっちゃって...。やっぱりあんまり時間をかけすぎるとダメですね。自分のペースできちんと読まないと。そのペースよりゆっくり読んでも速く読んでもダメだということを再確認。...でもこの作品、世界中の民話や伝説、神話がものすごく豊富に収集されていて、それは本当にすごいと思うんだけど、ある意味そこで終わっちゃってるような気も。この同じ素材で中沢新一さんが本を書いていたら、どれほど豊かなものを受け取れたかしら、なんてことを考えてしまうー。


国内(一般)
         

「第七官界彷徨」は、ずっと読みたかった作品。でも、作品そのものはとても良かったんだけど、この作品が書かれたまさにその時代に主人公の町子と同じ年頃で読みたかった。「双調 平家物語」は3巻と4巻。中大兄皇子と大海皇子の時代から、橘奈良麻呂と藤原仲麻呂の時代まで。今までバラバラに読んできた色んな作品がここに来て1つの線となってきました。もちろん作品によって人物像に違いはあるんだけど、大きくこういう流れだったのね。すごく楽しい!
そして後は全部妹尾ゆふ子さんの作品。「太陽の黄金 雨の銀」「天使の燭台 神の闇」「現実の地平 夢の空」は「夢の岸辺」の三部作。夢が絡んだファンタジーで、あれ、これで終わっちゃうんだ?って感じはあったけど、とっても可愛らしいお話で好き~。わかつきめぐみさんの絵がぴったりだなあ。それと「NAGA」は古代日本の神々が絡む和風のファンタジーで、「チェンジリング」はアイルランド神話やケルトが絡むファンタジー。どちらも目が離せない感じでクライマックスの盛り上がりにドキドキ。物語の中の神様の描き方で一番いいと思っているのはC.S.ルイスの「愛はあまりにも若く」なんだけど、妹尾ゆふこさんのこの神様の描き方(あり方)も好き。


国内(エッセイ)
 

どちらも再読。「ピアニストが見たピアニスト」は前回読んだ時よりも基礎知識も少し増えてるし、聴いたCDの数も増えてるので、とても興味深く読み返せたし、前回はもっと本の話が多いかと思って読んだ「モノ書きピアニストはお尻が痛い」も、今回はちゃんと分かってたので前回よりもずっと面白く読めました。


国内(音楽系)
   

これも簡単に流してしまいますが... 面白かったのは岡田暁生さんの「音楽の聴き方」。この方の著作は3冊目ですが、どれも面白いです。特に印象に残ったのは、指揮者がリハーサルで使うような「わざ言語」の話。「いきなり握手するのではなく、まず相手の産毛に触れてから肌に到達する感じで」なんて表現、すごい。ものすごく伝わります。ええと、基本的にはクラシック音楽の話ばかりなんですけど、他人の意見や世評を気にしないとか、自分の好みのクセを知るとか、理屈抜きの体験に出会うためにはまず数を聴くことが必要だとか、凄いものとお粗末なものを知ってこそ様々な陰影が見えてくるとか、ある音楽が理解できない時は、その背景知識の有無やTPOなどの文脈を点検するとか... こういうのは、読書にも他のことにも通用することだと思いますね。私も音楽を「読みとれる」ようになりたいし、「聴き上手」「読み上手」になるために、「聴く文脈」や「読む文脈」を自分の中にいっぱい育てたいな。...あ、全然簡単になってないや。


国内(その他)

唐澤一友さんの「多民族の国イギリス」。副題の「4つの切り口から英国史を知る」の4つとは「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国(the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」という正式名称を持つ英国を形成する4つの地方(国)、英国旗の成り立ち、紋章の変遷に見る英国王室の歴史、あとは英国の歴史に伴う言語への影響ですね。今まで読んだり学んだりしてきた英文学やその関連本、自分の目で見た英国、そして塩野七生さんの「ローマ人の物語」で読んだことがここに繋がったりして、ちょっと頭の中が系統だって整理されたかも。


