Catégories:“ファンタジー(翻訳)”

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友人に連れられて行ったそのクラブは、敷地もあまり大きくなく、部屋数もたかが知れており、ビリヤード台もなく、特別美味しいワインがあるわけでもない、冴えないクラブ。しかし折よくジョーキンズという古株が来ていて、彼に好物のウイスキーのソーダ割を振舞えば、必ず面白い物語を聞かせてくれるというのです。

ビリヤードクラブで語られるホラ話の数々。それは世界中を旅してきた、一度は人魚と結婚までしたたというジョーキンズ氏が語る物語。ダンセイニといえば、これまでは「ぺガーナの神々」や「魔法使いの弟子」のような中世的なファンタジーのイメージだったんですが、これはまるで違うんですね。こんな作品も書いていたとはびっくり。こちらにも妖精や魔女、人魚などは登場しますし、蜃気楼が幻想的な情景を作るんですが、もっと日常に近い物語。しかも「電気王」という作品では火星旅行について、「ビリヤード・クラブの戦略討議」ではなんと原爆戦争について書かれてるんです。この「ビリヤード・クラブの戦略討議」が発表されたのは、広島の原爆投下から3年後なんですよね。最初はちょっと引いたんですが、でも最後のオチは好きでした。...でも、魔女の住む森や丘の上に現れる蜃気楼の情景は美しいけど... ダンセイニなら、もっと重厚なファンタジーが読みたいかな。(ハヤカワ文庫FT)


+既読のロード・ダンセイニ作品の感想+
「ぺガーナの神々」ロード・ダンセイニ
「魔法使いの弟子」ロード・ダンセイニ
「魔法の国の旅人」ロード・ダンセイニ
「世界の涯の物語」「夢見る人の物語」ロード・ダンセイニ
「妖精族のむすめ」ロード・ダンセイニ
「エルフランドの王女」ロード・ダンセイニ
「影の谷物語」ロード・ダンセイニ
「時と神々の物語」「最後の夢の物語」ロード・ダンセイニ
「ダンセイニ戯曲集」ロード・ダンセイニ
「牧神の祝福」ロード・ダンセイニ

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パトリシア・マキリップによる異世界ファンタジー、イルスの竪琴全3巻です。いやあ、面白かった!
一読して「指輪物語」の影響を感じたし、実際共通する部分が多いんですよね。辺境の小さな平和な村に住む平凡な主人公が、何らかの使命のために旅に出るところとか、実は平和だと思っていたのは主人公たちだけで、戦いの影がすぐそばまで迫ってきていたこととか。でも、この世界ならではのユニークな設定も色々とありました。王国内のそれぞれの領国支配者は、その領国と見えない絆で密接に結びついていて、その領国内でのことは草木の1本1本に至るまで全て感じとることができるし、その人が死ぬと領国支配権は自動的に世継に移るとか... だから君主が死んだ時、世継はそれを真っ先に身体で知ることになるんです。あと、この世界では「謎解き」がとても重要で、大学も謎解きとその教訓を教える場所だし、謎解きのためには命を賭けることも珍しくないとか。主人公も、最初は躊躇ってるんですが、最終的には謎に対する好奇心を抑えきれずに冒険に飛び込んでしまうことになるし... そして謎解きが盛んなだけあって、作品の中では謎がさらに大きな謎を呼んで、もう謎だらけ。って、あらすじもちゃんと書いてないので、何のことやら、ですが。
3冊のほとんどが旅の途上というのも「指輪物語」っぽいところ。でもその旅で訪れる各地の情景の描写がすごく綺麗なんですよねえ。もう、草原を吹き渡る風を肌に感じられるような気がするほど。戦いの場面ですら幻想的で美しいというのが凄いです。

登場人物も地名もすごく色々あって最初は混乱したし、設定を掴むまでが大変だったんですけど、一度掴んでしまえば、あとは夢中で一気読み。巻末に登場人物名と地名の一覧表が載ってるのも助かりました。ええと、現在は1冊目の「星を帯びた者」だけが入手可能のようですね。これ1冊だけだと、「えっ、こんなところで終わらせないでよ!」ってところで終わっちゃうので、どうかと思うんですけど、剣と魔法の異世界ファンタジーが好きな方にはオススメの作品かと~。(ハヤカワ文庫FT)


+既読のパトリシア・A・マキリップ作品の感想+
留守中に読んだ本(18冊)(「妖女サイベルの呼び声」「影のオンブリア」の感想)
「星を帯びし者」「海と炎の娘」「風の竪琴弾き」パトリシア.A.マキリップ
「ムーンフラッシュ」「ムーンドリーム」パトリシア・A・マキリップ
「オドの魔法学校」パトリシア・A・マキリップ
「ホアズブレスの龍追い人」パトリシア・A・マキリップ
「チェンジリング・シー」パトリシア・A・マキリップ
「茨文字の魔法」パトリシア・A・マキリップ

