Catégories:“歴史・時代小説”

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9巻「眩の巻」と10巻「命の巻」。
7巻8巻のゴタゴタも9巻でようやく片がついて、それからはちょっと中休み的な流れになります。でもここでの出来事が、孔子のその後に大きく影響してきそうな予感。それに、今まで名前しか登場してなかった孔子の母親・徴在の話がここに来て語られることになります。で、この徴在がまたいい味出してるんですよね。酒見さんの描く女性って、すごく魅力的ですねー。前の巻に出てきた女神もすっごくかっこよかったし、悪役の子蓉も、他の男性悪役を完全に食っちゃってるし、そういえば、「後宮小説」でも女性が良かったんですよね。銀河も可愛かったし、そのルームメイトもそれぞれに個性的で好きだったし♪(新潮文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「陋巷に在り」1・2 酒見賢一
「陋巷に在り」3・4 酒見賢一
「陋巷に在り」5・6 酒見賢一
「陋巷に在り」7・8 酒見賢一
「陋巷に在り」9・10 酒見賢一
「陋巷に在り」11・12 酒見賢一
「陋巷に在り」13 酒見賢一

+既読の酒見賢一作品の感想+
「語り手の事情」酒見賢一
「聖母の部隊」酒見賢一
「ピュタゴラスの旅」酒見賢一
「泣き虫弱虫諸葛孔明」酒見賢一
「中国雑話 中国的思想」酒見賢一
Livreに「後宮小説」「墨攻」「童貞」「周公旦」の感想があります)

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土日は一休みしてたんですが、再び「陋巷に在り」です。今日は7巻「医の巻」と8巻「冥の巻」なんですが... うひゃー、面白いっ。これまでもまあ面白かったんですが、ここに来て一気に盛り上がってます。これは全13巻の中でも、屈指の見せ場なんじゃないかしらー。南方から医者が来て、子蓉が妤という女の子にかけた媚術の治療をするんですけど、この治療がすごい呪術決戦なんですよ。もうほんと物凄い緊迫感で全然目が離せないし、読んでる間に思わず息を止めてしまうので窒息してしまいそう。(←おばか) 作者の解説部分にきて、ようやく一息つけるって感じなのです。強烈な個性を発散してる医者もいいし、現代医学とはまるで違う、この時代の医術というのも面白いです。顔回も、とうとう冥界まで行っちゃうしねえ。凄いなあ。神話や何かで冥界に行くエピソードって時々あるけど、これはその中でも屈指じゃないかな?
で、8巻巻末には、この作品が小説新潮に連載されていた時の挿絵も載ってるんですが、これが南伸坊さんの絵なんですよー。やっぱりこの方の絵はめっちゃ好きです。なんとも言えない味わいがあっていいですね。諸星大二郎さんの表紙も評判いいけど、個人的にはこの挿絵で読みたかったな。(新潮文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「陋巷に在り」1・2 酒見賢一
「陋巷に在り」3・4 酒見賢一
「陋巷に在り」5・6 酒見賢一
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「ピュタゴラスの旅」酒見賢一
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今日は5巻「媚の巻」と6巻「徒の巻」。
んんー、5巻には顔回がほとんど登場してなくて、孔子もまるでいいとこなし。悪役ばかりがのさばってて、早くなんとかしてよ!状態。でもようやく顔回が動いて、孔子もいいところを見せた6巻よりも、みんな全然いいとこナシの5巻の方が面白かったのはナゼかしら。(笑) やっぱりこの悪役がいいんでしょうねえ。読んでいる私も、実はこの話術にハマっているのかも... と思いつつ、6巻で一応なんとか収まりがついてほっと一息。これで話も一段落かな。
でも本の画像を見ると、帯に「美少女がカルト教団を結成!」なんて書いてあるけど、美少女っていうのも、どうなんでしょうねー。1つ前のエントリの4巻の帯にも「美少女を襲う鏡の魔力」なんて煽り文句が見えるけど、なんだかいかにもそういうのをウリにして興味を持たせようとしてるっていうのが見えて嫌だな。ほんとはそんな美少女じゃないはずなのに。顔は可愛いのかもしれないけど、むしろ元気一杯でやんちゃなところが魅力って感じの子のはずだったんですよ。おかしいなあ。(新潮文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「陋巷に在り」1・2 酒見賢一
「陋巷に在り」3・4 酒見賢一
「陋巷に在り」5・6 酒見賢一
「陋巷に在り」7・8 酒見賢一
「陋巷に在り」9・10 酒見賢一
「陋巷に在り」11・12 酒見賢一
「陋巷に在り」13 酒見賢一

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「語り手の事情」酒見賢一
「聖母の部隊」酒見賢一
「ピュタゴラスの旅」酒見賢一
「泣き虫弱虫諸葛孔明」酒見賢一
「中国雑話 中国的思想」酒見賢一
Livreに「後宮小説」「墨攻」「童貞」「周公旦」の感想があります)

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今日は3巻「媚の巻」と4巻「徒の巻」。
強力な媚の術を扱う美女・悪子蓉が登場します。「悪」なんて苗字だと、いかにも悪人という感じがしちゃうんですが、中国ではそれほど悪い字ではないのかな?(笑) この子蓉という女性がそりゃもうすごい人なんですよー。並み居る男たちをばったばったと、その魅力で虜にしていっちゃう。彼女が狙った男は、1人のこらず彼女にクラクラ。で、クライマックスは、顔回(主人公ね)との対決! やっぱり顔回が登場するところが面白いなあ。孔子にはそれほど魅力を感じないんですよね。1つ前の日記に書いた「乗り切れない部分」というのは、実はその孔子の部分なのかもしれないなあ、なんて思ってます。でもまあ、それはともかくとして。ちょっと不思議な感じがするのは、孔子が巨漢で異相だったというところ。孔子って、なんとなく細くて小さい人イメージだったんですけど... これって一体どこでついたイメージなのかしら? 「巨漢」とか「異相」とか出てくるたんびにドキッとします。(笑)(新潮文庫)