こんなところです。
さて、本当は4月頃からそろそろ更新再開としようと思ってたんですが、どうも最近ネット離れがひどくて... ブログを更新しなくなって時間ができれば、もうちょっと好きなようにネットで遊べるかしらなんて思ってたらとんでもない、パソコンの前に座る時間も激減中。2月3月のバタバタも4月になったら落ち着く予定なんですけどね... やっぱり復帰にはまだもう少し先のことになりそうです。
...こんなんじゃあ友達なくしちゃうね。

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お久しぶりです。
先月、ブッツァーティ「神を見た犬」を読んだのに、数に入れるのを忘れてました。これ、ものすごく良かったのに! 仕方がないので、今月の分で勘定することにしますね。
ということで、2月に読んだ本は以下の通りです。


「神を見た犬」ブッツァーティ
「ラウィーニア」アーシュラ・K・ル=グウィン
「白い果実」ジェフリー・フォード
「お菓子と麦酒」サマセット・モーム
「フーガ」マルセル・ビッチ、ジャン・ボンフィス
「和声の歴史」オリヴィエ・アラン
「バイオリニストは目が赤い」鶴我裕子
「マーリン」2・3 サイモン・フォワード
「指揮のおけいこ」「オーケストラの職人たち」「音の影」岩城宏之
「J.S.バッハ」礒山雅
「ピアノQ&A 136」上下 横山幸雄
「初恋ソムリエ」初野晴
「バッハの音符たち―池辺晋一郎の「新バッハ考」」池辺晋一郎
「バッハからの贈りもの」鈴木雅明・加藤浩子
「バッハの風景」樋口隆一
「音楽の形式」アンドレ・オデール
「オーケストラが好きになる事典」緒方英子
「岩城音楽教室」「フィルハーモニーの風景」岩城宏之
「西洋音楽史-「クラシック」の黄昏」「CD&DVD51で語る西洋音楽史」岡田暁生
「反哲学的断章-文化と価値」ヴィトゲンシュタイン
「『アエネーイス』ローマ建国神話」プープリウス・ウェルギリウス・マロー
「音楽の歴史」ベルナール・シャンピニュール
「指先から感じるドビュッシー」青柳いづみこ(再読)
「ドビュッシー-想念のエクトプラズム」青柳いづみこ


特に面白かったのは、本当は1月に読んだ「神を見た犬」、そして「ラウィーニア」かな。
「神を見た犬」は短篇集。基本的に短篇が苦手な私なのに「神を見た犬」はものすごく良かったので、つまり相当いい作品だということです。(どんな論理だ) エドモンド・ハミルトンの「フェッセンデンの宇宙」が好きなのと丁度同じような感じで好き。(意味わからん) 光文社古典新訳文庫にはあまり手を出すつもりはないんですが、プリーモ・レーヴィの「天使の蝶」はものすごく気になってます。この「神を見た犬」、そしてロダーリの「猫とともに去りぬ」と同じ訳者さんだからハズレはないでしょう、きっと。
「ラウィーニア」は、ル=グウィンの作品だから読むという方が多いと思うんですが、私は「アエネーイス」の方向から。なかなか良かったですねえ。「アエネーイス」を全然知らなくても大丈夫だと思いますが、私は再読したくなったよ!(そして実際にした) でも「アエネーイス」のいい訳本ってほんとないのよね...。


軽くジャンル分けをしてみると、こんな感じです。

海外(一般)
      

「神を見た犬」「ラウィーニア」はすごく好き! でも「『アエネーイス』ローマ建国神話」は... うーん、私の好みの訳ではなかったな。今まで読んだ3冊のうちでは京大出版のが一番良かったかも。(岩波文庫版は私にとっては睡眠薬も同然) 「白い果実」は、独特の雰囲気がとても素敵。山尾悠子さんの文章で読めるというのが素晴らしい。金原瑞人さんの訳のままだったら、きっと読まなかったもの。そしてそういう配慮ができる金原瑞人さんも素晴らしい。これは3部作だそうなので、続きも読むつもり。「お菓子と麦酒」は、大学の時以来のサマセット・モーム。ロウジーという散々な言われようをする女性がいるんですけど、彼女が可愛くて~。最後は彼女の大逆転の一人勝ちなのが楽しかった。「マーリン」は、2はすごく面白かったんだけど、3はちょっと深みが足りないかな。でも1で単なるイヤなヤツだったアーサーのいいところがだんだん見えてきました。先も楽しみ。(いつ出るんだろう?)