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ごく普通の12歳の男の子・ジェイミーは、ある日<あいつら>を見てしまったことから、無理矢理ゲームの中に放り込まれ、<故郷に向かう者(バウンダーズ)>となることに...。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズらしい多重世界の物語なんですが、ここで移動手段となるのは、いつものような魔法ではなくて、ゲーム。ゲームをしている<あいつら>という存在、そしてその駒となったジェイミーたち。ジェイミーたちは<あいつら>によって、次々に違う世界へと移動させられ、その世界の言葉を覚え、生活に慣れた頃に再び移動することになります。
もしこの世界を神の視点を持つ誰かが操っていたら... という話は時々ありますが、駒とされてる人間が神の視点に気づくことって、それほどないと思うんですよね。でもこの話の中では、そういう存在が普通の人間の世界のある場所に入り込んでいるから、駒となる人間にも分かっちゃう。だからこそ、そのゲームのルールを逆手に取ってやろうという戦いが生まれるわけなんですが。
D.W.J.らしい明るい雰囲気はなくて、どこか重苦しい雰囲気。どうも雰囲気が掴みにくくて2回読んだんですけど、やっぱりイマイチ良く分からなかったかも... というか今ひとつ納得できなかったような... 描写が足りなかったのか、主人公以外の登場人物のイメージをしにくかったのもどうもなあ、でした。(PHP研究所)


+既読のダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の感想+
「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「アブダラの空飛ぶ絨毯」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「デイルマーク王国史」1~4 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
留守中に読んだ本(18冊)(「マライアおばさん」「七人の魔法使い」「時の町の伝説」の感想)
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「いたずらロバート」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「星空から来た犬」「魔空の森ヘックスウッド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バビロンまでは何マイル」上下 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ウィルキンズの歯と呪いの魔法」「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「うちの一階には鬼がいる!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法!魔法!魔法!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ぼくとルークの一週間と一日」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「牢の中の貴婦人」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「キャットと魔法の卵」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Livreに「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「九年目の魔法」の感想があります)

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ペギー・スーのパパの新しい仕事は、砂漠のはずれにある、使われていない飛行場を警備すること。しかしその砂漠に着いた途端、青い犬は、目に見えない子供たちがそこら中にいて泣き声を立てていると言い、地元に住む老人は、この砂漠にできる蜃気楼は非常に危険で、今までにも多くの人々がその蜃気楼に足を踏み入れ、そのまま帰ってこなくなったと言います。そしてペギー・スーの両親や姉も、その蜃気楼の中に攫われてしまうのです。

「ペギー・スー i 魔法の瞳をもつ少女」(感想)に続く、ペギー・スーシリーズの2作目。
1巻を読了した時に予想した通り、2巻の方がずっと面白かったです。1巻ではペギー・スーは完全に孤立していたし、相当ブラック風味だったんですけど、今回は仲間が出来たせいか、そのブラックさがかなり緩和されてました。1巻で出会った青い犬はペギー・スーを守ってくれようとする頼もしい存在だし、今回は蜃気楼の国から逃げてきたセバスチャンという少年も仲間入り。

恐ろしい恐ろしいと散々脅かされた蜃気楼の国は、一見子供の楽園。通りに立ち並ぶケーキ屋ではケーキやキャンディが無料で配られているし、魔法の丸薬を飲めば何でも希望通りの姿に変身できるし、雲の上でスキーもできるし... 何でも希望が叶えられる場所。でもそれらは全て落とし穴なんですね。
両親と姉を救い出すためには、まずその蜃気楼を作り出している悪魔の目を覚まさせなければならないと聞き、青い犬やセバスチャンと一緒に悪魔の庭園に乗り込むペギー・スー。でも野菜や果物に変身してしまいそうになったり、果物が我慢できないぐらい美味しそうなお菓子の香りを漂わせて誘惑してきたり、さらにはお菓子に変身してしまった仲間を食べたくて仕方がなくなったり...!(これ、結構凄いです) 負けそうになりながらも、仲間と一緒に頑張るペギー・スーの姿がなかなか良かったです。畳み掛けるような展開に引き込まれて、一気に読み終えてしまいました。フランスで人気があるというのも、ようやく納得。(角川文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「ペギー・スーi  魔法の瞳をもつ少女」セルジュ・ブリュソロ
「ペギー・スーii  蜃気楼の国へ飛ぶ」セルジュ・ブリュソロ
「ペギー・スーiii 幸福を運ぶ魔法の蝶」セルジュ・ブリュソロ
「ペギー・スーiv 魔法にかけられた動物園」「ペギー・スーv 黒い城の恐ろしい謎」セルジュ・ブリュソロ

