Catégories:“ファンタジー(翻訳)”

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ある日、人間の少女に姿を見られてしまった人魚が、掟を破ったということで人間の姿に変えられて海の世界から陸の世界へと追放されてしまいます。そして海辺に倒れている元人魚を助けたのは、耳が不自由な女の子、という物語。何ともファンタジックなおとぎ話なんですが、障害者が登場するところが現代的ですね。でもって、そんな少女たちの成長物語にもなっているところも、全然無理がなくていい感じ。でもそれよりも何よりも、何とも叙情的で美しいです。妖しいとか耽美とかではなくて、もっとほんわりとした暖かい感じ。やっぱりヨーレンはいいかもしれないなあ。(ハヤカワ文庫FT)


+既読のジェイン・ヨーレン作品の感想+
「夢織り女」ジェイン・ヨーレン
「水晶の涙」ジェイン・ヨーレン
「三つの魔法」ジェイン・ヨーレン
「光と闇の姉妹」「白い女神」ジェイン・ヨーレン
「月夜のみみずく」ジェイン・ヨーレン ショーエンヘール

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アメリカ人が書いた中国物ということで、もしや痛々しい勘違いぶりと、物凄い違和感があるのでは... と心配してたんですけど(おぃ)、案外ほんとに中国映画にありそうな、猥雑なパワーがいっぱいの作品でした。唐初期の中国に、なんと「北京」があったり、「秦王」が登場したりするんですけど、原著には「A Novel of an Ancient China That Never Was」という副題が付いているそうだし、作者も分かっていて遊んでるんでしょうね。でもって、登場人物の名前や地名、中国特有の固有名詞などがきちんと漢字に訳されているのがありがたかったです。(この作品を翻訳するのは、さぞかし大変だったでしょうね...)
...でもやっぱりどこか読みにくかったんですよね。1冊の中に3冊分ぐらいの内容が詰め込まれてるせいなのかしら...。全体的にすごく詳細な描写なんだけど、肝心なところで一言足りないようなもどかしさ。実は以前にも、冒頭のあまりの読みにくさに一度挫折したことがあるんですが、今回も挫折しそうになりました。ものすごくテンポが良くて、いかにも楽しそうな雰囲気なのに、それが堪能できなくて残念。だってね、話にようやく乗れたのが、後半3分の1なんですよー。あ、でもそこからはなかなか良かったです。それにそれまでのドタバタぶりからは想像もつかないほどの綺麗なラストシーンでした♪(ハヤカワ文庫FT)

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あらためて言うまでもないですが、「ハウルの動く城」の原作。2年ぐらい前から気になってたんだけど、ようやく読めました!
インガリーという魔法や魔法使いが普通に存在する世界が舞台で、帽子屋の長女・ソフィーが主人公。冒頭から「七リーグ靴」や「姿隠しのマント」なんかが登場して「おお!」と思っていたら、ソフィーがいきなり拗ねてます。末っ子のマーサには成功が約束されてるけど、長女の自分には可能性がないからなんですって!確かに昔からのおとぎ話だと、いつだって1番上と2番目は失敗して、末っ子が成功するっていうパターン。でもだからって、全部が全部そうだと決め付けなくてもねえ。(笑) そんな風におとぎ話を逆手にとってるのが可笑しいです♪ でも訳者あとがきで書かれていた「太陽の東 月の西」はいいんだけど(私も子供の頃に良く読んでました!)、もう1つ連想できる某ファンタジーのモチーフの方は、ちょっと違和感だったかな...。この作品に出すにはちょっと新しすぎるというか(本当は結構古い作品なんですけどね)、お手軽に見えてしまうというか。どこかバランスがしっくりこない感じがします。(ごくごく個人的な印象です!)
これは映画を観てから読んだら、きっともっと楽しめるんでしょうね。でも映画よりもとりあえず、姉妹作の「アブダラと空飛ぶ絨毯」が読みたいな。...と思ってたら、母から「この人の本は、次に何を読めばいいのかしら」という質問が。なので、とりあえずそれを買うように薦めておきました。(爆)(徳間書店)


+シリーズ既刊の感想+
「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「アブダラの空飛ぶ絨毯」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

