Catégories:“児童書・YA”

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花の好きなスピカさんに庭のことや花のことを教わったり、風屋のロジャさんに風の集め方を教えてもらったり。鉱石好きのスピネルさんや未来の博物学者のフィルさんと鉱物採取をしに行ったり、フィルさんの自然現象の観察ノートを見せてもらったり。アリゼがハイウィロウ村の人々の生活の中で、面白いと思ったり素敵だなと思ったことを紹介していく本。

先日読んだ「ハイウィロウ村スケッチブック」に続く本。アリゼがスピカさんに教わるのは種まきの仕方とか、花の冠やリース、タッジー・マッジーの作り方などなど。アリゼが年下の友達・ミンちゃんと村のあちこちにフーセンカズラの種をまいて歩くのが楽しいです。野原や森でも、色んな人たちに色んなことを習います。コックス・オレンジ・ピピンという早生品種のりんごの保存の仕方、寝袋での野宿の仕方、ロープ結び、木の枝の小屋の作り方や焚火の仕方、かまどの作り方などなど。あとは、村の人々のお得意の食べ物の作り方も。いちごゼリーやゼリー・ロール、クランペット、マフィン、眠気覚ましのココア、眠れない夜のためのミルク酒などなど。
でも一番楽しかったのは、ロジャさんに風の収集の仕方を習ったり、雲研究家のアスゴールさんに教えてもらいながら雲の上を歩いたりという辺りかな。食べ物系も美味しそうだし、花で作る小物なんかも素敵ではあるんですけど... 高柳佐知子さんの普段の生活が透けて見えてくるようで。こういうのはどちらかといえばエッセイ本向きなんじゃないかなあ。でも風の収集や雲の上の歩き方といった辺りは、ハイウィロウ村ならではのファンタジックな部分。こういう本だからこそ、思いっきり夢を見させて欲しいのです。(河出書房新社)


+シリーズ既刊の感想+
「エルフさんの店」高柳佐知子
「ティスの魔女読本」高柳佐知子
「ハイウィロウ村スケッチブック」高柳佐知子
「アリゼの村の贈り物」高柳佐知子
「不思議の村のハロウィーン」高柳佐知子

+既読の高柳佐知子作品+
「イギリス湖水地方を訪ねて」「風のまにまにイギリスの村へ」高柳佐知子
「ケルトの国に妖精を探しに」高柳佐知子
「ナチュラル暮らしの手作り工房へ、ようこそ」高柳佐知子
「庭が仕事場」高柳佐知子

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以前読んだ「エルフさんの店」や「ティスの魔女読本」に繋がるような本。「エルフさんの店」に出てきたお店がこちらにも登場するし、語り手となるアリゼは「ティスの魔女読本」にも出てくる女の子。市内の図書館に蔵書がなくて残念... と思ってたらお隣の市にはあって、そちらから借りてもらいました。
風屋のロジャさんのお店に行きたくなるし~。この「ロジャ」さんというのは、明らかにアーサー・ランサムのシリーズの登場人物から取った名前。「ロジャー」じゃなくて「ロジャ」なんですもん。あの4人きょうだいの末っ子のロジャが(下に赤ちゃんが生まれたから、末っ子じゃなくなったんだけど)、こんな素敵な青年になってしまっていたというのがなんだか不思議。(注・同一人物ではありません) あとジャム作りの名人フランソワーズさんのジャム作りを見てると、自分でも作りたくなってきちゃう。(ここで、どうもフランボワーズと読んでしまうんですよねー) 村のあちこちに杏やスグリ、ラズベリイ、クワの実、野イチゴ、グミなど沢山の木の実が美味しそうに熟してるなんていうのも、羨ましいな。読書人のトゥリードさんの本の分類も素敵。「空や星の本は天窓のある部屋、花や木の本はおもてにすぐでられる部屋、ファンタジーは重たいドアの窓の小さな部屋、キッチンにはお料理の本」... 私はアリゼと同じく屋根裏部屋が好きかも。ここには古い本が棚や箱に入りきらずに積み上げられてられているんですって。
これを読めば、「アリゼの村の贈り物」も「不思議の村のハロウィーン」も読める!と思ったら、「不思議の村~」の方はこの本と同じく市内の図書館の蔵書にはなかったのでした。また探してもらわなくっちゃ。(河出書房新社)