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ポール・ギャリコ2冊。どちらも児童書。「ほんものの魔法使」の方は、ちくま文庫からも出ましたが、私が読んだのは単行本です。
「トンデモネズミ大活躍」は、ある陶器職人が作ったネズミが命を得て大冒険を繰り広げるという物語。モナコの故グレース・ケリー王妃が陶芸を始めた時に最初に作ったネズミの人形が、物語の生まれるきっかけになったのだそうです。ここに登場するトンデモネズミは、全身青色。小さな丸っこい体はフクロネズミみたいだし、後ろ足はカンガルー、前足はサルのよう。耳はウサギの耳そっくりで、内側は毒々しいオレンジ色。しかも尻尾もほとんどなく、という状態なんですけど... グレース・ケリー王妃が作ったネズミもそんな姿だったのでしょうか?(笑)
「ほんものの魔法使」は、魔法都市マジェイアを訪れた青年魔術師アダムの物語。最初は本物の魔法使いが沢山登場するファンタジーかと思ってたんですけど、実はこの魔術都市にいる魔法使いは本物の魔法使いじゃなくて、手品師とか奇術師なんですよね。最初はどこかにネタがあるはず... と、アダムの魔法を見ていた面々が、もしかしたらこれは本物?と思い始めたところから、だんだん中世の魔女裁判のような感じになってくるのが不気味。

「トンデモネズミ大活躍」の方は、あまりに子供用であんまり好みじゃなかったかも... 「ほんものの魔法使」の方が面白かったです。でもポール・ギャリコの作品の中では、まあまあってとこですね。(←なんかエラそう(^^;) (岩波書店・大和書房)


+既読のポール・ギャリコ作品の感想+
「トマシーナ」ポール・ギャリコ
「セシルの魔法の友だち」ポール・ギャリコ
「マチルダ ボクシング・カンガルーの冒険」ポール・ギャリコ
「われらが英雄スクラッフィ」ポール・ギャリコ
「幽霊が多すぎる」ポール・ギャリコ
「猫語の教科書」ポール・ギャリコ
「ハリスおばさんパリへ行く」「ハリスおばさんニューヨークへ行く」他2冊 ポール・ギャリコ
「七つの人形の恋物語」「スノーグース」ポール・ギャリコ
「トンデモネズミ大活躍」「ほんものの魔法使」ポール・ギャリコ
「ポセイドン」上下 ポール・ギャリコ
「ザ・ロンリー」ポール・ギャリコ
「「きよしこの夜」が生まれた日」ポール・ギャリコ
Livreに「ジェニィ」の感想があります)

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ポール・ギャリコ2冊。まずは河合隼雄さんの「ファンタジーを読む」(感想)にも挙げられていた「七つの人形の恋物語」。(この表紙がやけに怖いんですが、私が読んだのはこれじゃなくて金子國義さんの挿画による角川文庫版) いやあ、すごく良かったです。ポール・ギャリコの作品はこれで14冊目で、これまでもそれぞれに良かったんですが、最初に読んだ「ジェニィ」と「トマシーナ」がダントツだったんですよね。この「七つの人形の恋物語」はそれ以来のヒットかと。どこがどう良かったのか、言葉にするのがとても難しいんですが...

その物語は、芝居で身を立てようとパリに出てきたものの上手くいかず、今にもセーヌ河に身投げをしようとしていた少女・ムーシュに声をかけたのは、人形芝居一座の赤毛の人形。ムーシュは次々に登場する7つの人形たちと意気投合、その会話は通りすがりの客たちにも受けて、ムーシュはそのまま一座に加わることに。でもその人形たちの操り手であるミシェルは冷酷そのものの男で... というもの。

皮肉や意地悪も言うけど、本質的にはとても優しい人形たち。この人形たちとムーシュとのやり取りが生き生きとしてて楽しいんです。自殺しようとするほど思いつめていたムーシュが、気づけばすっかり癒されてしまっていたほど。最初は、この人形たちが実は生きていたというファンタジーかと思ったんですけど、そうじゃないんですよね。となると、その操り手であるミシェルにも本質的にそういう部分があるんだろうと思うのですが、これが全然。優しさや憐れみなどまるで知らずに育ったミシェルは、ムーシュの純粋さが許せず、何かといえばムーシュに辛く当たります。それどころか、部屋が1つで済めば安上がりだなんて理由でムーシュを陵辱してしまうほど。そこには愛情などまるでなくて、自分が持ってないものを持ってるムーシュを壊してしまいたいという思いだけ。でも、夜、ミシェルがムーシュに冷酷になればなるほど、昼の人形たちはムーシュに優しくなって...
ミシェルの冷酷さが人形たちの優しさを際立たせてるし、逆に人形たちの優しさはミシェルの冷酷さを際立たせていて、でもムーシュには絶えずその両極端の現実に苛まれることになるんです。そして最後の収束。いや、もう、上手く説明できないんですが、「でも、僕らって誰なんだ」という言葉が何とも言えません。