+既読のダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の感想+
「デイルマーク王国史」1~4 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
留守中に読んだ本(18冊)(「マライアおばさん」「七人の魔法使い」「時の町の伝説」の感想)
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「いたずらロバート」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「星空から来た犬」「魔空の森ヘックスウッド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バビロンまでは何マイル」上下 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ウィルキンズの歯と呪いの魔法」「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「うちの一階には鬼がいる!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法!魔法!魔法!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ぼくとルークの一週間と一日」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「牢の中の貴婦人」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「キャットと魔法の卵」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Livreに「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「九年目の魔法」の感想があります)

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副題通りの、幻獣をモチーフとした短編集。寓話っぽいのから現代小説風、SFまで幅広いです。タニス・リーなら、私はやっぱり現代風の作品よりも、寓話っぽいのとかファンタジー色の強いのが好きだなあ。でもユニコーンやゴルゴン、ドラゴンといった本当の幻獣も登場するんですけど、猫やカラス、猿といった普通にいるような動物も登場するんですよね。で、そちらの方が、むしろ幻想味が強いようなのが不思議。や、猫は分かるんですけどね。猿がね。(笑)
で、この本、クリムトを彷彿とさせる表紙も綺麗なんだけど、中のモノクロームのイラストがまた物凄く綺麗なんですよー。これを描いてらっしゃるのは、加藤俊章さんという方なんですね。公式サイトはこちら。ここのWorkのコーナーの白黒の女性のイラストみたいなの、大好き! 他のイラストも色々と見てみたいなあ。(ハヤカワ文庫FT)


+既読のタニス・リー作品の感想+
「闇の公子」タニス・リー
「死の王」タニス・リー
「タマスターラー」タニス・リー
「ドラゴン探索号の冒険」タニス・リー
「白馬の王子」タニス・リー
「惑乱の公子」タニス・リー
「熱夢の女王」上下 タニス・リー
「ゴルゴン 幻獣夜話」タニス・リー
「血のごとく赤く」タニス・リー
「バイティング・ザ・サン」タニス・リー
「鏡の森」タニス・リー
「黄金の魔獣」タニス・リー
「幻魔の虜囚」タニス・リー
「幻獣の書」「堕ちたる者の書」タニス・リー
「月と太陽の魔道師」タニス・リー
「冬物語」「闇の城」タニス・リー
「銀色の恋人」タニス・リー
「妖魔の戯れ」タニス・リー
留守中に読んだ本(18冊)(「ウルフタワー」の感想)
「影に歌えば」「死霊の都」タニス・リー
「パイレーティカ 女海賊アートの冒険」タニス・リー
「銀色の愛ふたたび」タニス・リー
「水底の仮面」「炎の聖少女」タニス・リー
「土の褥に眠る者」「復活のヴェヌス」タニス・リー
「悪魔の薔薇」タニス・リー

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4150201218.jpg 4150201226.jpg [amazon] [amazon]
平たい地球のシリーズの4作目。昨日読んだ「惑乱の公子」の直後の話。
読み始めた時は、「なんかこれまでと雰囲気がちょっと違う...?」と、なかなか話の中に入れず、冒頭50ページを3回ほど読み返してしまいましたが(笑)、やっぱり煌びやかな世界は相変わらずでした~。これまでの3作に登場した人物が沢山登場して、オールキャスト的な楽しみもあるし、新しく登場する人たちがまた凄いんです。でもこの作品の主人公はあくまでも、闇の公子・アズュラーンの娘、アズュリアズ。このアズュリアズの変遷を描く大河ドラマのような作品でした。後半のこの展開も、やっぱりいつもとちょっぴり雰囲気が違う? でも最後のアズュラーンのシーンも良かったなあ。闇の公子も、こうなっちゃあ形無しだなあとも思いましたが。(笑)(ハヤカワ文庫FT)

この本が読めたのは七生子さんのおかげ。七生子さん、ありがとう!!