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ということで、昨日書いた全13巻の本というのは、この「陋巷に在り」でした♪
いやー、とうとう読み始めてしまいましたよー。中国歴史物大好きな私ですが、もちろんその歴史全体を網羅できているはずもなく(中国三千年の歴史を網羅だなんて到底無理!)、孔子に関してもほとんど知らない状態。春秋時代は好きなんだけど、今まで読んだ話は、どれも孔子の時代とは微妙にズレてるみたいなんですよね。読み始めてみても、かろうじて晏子を知ってるぐらいだったし。(これは宮城谷昌光さんの「晏子」で)
でも、なかなかいい感じです!
主人公は、孔子の一番愛されたという弟子という顔回。この青年がなかなかいい味出してるんです。普段は、日本で言えば長屋みたいなところに住んで、働きもせず、日がな一日学問をしてるだけのようなぼんやりとした青年。でも、やる時にはやってくれます。というのも、彼は実はただの勉強家ではなく、生まれながらに超自然的存在を感知できる、巫儒の術者だったのでした...!
ただ、1巻の裏のあらすじの「サイコ・ソルジャー」という言葉は、あまりそぐわないと思うんですけどね(^^;。
今日読んだのは、1巻の「儒の巻」と2巻の「呪の巻」。まだちょっぴり乗り切れてない部分もあるんですが、1巻から結構な呪術合戦が繰り広げられてて面白いし、歴史的な説明部分にも、知らなかったことが沢山あって、それがまた面白い。これからの展開が楽しみです。(新潮文庫)


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「陋巷に在り」1・2 酒見賢一
「陋巷に在り」3・4 酒見賢一
「陋巷に在り」5・6 酒見賢一
「陋巷に在り」7・8 酒見賢一
「陋巷に在り」9・10 酒見賢一
「陋巷に在り」11・12 酒見賢一
「陋巷に在り」13 酒見賢一

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「語り手の事情」酒見賢一
「聖母の部隊」酒見賢一
「ピュタゴラスの旅」酒見賢一
「泣き虫弱虫諸葛孔明」酒見賢一
「中国雑話 中国的思想」酒見賢一
Livreに「後宮小説」「墨攻」「童貞」「周公旦」の感想があります)

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平安時代を舞台にした、陰陽寮きっての術士・弓削是雄の物語。陰陽師といえば、これまで安倍晴明の話しか読んだことがなくて、弓削是雄? えーと、「弓削」は知ってるけど、本当に「是雄」って名前だっけ...? 程度だったんですが (注:レッキとした実在の人物です)、や、想像以上に面白かったです。文庫にして218ページという短い作品なんですけど、その短さを感じさせないというか、この長さに不足を感じさせない起承転結というか、これはいいですねえ。弓削是雄を主人公にした鬼シリーズというのがあるらしくて、これはぜひとも読んで見たくなっちゃった。薄い本だし、ものすごーく期待してたわけじゃなかったのに(分厚い本好き)、なんだか得した気分だわ!(講談社文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「白妖鬼」高橋克彦
「鬼」高橋克彦
「空中鬼」高橋克彦

+既読の高橋克彦作品の感想+
「闇から招く声」高橋克彦
「火怨 北の燿星アテルイ」上下 高橋克彦
「天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男・九戸政実」1~3 高橋克彦
「炎立つ」1~5 高橋克彦
「風の陣」1~3 高橋克彦
Livreに、これ以前の作品の感想があります)

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「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」「面影小町伝」でこのシリーズは終わりなのかと思っていたら、いつの間にか「あんみつ蜜姫」と、この「退屈姫君 海を渡る」が出ていました。「あんみつ蜜姫」は、どうやら先々代のお殿様(例の光猶院様)の話のようですね。で、こちらの「退屈姫君 海を渡る」には、あのめだか姫が再登場!時系列的には、「退屈姫君伝」の直後のようです。
「海を渡る」という題名から、もしや外国に行ってしまうのか...?!と思ったのですが、そうではありませんでした。参勤交代で国許に帰った夫の直重が失踪してしまって、めだか姫が海路風見藩へ...という意味の「海を渡る」。そりゃそうですよね、鎖国の時代なんですから!いくらめだか姫でも、海外には行かないですよね。(笑) ...や、江戸にいる正室が国許に行くこと自体、実際にはすごいご法度なわけなんですが。(笑)
これまで「風流冷飯伝」と「退屈姫君伝」では、同じ風見藩の話でありながら、舞台が国許と江戸とに分かれて、直接的な接点がなかったのですが、今回はどちらのこの2つの作品の登場人物たちの競演が見られるのが嬉しいところ。講談調の軽妙な語り口も相まって、賑やかで楽しい作品となっています。このシリーズは、まだまだ続きそうですね。(新潮文庫)


+既読の米村圭伍作品の感想+
「退屈姫君 海を渡る」米村圭伍
「おんみつ蜜姫」「退屈姫君恋に燃える」米村圭伍
「紀文大尽舞」米村圭伍
Livreに「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」「面影小町伝」の感想があります)

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