+シリーズ既刊の感想+
「エルフさんの店」高柳佐知子
「ティスの魔女読本」高柳佐知子
「ハイウィロウ村スケッチブック」高柳佐知子
「アリゼの村の贈り物」高柳佐知子
「不思議の村のハロウィーン」高柳佐知子

+既読の高柳佐知子作品+
「イギリス湖水地方を訪ねて」「風のまにまにイギリスの村へ」高柳佐知子
「ケルトの国に妖精を探しに」高柳佐知子
「ナチュラル暮らしの手作り工房へ、ようこそ」高柳佐知子
「庭が仕事場」高柳佐知子

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街の美術学校に通い始めたハイウィロウ村のアリゼが出会ったのは、魔女のティス。何年か前のハロウィーンの夜に魔女のホウキに乗った時、困っていたアリゼを助けてくれたのがティスだったのです。再会を喜ぶ2人。そしてアリゼが人の世界のことを教える代わりに、ティスが魔女の世界のことを教えることに。

魔女のティスとの出会いの物語は多分「不思議の村のハロウィーン」なんじゃないかなと思うんですが、こちらは未読。この「ティスの魔女読本」は大丈夫だけど、ハイウィロウ村の物語はなるべく順番通りに読んだ方がいいと教えてもらったので、まだ図書館でも借りてないんです。なんせ最初の「ハイウィロウ村スケッチブック」が市内の図書館にはないもので...。どの本もすでに絶版ですし。
地球じゃなくってラジムフォウカという青い星に住んでいる魔女たちの暮らしぶりが、ティスの口から紹介されていきます。魔女の3着の服の話、3足の靴の話、帽子の話、猫の話、ホウキの話、学校の話、食べ物の話... ラジムフォウカにはとても高いダイアモンドの山があって、ここには時々他の星が衝突するので、ティスたちはその時飛び散ったかけらを拾い集めて地球に売りに行ったり。
私が一番気に入ったのは、図書館の話。

図書館は誰でも入れるの。
机と椅子が部屋の中央のラセン階段に
置いてあって、壁は全部本なの。
蔵書は学問の本、魔法の本、
あとは、地球上のすべての国の詩集よ。

壁が全部本だなんて! 外国の映画で時々登場するような、壁一面に本棚になっていて上の方の本を取る時ははしごを使うような書斎にも憧れてしまうのに、こんな図書館があったらそりゃあもう...! そしてなんで詩集かといえば、みんな詩が大好きで、沢山の詩を暗誦するのだそうです。魔女は言葉を美しいものだと思うし、ティスも「距離」とか「地平線」という言葉だけでも感動してしまうのだそう。
高柳佐知子さんの柔らかい絵も詩のような言葉もとても素敵。子供の頃から魔女の出てくるような話は大好きだったので、私も色々想像して楽しんでいましたが、高柳さんの魔女の世界はこんな感じなんですね。楽しーい。やっぱりこのシリーズのほかの作品も読みたいなあ!(河出書房新社)


+シリーズ既刊の感想+
「エルフさんの店」高柳佐知子
「ティスの魔女読本」高柳佐知子
「ハイウィロウ村スケッチブック」高柳佐知子
「アリゼの村の贈り物」高柳佐知子
「不思議の村のハロウィーン」高柳佐知子

+既読の高柳佐知子作品+
「イギリス湖水地方を訪ねて」「風のまにまにイギリスの村へ」高柳佐知子
「ケルトの国に妖精を探しに」高柳佐知子
「ナチュラル暮らしの手作り工房へ、ようこそ」高柳佐知子
「庭が仕事場」高柳佐知子

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何があるのか行ってみないと分からないし、欲しいものが見つかっても手に入るとは限らないエルフさんの「気まぐれ屋」。そんなお店をはじめとする42のファンタジックなお店の数々が、イラストと文章で紹介された本。「エルフさんの店」「トウィンクルさんの店」が合わせて1冊の本として復刊されました。