海外(音楽関係)
   

バッハは聴くのも弾くのも好きなんですが、聞く人が聞いたら、私が曲の構造的なことをあまり分からないまま弾いてるのが一目瞭然なはず。千秋さまに「こいつ全然分かってない」って言われちゃう! ということで、ちょっぴりお勉強モードです。でも左の2冊は私にはちょっと難しすぎました...。実際に音を聴きながらだったら、もっと分かったのかもしれないですけど、たまに譜面が出てくる程度だと、かなりキビシイ。で、バッハだけに的を絞った本を読んでもいいのかもしれないなあ、と数冊読んでみたのは「国内(音楽系)」にて。


海外(その他)

なぜ哲学者の本を... というのは、先日Kotaniguchiさんとシューマンとブラームスについての話をしたから。(話をしたというより、教えて頂いたという方が正確)「反哲学的」だし「断章」なので、それほど難しくはないんですが、こういうのって読むのに時間がかかります。1つ読むごとに立ち止まって考えちゃうから、流れるようには読めない! でも面白かった。と思ったら、訳者あとがきに「文章は正しいテンポで読むときにだけ、理解することができる。そういう場合がときおりある。わたしの文章は、すべて、ゆっくりと読まれるべきだ」というヴィトゲンシュタインの言葉が紹介されていて、深く頷く。
でもその「正しいテンポ」は、人によって違うものだよね。そして他人と自分のテンポを比べてとやかく言うほど無駄で虚しいことはないと思う。


国内(一般)

「初恋ソムリエ」は「退出ゲーム」の続編。話としては面白かったんだけど、せっかくの吹奏楽部の話なのに演奏のシーンがまるでないのが残念。練習の場面は少しだけあるんだけどね。これだけですかーー。


国内(エッセイ)
      

鶴我裕子さんは、NHK交響楽団で第1ヴァイオリニストを長年努めてきた方。すごく親しみやすい文章で、内容も面白いです。音楽家の方のエッセイって面白いのが多いな。特に面白かったのは、同じくN響の茂木大輔さんと共通する部分でしょうか。同じ事柄を書いていても、受ける印象は随分違います。あと今月は岩城宏之さんの本を沢山読みました。この方は指揮者。名古屋フィルハーモニー交響楽団初代音楽総監督、NHK交響楽団正指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、東京混声合唱団音楽監督、京都市交響楽団首席客演指揮者、札幌交響楽団桂冠指揮者、メルボルン交響楽団終身桂冠指揮者... とすごい肩書。日本とオーストラリア以外では、ウィーン・フィルやベルリン・フィルなどヨーロッパ中心に活躍されていたみたい。4年ほど前に亡くなってるので、既に指揮者姿を拝見できないのが残念ですが...。こんな著名な方の割に、結構ちょこちょこと行動していて、楽器運送業で1日アルバイトをしてみたり、日本全国のオーケストラに電話で取材していたりするのが楽しいです。「オーケストラが好きになる事典」は、サックスを吹かれるという緒方英子さんの本。これは... 目の付けどころは悪くないのに、今一つ整理しきれてないって感じでしょうか。もっと上手く構成・編集すれば、もっと面白くなったはず。丁寧に作ってるのは分かるんだけど。


国内(音楽系)
         

エッセイも音楽系ですが、こちらはもっとお勉強寄りの本です。バッハの本4冊は、それぞれに面白かった。「バッハの音符」の、作曲家の池辺晋一郎さんによるバッハの楽譜の分析もすごく興味深かったし... 「バッハからの贈りもの」の鈴木雅明さんは、チェンバロ・オルガン奏者。古楽演奏家として海外でも評価の高い方なのだそう。他の作曲家の作品をやってみても、やっぱり自分の家に戻るようにバッハに戻って来てしまうと仰ってる言葉がとても印象的でした。それにしても、本当に演奏するためにはこれだけ深く知ってないとダメなんですねえ。「ピアノQ&A 136」はピアニストの横山幸雄によるピアニズム。最初は初心者向けで始まってだんだんレベルアップ、最後の方は専門的にピアノを勉強してる人向けになります。(だから下巻の方が面白い) 次の2冊は西洋音楽史。2冊目は1冊目で書いた内容に即したCDやDVDを紹介していくものなので、ある意味セットですね。ここに紹介されてる51枚を順番に並べて、この本を読みながらかけたいぞ! 次は青柳いづみこさんの本2冊。ドビュッシーを練習しようと思って「指先から感じるドビュッシー」を再読、「ドビュッシー 想念のエクトプラズム」は今回初読み。ヴェルレーヌやランボーの話が出てくるとは思ってなかったのでびっくり。長かったけど、面白かった。