「スノーグース」の方もとても良かったです。ここに収められているのは、「スノーグース」「小さな奇蹟」「ルドミーラ」の3編。どれも決して派手とは言えないんですが、凛とした美しさと静かな強さがありました。大きな愛情を感じる物語。
「七つの人形の恋物語」も「スノーグース」もごくごく薄い文庫本なのに、読むのにものすごく時間がかかっちゃいました。というのは決して悪い意味ではなくて、じっくりと読んだという意味で。矢川澄子さんの訳も良かったんでしょうね。さて、「ファンタジーを読む」の「七つの人形の恋物語」の部分を読み返そうっと。(角川文庫・新潮文庫)


+既読のポール・ギャリコ作品の感想+
「トマシーナ」ポール・ギャリコ
「セシルの魔法の友だち」ポール・ギャリコ
「マチルダ ボクシング・カンガルーの冒険」ポール・ギャリコ
「われらが英雄スクラッフィ」ポール・ギャリコ
「幽霊が多すぎる」ポール・ギャリコ
「猫語の教科書」ポール・ギャリコ
「ハリスおばさんパリへ行く」「ハリスおばさんニューヨークへ行く」他2冊 ポール・ギャリコ
「七つの人形の恋物語」「スノーグース」ポール・ギャリコ
「トンデモネズミ大活躍」「ほんものの魔法使」ポール・ギャリコ
「ポセイドン」上下 ポール・ギャリコ
「ザ・ロンリー」ポール・ギャリコ
「「きよしこの夜」が生まれた日」ポール・ギャリコ
Livreに「ジェニィ」の感想があります)

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ある朝、とある編集者の家に届けられていたのは、"£YE SUK@NT MUWOQ"などという文字と記号が入り混じった文章の不思議な原稿。タイプされた分厚い原稿の束が、玄関の外に置かれていたのです。まるで読めない原稿に困った彼は、戦争中暗号解読をしていたこともある友人のポール・ギャリコのところに、その原稿を持っていくことに。

猫による猫のためのマニュアル本。「人間の家をのっとる方法」に始まり、人間について詳しく解説し、その家での居心地を良くするためには、どうやって人間を躾ければいいのか、人間を篭絡するために必要な行動や、魅力的な表情の作り方など、その猫が実際に家をのっとった時の経験を踏まえて細かく書かれています。
この猫の口調が冷静で、しかもすごく的確なんですよ。説得力たっぷり。私はまだ猫の飼い主初心者ですけど、それでも「うわー、分かる分かる」という部分が多くて可笑しかったです。これは長年猫を飼ってる方は、きっともっとそう感じるんでしょうね。
うちも「猫を飼ってる」という意識でいたんですけど、実は猫に躾けられているのかも...?(笑)

そしてこれほどの原稿を猫がどうやって書いたかといえば、軽く触れるだけで文字が打てるタイプライターによるものでは? とギャリコは考えてます。カメラマン夫婦に飼われているツィツァという猫が書いたのではないかというところまで推理。で、この本の表紙は、実際にツィツァがタイプライターを触ってる写真なんですよ。こんなのを見せられたら、本当にそうかも~って思ってしまいますよね。(笑)
巻末には、大島弓子さんのあとがき代わりの書き下ろし漫画もあります(^^)。(ちくま書房)


+既読のポール・ギャリコ作品の感想+
「トマシーナ」ポール・ギャリコ
「セシルの魔法の友だち」ポール・ギャリコ
「マチルダ ボクシング・カンガルーの冒険」ポール・ギャリコ
「われらが英雄スクラッフィ」ポール・ギャリコ
「幽霊が多すぎる」ポール・ギャリコ
「猫語の教科書」ポール・ギャリコ
「ハリスおばさんパリへ行く」「ハリスおばさんニューヨークへ行く」他2冊 ポール・ギャリコ
「七つの人形の恋物語」「スノーグース」ポール・ギャリコ
「トンデモネズミ大活躍」「ほんものの魔法使」ポール・ギャリコ
「ポセイドン」上下 ポール・ギャリコ
「ザ・ロンリー」ポール・ギャリコ
「「きよしこの夜」が生まれた日」ポール・ギャリコ
Livreに「ジェニィ」の感想があります)

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