読んでみたいなと思っていた本がタイミング良く復刊されて大喜び。早速手に入れて読んでみると、これがもうほんと好みのツボど真ん中。あとがきに「私は、ずいぶん前から、古めかしいごたごたした店がすきでした。」「本を読んでいてもそういう「お店」がでてくると、いっしょうけんめい想像していました」とあるんですが、私もそういうお店が子供の頃から大好きでした! ごたごたと色んなものが置いてあって、どれも心惹かれるんだけど、その中に1つ自分がずっと前から欲しいと思っていたものがあって... しかもそのお店をやってる人が、どことなく不思議な雰囲気でとても魅力的。でもそのお店はいつも行きたい時に行けるとは限らない、なーんてお店。...となるとまるっきり、ヒルダ・ルイスの「とぶ船」なんですが。多分、本の中のお店を意識するようになったのは、この作品なのではないかと思います。北欧神話のオーディンを思わせるおじいさんのやってた店にピーターが行けたのはたったの2回。でもそこでピーターは後に「スキードブラドニール」だと分かることになる小さな船を手に入れるんですよね。そしてその後、柏葉幸子さんの「霧のむこうのふしぎな町」を読んで、ますます不思議なお店好きに拍車がかかったりなんかして。

この本に紹介されているお店は、ほんと行ってみたくなってしまうようなものばかり。本当に本の中に入り込みたくなってしまうー。見たい夢の絵を描いてくれるエアリーさんの店「ゆめ屋」、海のそばにあって、雨の日や霧がかった日はまるで水の中にいるように見える「かけら屋」。ここには何かわからないけれど、きらきら光る「かけら」が無造作に置かれています。そして世界中の風を集めた「風屋」、忘れかかっていた「時」に入り込んでしまえる「時屋」、月夜の間だけ走る帆船「カナリヤ号」がある「船屋」、物語に出てくる場所の地図を沢山置いている「地図屋」...

そんなお店のことを読んでいるだけでもワクワクしてしまうんですが、そういったお店の中に高柳佐知子さんがお好きな本のネタもさりげなーくちらりちらりと顔を出していて、それを見つけるのがまた楽しいのです。メアリー・ポピンズ、床下の小人たち、不思議の国のアリス、くまのプーさん、ツバメ号とアマゾン号、赤毛のアン、大草原の小さな家、若草物語など、私も子供の頃に夢中になって読み耽っていた本ばかり。でも私が分かる範囲でもいっぱいあるんだけど、気がついてないものもまだまだありそう。こんな本がずっと絶版だったなんて~。復刊されてほんと嬉しいです。そして高柳佐知子さんの「ハイウィロウ村スケッチブック」にもそういったお店が登場するみたいだし、続編で「アリゼの村の贈り物」というのもあるので、こちらもこの機会にぜひ復刊して欲しいものです。読みたい!(亜紀書房)


+シリーズ既刊の感想+
「エルフさんの店」高柳佐知子
「ティスの魔女読本」高柳佐知子
「ハイウィロウ村スケッチブック」高柳佐知子
「アリゼの村の贈り物」高柳佐知子
「不思議の村のハロウィーン」高柳佐知子

+既読の高柳佐知子作品+
「イギリス湖水地方を訪ねて」「風のまにまにイギリスの村へ」高柳佐知子
「ケルトの国に妖精を探しに」高柳佐知子
「ナチュラル暮らしの手作り工房へ、ようこそ」高柳佐知子
「庭が仕事場」高柳佐知子

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メアリー・フィールズが久々の家族旅行から帰ってみると、隣の空き地にはいつの間にか真新しい家が。引っ越してきたのは、トゥックトゥイックという細身長身の若い青年でした。丈の短い変わったローブを着た彼は、外国の風習を真似てみたと「引越しパスタ」を持ってメアリーの家を訪れます。そして翌日、ママ特製のサンドイッチを持たされたメアリーは、引越しの手伝いをしにお隣の家へ。しかし片付けも一通り終わり、ウッドデッキで美味しい紅茶をご馳走になりながらサンドイッチを食べていると、なんとティーポットから電話の呼び出し音が...。