こんなところです。音楽関係の本が随分多くなっちゃいました。本当は塩野七生さんの「ローマ人の物語」の残り2冊を読んでしまおうと思ったんですけど、単行本は重くて持ち運びできないので、やっぱりやめました... 文庫になったら読むことにします!

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1ヶ月ぶりの更新です。
相変わらず休止中なのですが、それだと本当に読んだ本のことが記憶の彼方に飛んでいってしまうので...(笑)
当分は月ごとに読んだ本のメモ程度に更新することにしました。
1月に読んだ本は以下の通りです。


「蛇、もっとも禍し」上下 ピーター・トレメイン
「サークル・オブ・マジック」1~3 デブラ・ドイル ジェイムズ・D・マクドナルド
「レイチェルと滅びの呪文」クリフ・マクニッシュ
「ブラバン」津原泰水
「ジャンピング・ジェニイ」アントニイ・バークリー
「エンジェルズ・アイ」「エンジェルズ・ティアーズ」山本容子
「ぼくを探しに」シェル・シルヴァスタイン
「山本容子版画集」「展覧会の展覧会」山本容子
「さかしま」J.K.ユイスマンス
「獣の奏者」3・4 上橋菜穂子
「雪だるまの雪子ちゃん」江國香織
「ローマ人の物語」29~37 塩野七生
「ふたくちおとこ」多和田葉子
「はみだしオケマン挑戦記」「オケマン大都市交響詩」茂木大輔
「Scope」桑原弘明・巖谷國士
「イスカンダルと伝説の庭園」ジョアン・マヌエル・ジズベルト
「風の靴」朽木祥
「双調平家物語」1~2 橋本治


特に面白かったのは、「ジャンピング・ジェニイ」かな。これはロジャー・シェリンガムシリーズの作品。ミステリです。事件に巻き込まれてしまったシェリンガムが右往左往するのが楽しくて~。このシリーズの作品はどれもそれぞれに面白いと思うんですが、これはその中でもかなり上位に位置する作品です。(私の中で)


軽くジャンル分けをしてみると、こんな感じでしょうか。

海外(一般)
   

「蛇、もっとも禍し」は、中世のアイルランドを舞台にした修道女フィデルマのシリーズ。今回はフィデルマの高飛車なところがあまり気にならずに楽しめたし(フィデルマが変わったのか、読み手の私が慣れたのかは、今の時点では不明)、「さかしま」はずっと読みたかった作品なので、ようやく読めて嬉しかった! というのが真っ先にくる私。「洗練」と「俗悪」が紙一重のところで揺らめいているのが楽しかったです。


海外(児童書)
     

「サークル・オブ・マジック」は、まあまあ... 「レイチェルと滅びの呪文」はあまり好みではなく... 「イスカンダルと伝説の庭園」は、美しい物語ではあるんだけど、それほど独創的というわけでもなく... あ、「イスカンダル」って「アレキサンダー」のアラビア語・ペルシア語読みって知ってました?
この中で良かったのは「ぼくを探しに」。これは単純そうに見えて、実はとっても深い物語でした。


国内(一般)
             

「ブラバン」は、かつて青春時代を過ごした大人のための物語。青春小説ではないです、決して。そして「雪だるまの雪子ちゃん」は、雪子ちゃんのあまりの可愛らしさにノックアウト。「ローマ人」の物語は、いっぱい並んでますが、これで単行本3冊分。「ふたくちおとこ」は、「ハーメルンの笛吹き」や「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」といったドイツ地方に伝わる伝説を基に展開された物語。ティル・オイレンシュピーゲルといえば、「のだめ」のヨーロッパ編で、リヒャルト・シュトラウス作曲の交響詩が登場してましたよね。こういうところで思いがけず再会できると、なんだか嬉しくなっちゃう。