+シリーズ既刊の感想+
「闇の公子」タニス・リー
「死の王」タニス・リー
「惑乱の公子」タニス・リー
「熱夢の女王」上下 タニス・リー
「妖魔の戯れ」タニス・リー

+既読のタニス・リー作品の感想+
「タマスターラー」タニス・リー
「ドラゴン探索号の冒険」タニス・リー
「白馬の王子」タニス・リー
「ゴルゴン 幻獣夜話」タニス・リー
「血のごとく赤く」タニス・リー
「バイティング・ザ・サン」タニス・リー
「鏡の森」タニス・リー
「黄金の魔獣」タニス・リー
「幻魔の虜囚」タニス・リー
「幻獣の書」「堕ちたる者の書」タニス・リー
「月と太陽の魔道師」タニス・リー
「冬物語」「闇の城」タニス・リー
「銀色の恋人」タニス・リー
留守中に読んだ本(18冊)(「ウルフタワー」の感想)
「影に歌えば」「死霊の都」タニス・リー
「パイレーティカ 女海賊アートの冒険」タニス・リー
「銀色の愛ふたたび」タニス・リー
「水底の仮面」「炎の聖少女」タニス・リー
「土の褥に眠る者」「復活のヴェヌス」タニス・リー
「悪魔の薔薇」タニス・リー

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平たい地球3作目。これまで、闇の公子・アズュラーン、死の王・ウールムときて、今度は惑乱の公子・チャズが主人公なのね... と読み始めたんですけど、あれれチャズって意外と出番が少ない... むしろ全編に渡って登場しているのはアズュラーンのような。いえ、アズュラーンはとても好きなので、それもまた嬉しいんですけどね♪ でも、そうかといって、チャズの存在感があまりなかったわけではないのです。むしろこれだけの登場で、ここまでインパクトが強いというのも結構凄いかも。...ということで今回は、なんだかアズュラーンとチャズの対決といった感じでした。でもアズュラーンはチャズのこと嫌ってるんだけど、チャズはアズュラーンに対して、なんだか屈折した愛情を持ってるみたいなんですよねえ。
以前にも増して麗しい作品で、すっかり堪能しちゃいました。やっぱり浅羽莢子さんの訳は最高だわー。さて、次はどうなるんでしょう! 続けて「熱夢の女王」にいきまーす。(ハヤカワ文庫FT)


+シリーズ既刊の感想+
「闇の公子」タニス・リー
「死の王」タニス・リー
「惑乱の公子」タニス・リー
「熱夢の女王」上下 タニス・リー
「妖魔の戯れ」タニス・リー

+既読のタニス・リー作品の感想+
「タマスターラー」タニス・リー
「ドラゴン探索号の冒険」タニス・リー
「白馬の王子」タニス・リー
「ゴルゴン 幻獣夜話」タニス・リー
「血のごとく赤く」タニス・リー
「バイティング・ザ・サン」タニス・リー
「鏡の森」タニス・リー
「黄金の魔獣」タニス・リー
「幻魔の虜囚」タニス・リー
「幻獣の書」「堕ちたる者の書」タニス・リー
「月と太陽の魔道師」タニス・リー
「冬物語」「闇の城」タニス・リー
「銀色の恋人」タニス・リー
留守中に読んだ本(18冊)(「ウルフタワー」の感想)
「影に歌えば」「死霊の都」タニス・リー
「パイレーティカ 女海賊アートの冒険」タニス・リー
「銀色の愛ふたたび」タニス・リー
「水底の仮面」「炎の聖少女」タニス・リー
「土の褥に眠る者」「復活のヴェヌス」タニス・リー
「悪魔の薔薇」タニス・リー

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映画の「フィールド・オブ・ドリームス」の原作。本の表紙の画像はなかったので、映画のDVDの方を使ってます。あ、でも右横のamazonとbk1は、本の方にリンクしています... ややこしいっすね(^^;。
ええと、普段は、映画の原作を読むことって滅多にしないんです。ノベライズは論外ですしね。でも何かの話の流れで、なんとなく買って、そのまま何年か積みっ放しだったのでした。いやあ、本も良かったです。とても。登場人物に多少の違いがあるとはいえ、かなり原作に忠実な映画化だったようで、読んでると映画の色んなシーンを思い出しちゃいました。特に印象に残ってるのは、野球場の向こう側のとうもろこし畑から選手たちが出入りするシーンとか、ムーンライト・グラハムが戻ってしまうシーン。「見えない」人たちがグラウンドに入り込んで、選手たちが礼儀正しく場所をあけるシーンも...。やっぱり読んで良かったなあ。純粋で爽やかで、すごく透明感のある作品でした。こんな作品をあそこまで映画化できたっていうのは、実は凄いことだったのかも。映画の方も、久しぶりに観たくなっちゃいました。
映画では架空の黒人作家になってたはずなんだけど、原作で主人公が呼んで来る作家ってサリンジャーだったんですね。これにはちょっとびっくりでした。(文春文庫)

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