風待屋のsa-ki さんに教えて頂いた本です。トゥックトゥイックさんという青年(通称ツクツクさん)と、お隣の家に住むメアリーのシリーズ。
いやあ、可愛かった! 普通ならあり得ないような不思議な出来事はいっぱいあるし、魔法の匂いはぷんぷんしてるんだけど、決定的な魔法の場面はないんですね。ツクツクさんが魔法を使ったという証拠はどこにもないし、問い詰めようにも、メアリーはいつもうまくかわされてしまうし。この辺り、ちょっと「メアリー・ポピンズ」を思い出します。ジェインやマイケルも、あんなに不思議な時間をメアリー・ポピンズと共有してても、そのことをメアリー・ポピンズが後から認めることなんて絶対ないですし。とは言っても、ツクツクさんはあんな不機嫌なタイプじゃないし、いつもしどろもどろと自分のせいじゃないと主張してるんですが。(笑) 本人が特別魔法を使わなくても、面白い知り合いがいっぱいいるというところも、そういえば「メアリー・ポピンズ」と同じですね。でも最初こそ、そういった不思議な出来事がただの偶然なのか本当に魔法か突き止めようと意気込むメアリーなんですが、そのうちにそういった出来事を自然と受け入れるようになるのが、またいいんですよね~。
そして「メアリー・ポピンズ」以上に色濃く感じられたのが、ルイス・キャロルのアリスの世界。こちらはもう、白ウサギとかチェスの駒とか、アリスを連想しない方が無理というぐらいなんですが、それもそのはず、篠崎砂美さんの原点はあのアリスの世界なんだそうです。道理で! でもアリスに寄りかかりすぎてるわけでもなく、丁度いい距離感。

3冊で3年間の話になってるんですけど、ツクツクさんのメアリーに対する呼び方なんかで、2人の距離が少しずつ近くなってるのが分かるというのもいい感じ。3冊とも一応四季ごとの4章に分かれてるんですが、4つの連作短編集というより、もっと小さなエピソードがいっぱい集まってできてる感じです。sa-ki さんが3冊目の感想で、春の風物詩の「渡り猫」とか、春を数える単位にやられたと書いてらして、それで興味をそそられたんですが、これがもう本当に可愛くて! ノックアウトされてしまいました。午後の明るい日差しの中で美味しい紅茶の香りと一緒に楽しみたい、ほんのり和める暖かい作品。4巻も早く出ないかな~。(GA文庫)

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修道院学校の寄宿舎に暮らすニコルは、寄宿舎と授業が行われる塔を往復する毎日。毎朝礼拝を受け朝食を食べると、自転車で霧の村を通り抜けて塔へと向かうのです。その日は、ニコルたち12人の生徒たちが初めて尖塔へと上がる日でした。最上階に住む院長先生に刺繍を教わるのです。修道院学校の主要教科は刺繍。生徒が刺繍針を持たない日は一日もなく、院長先生の授業を受けられるのは12人の選ばれた生徒だけ。初めて塔の最上階に上がったニコルたちは、早速院長先生の刺繍に驚かされることになります。そして「地球のマント」と呼ばれる黒い布に刺繍をすることに。

こみねゆらさんの「仏蘭西おもちゃ箱」を読んだ時にいまむるさんに教えて頂いた本です。
とてもミステリアスなファンタジー。ものすご~く不思議な雰囲気が漂っていて、こういった情景を日本人作家の作品に見るのは珍しいかも? 読んでいると情景が広がってくるし、自転車の音や小鳥の声が聞こえてくるような気がしてくるほど。うわあ、これ好き! こみねゆらさんの挿絵も素敵だったし、そもそもこの作品はレメディオス・バロというスペインの画家の3枚の作品が元になってできた物語のようなんですね。早速検索してみたら、そのレメディオス・バロの絵もすごく素敵で~。こみねゆらさんの挿絵とも調和してるし、その3枚の絵を見ることによって世界がさらに広がるような気がしました。肝心の物語の最後の最後で少し語り足りない感じもあって、もっと色々なことを明かして欲しかったというのもあったんですけどね。でもすごく好きな雰囲気だし、とても面白かったです。小森香折さんの作品、もっと読んでみたいなあ。と、小森香折さんの既刊を並べてみましたが...