国内(エッセイ)
 

茂木大輔さんは、NHK交響楽団の首席オーボエ奏者。この方のエッセイは、個人的に文章があまり好きではないのだけど... いや、これはほんと個人的な好き嫌いであって文章の良し悪しとは関係ないんですけど! 内容はとても面白いです。(去年読んだ「オーケストラは素敵だ」と内容が少し被ってましたが)


国内(児童書)
  

「獣の奏者」は、2巻であれだけ綺麗に完結したのに!と思っていたんですが、いざ3巻4巻を読んでみると、物語がまた一段と大きくなっているのに気付かされました。丁度ゲド戦記が3巻で一旦は完結していたのに、その後の物語も含めて完全になったような感じ。「風の靴」は噂にたがわず、ですね。湖水地方でなくても、日本でも、ランサムのあの世界を作り出すことが可能だったなんて!(しかも解説が神宮輝夫さんだなんて!)


国内(ビジュアル系)
    

去年の年末から引き続き、山本容子さんの本を何冊か。「山本容子版画集」で白黒の作品ばかり収められているのを見て、私の中ではやっぱり「色」が大きなポイントだったんだなあと改めて思いました。色がある方がずっと好き。そして「Scope」は「スコープ少年の不思議な旅」(感想)の延長なんですが、さらにパワーアップしていてすごい~。何度でも見入ってしまいます。本当に素敵。


こんなところでしょうか。
「ローマ人の物語」は、単行本をあと2冊残すのみなので、今月には読み切ることができるかな。今はローマ繋がりでアーシュラ・K・ル=グウィンの「ラウィーニア」を読み始めてます。これを読んだら「アエネーイス」を再読したくなっちゃうかもしれないな、なんて思いつつ... 楽しみです。

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慮柳涼さんの年賀状ご無沙汰しているうちに、すっかり年が明けてしまいました。お久しぶりです。まだまだ再開という気分にはなっていないのですが、新年なのでご挨拶に出てまいりました。皆さま、お元気でしょうか。旧年中は大変お世話になりまして、ありがとうございました。今年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
右の画像は慮柳涼さんに頂いたお年賀の画像です。これは1/4ぐらいに縮小してしまってますが、クリックすると別画面で本来の大きさの画像が見られます♪

さて、去年は11月の半ばに突然感想を書くのをストップしてしまったんですが、それからも本はぼちぼちと読んでおりました。まず感想を書いた本のリストはこちら。そして更新休止以降に読んだ本のリストはこんな感じです。


「はるかな国の兄弟」「ミオよわたしのミオ」「山賊の娘ローニャ」「さすらいの孤児ラスムス」リンドグレーン
「セックスの哀しみ」バリー・ユアグロー
「越境」コーマック・マッカーシー
「三谷幸喜のありふれた生活」1~7 「気まずい二人」「俺はその夜多くのことを学んだ」「仕事、三谷幸喜の」三谷幸喜
「コンクールでお会いしましょう」「ピアニストという蛮族がいる」中村紘子
「ピアニストへの基礎」田村安佐子
「やさしい訴え」小川洋子
「マダム小林の優雅な生活」「マダムだもの」小林聡子
「ビジュアルで楽しむ ピアノの世界」
「CDでわかる ピアノの名器と名曲」
「退出ゲーム」初野晴
「ふじいろの童話集」アンドルー・ラング
「圏外へ」吉田篤弘
「扉守 潮ノ道の旅人」光原百合
「村上春樹」を聴く。ムラカミワールドの旋律」小西慶太
「とらんぷ譚」中井英夫
「ピアノへ 10人のピアニストたちが語る20世紀のピアノの名盤そして私がピアニストになるまで」
「上原ひろみサマーレインの彼方」神舘和典
「冬の薔薇」パトリシア・A・マキリップ
「ソナチネの木」岸田衿子
「ボクの音楽武者修行」「音楽」小澤征爾
「七つの夜」ホルヘ・ルイス ボルヘス
「ペーパームービー」「会見記」内田也哉子
「知ってるようで知らない指揮者おもしろ雑学事典」近藤憲一
「ソロモンの歌」「スーラ」トニ・モリスン
「見て読む本 クラシック名曲はじめてガイド CDつき」ヤマハミュージックメディア
「悪魔の涎・追い求める男 他八篇―コルタサル短篇集」コルタサル
「ゆかいなホーマーくん」ロバート・マックロスキー
「少年の魔法のつのぶえ ドイツのわらべうた」ブレンターノ、アルニム編
「木はえらい イギリス子ども詩集」
「本の話 絵の話」「はなうた巡礼」「山本容子のジャズ絵本 Jazzing」「わたしの美術遊園地」山本容子
「ほしのおくりもの」「道」「星月夜の夢がたり」光原百合
「オーケストラは素敵だ オーボエ吹きの修行帖」「オーケストラ楽器別人間学」茂木大輔
「魔術師マーリンI 運命の出会い」サイモン・フォワード
「セブンスタワー」1~6 ガース・二クス
「RDGレッドデータガール」1・2 荻原規子


合計506冊。なんだかジャンルがよく分からないリストになっちゃってますが、去年のラスト1ヶ月半は三谷幸喜さんのエッセイにハマって固め読みしたのと、あとは音楽関係の本を結構読みました。「読む」というより「眺める」タイプの本も結構混ざってますが...(^^ゞ
年越し読書となったのは、ピーター・トレメインの修道女フィデルマシリーズ「蛇、もっとも禍し」の上下巻。

ええと、感想を書かなくていいというのは、予想してたよりもものすごーーく快適で! 本を選ぶのも実際読むのも、なんだかものすごく気が楽で! 感想を書くためにはきちんと本に向き合わなくちゃいけなくて、それはそれでいいことなんですけど... その枷がなくなって、本当に久しぶりに読むことを純粋に楽しめたという感じがします。私にとっての感想は自分のための記録という意味合いが一番大きいし、それもすごく意義があることなんですけど(私ほど自分のサイトを検索してる人間はおるまいという勢いで活用してますから・笑)、やっぱりちょっと重荷になってきてたようです。


そして読書以外のことといえば、去年はまずピアノのレッスンを再開しました。小学校1年の時から高校3年生の時まで習ってたんですが、大学に入る時にやめてしまって、それ以来です。その間も自分で好きなように弾くというのはあったんですけど、それだとなかなかレパートリーも増えないし、練習しててもものすごく効率が悪いんですよね。指も一度鈍ってしまうとなかなか元に戻らないし。で、えいやっと習い始めることにしたんですが、子供の頃はそれほど好きじゃなかった練習が、今は楽しくて楽しくて~。いい先生にも恵まれたし、特にここ数カ月は、暇さえあれば(本より)ピアノだったかも。とは言っても、私もそんなに暇を持て余してるわけじゃないし、楽器の場合は時間的な制約もあるので、それほど練習時間をとれるわけじゃないんですが... 去年一番嬉しかったのは、長年憧れだったショパンのエチュードの10-4がなんとか弾けるようになったこと!(「のだめ」のドラマで、小学生ののだめが弾いてた曲です)
あとサックスは習い始めて丸4年かな? こちらはピアノほどには頑張れなかったんですが、こちらも楽しくレッスンに通い続けてます。なかなか上手くならないんですけどね。ピアノ以上に音が大きいので、レッスン時間を確保するのが大変で。というのは言い訳ですね。いや、サックスも楽しいし大好きなんですよ!


ブログやサイトの更新を休止したら、もう少しネットを徘徊できるなと思ってたんですけど、なぜかそれが全然で... 反省。今年はもう少し積極的にお友達のブログやサイトに遊びに行ければいいなと思ってるのですが、どうなることやら。そうでなくても去年は読み逃げばかりだったので、今年はもっと足跡を残すのが目標です。
こんな私ですが、みなさま、今年1年もどうぞよろしくお願いいたしますね。

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