    

「うしろの正面」の佐竹美保さんの表紙は素敵だし、「さくら、ひかる。」も気になりますが、「ニコルの塔」ほどの雰囲気の作品はなさそうかな?(BL出版)


+既読のこみねゆら関連作品の感想+
「妖精王の月」「歌う石」「ドルイドの歌」O.R.メリング
「夏の王」「光をはこぶ娘」O.R.メリング
「夢の書」上下 O.R.メリング
「空とぶじゅうたん」1・2 新藤悦子・こみねゆら
「こもれび村のあんぺい先生」「にこりん村のふしぎな郵便 」「トチノキ村の雑貨屋さん」「ゆうすげ村の小さな旅館」茂市久美子
「風の誘い」茂市久美子
「仏蘭西おもちゃ箱」こみねゆら
「ニコルの塔」小森香折

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2月ももうすぐ終わりだというのに、真冬のように寒い日。勤めていた旅行会社をやめてきたばかりの「わたし」が見たのは、1枚のちらし。それは骨董通りにあるシャーリマールという古い絨毯の専門店が、春にインドへの買い付けに行く人材を募集しているという知らせでした。数週間前にも、ショーウインドーに飾られた高価な絨毯に引き寄せられるような思いをしたばかりの「わたし」は、早速店を訪ねることに。店の中は壁にかけられた絨毯でまるで庭園のよう。出てきた白いターバンを巻いた老人は、これらの絨毯は全てインドのカシミールで織られたものだと言い、インドで若草の中にひなげしを織り込んだ春の絨毯を探してきて欲しいのだと説明します。

こみねゆらさんの絵に惹かれて、何の気なしに借りてきた本なんですけど、なんと絨毯の話だったとは! 最近続けざまに読んでるトルコ絨毯ではなくて、こちらの絨毯はインドのものなんですけどね。それでもちょっと運命を感じてみたりして。(笑)
「わたし」が老人に頼まれてインドに探しに行ったのは3つ。若草の中にひなげしを織り込んだ絨毯と、ジャイプールの壷と、アグラの宝石箱。たった1週間の旅行で全てを探さなくちゃいけないので、全てが順調で、あんまり都合が良すぎるともいえるんですけど... それに若干あっさりしすぎているような気もするんですけど... でもそれがまた運命的でもあり、夢物語のようでもあり、この作品のいいところなのかも。3つの品物を見つけた時に、それぞれを持っていた人が語る物語もいいんですよねえ。とても美しいし幻想的。YA寄りの児童書として書かれているようなんですが、とても素敵な話なので、もっと大人向けにしっかりと書かれていても良かったのではないかと思ってしまうほどです。(講談社)


+既読の茂市久美子作品の感想+
「つるばら村のパン屋さん」「つるばら村の三日月屋さん」「つるばら村のくるみさん」茂市久美子
「つるばら村の家具屋さん」「つるばら村のはちみつ屋さん」「つるばら村の理容師さん」茂市久美子
「こもれび村のあんぺい先生」「にこりん村のふしぎな郵便」「トチノキ村の雑貨屋さん」「ゆうすげ村の小さな旅館」茂市久美子
「風の誘い」茂市久美子

+既読のこみねゆら関連作品の感想+
「妖精王の月」「歌う石」「ドルイドの歌」O.R.メリング
「夏の王」「光をはこぶ娘」O.R.メリング
「夢の書」上下 O.R.メリング
「空とぶじゅうたん」1・2 新藤悦子・こみねゆら
「こもれび村のあんぺい先生」「にこりん村のふしぎな郵便 」「トチノキ村の雑貨屋さん」「ゆうすげ村の小さな旅館」茂市久美子
「風の誘い」茂市久美子
「仏蘭西おもちゃ箱」こみねゆら

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