Catégories:“絵本・画集”

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先日、「ザスーラ」のDVDを観たんです。これが結構面白くて(アマゾンのカスタマーレビューでは星1つでしたが!)、でも基本的な話は以前観た「ジュマンジ」と一緒なんですよね。「ジュマンジ」は、子供たちがゲームを始めた途端に家がジャングル状態になってしまう話で、「ザスーラ」は、その宇宙版。どういう関係なんだろう? 二番煎じ? なんて思っていたら、どちらもクリス・ヴァン・オールズバーグの絵本が原作だということが判明。早速図書館で借りてきました。

「ジュマンジ」の絵本が描かれて約20年後に「ザスーラ」が描かれたのだそう。実は話が続き物になっててびっくり。でも絵本になると、やっぱりかなりあっさりしてしまうものですね。そんなものかもしれないけど... というか、このぐらいの長さの話を膨らませる方が、映画を作るには向いてるのかもしれないですけど。少なくとも、長編小説を映画化するために、設定を色々変えて、しかも「あのシーンもない、このシーンもない」なんて言われちゃうよりも、作る人にとっては作りやすいかも? 映画のシナリオって、実際、びっくりするほど短かったりしますし。

それでもやっぱり、この絵本からあんな映画を作っちゃったのかというのが驚きです。特に「ジュマンジ」はスゴイです! あれは、迫力。私にとっては、ほとんどホラー映画状態。あまりに迫力だったので、最後までちゃんと観たのか定かではないほどですし... 結末とか全然覚えてないので、今度また借りてこなくっちゃ。そして、「ザスーラ」の方は、確かに「ジュマンジ」の二番煎じだし、「ジュマンジの方が映画として格上だった気もするんですが、お子様な私には、こちらも十分面白かったです。絵本よりも映画の方が、いがみ合ってる兄弟の気持ちが通じ合っていく過程が丁寧に描かれていたし、絵本よりも映画の方が好みだったかも。って、映像化にほとんど興味のない私にしては、ちょっと珍しい感想かも。でも絵本に出来ること、映画にできること、それぞれの特性がよく分かるような、映画とその原作でした。(ほるぷ出版)

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どちらも寺田順三さんの手がけた本。寺田順三さんの絵は、ノスタルジックな柔らかい色調がとても素敵なんです。「本の本」は、「架空の絵本のエディトリアルデザイン集」で、以前読んだ時にすごく素敵だったので自分でも購入したんですけど、「タビの雑貨屋」は今回初めて。掲示板で彩水仙さんに教えて頂いて、早速読んでみました。

「タビの雑貨屋」は、雑貨屋に住むタビというネズミの物語。お店が閉店したら、タビの時間。掃除をしたり、商品を動かしたりと、たくさん売れるようにするのがタビの仕事。でも、いつまで経っても売れない犬のぬいぐるみがあるんです。夏には浮き輪をつけてみたり、クリスマス前には赤い帽子をかぶせてみたりするけどダメ。でも、そうこうするうちに、だんだんそのぬいぐるみに愛着が湧いてくるんですね。そんなある日気づいたら、犬のぬいぐるみがいない! 売れてしまった...? 売れるために色々したけど、いざいなくなると淋しくなってしまう、そんなタビの物語。
こちらも柔らかい色調がとても綺麗だし、何といってもネズミのタビが可愛い~。雑貨屋さんの雑貨屋さんもフランス風でとってもお洒落。「本の本」は、大人向けの本だけど、こちらは子供も一緒になって楽しめそうな絵本です。でもやっぱりこういう本を子供に独占させちゃうのは勿体ないですね。図書館で借りてきたんだけど、これも手元に欲しくなってしまいます。

寺田順三さんのサイトはコチラ。大阪にお店があって、行ってみたいと思いつつ未だに行けてない私。今度こそ、時間を作らねばー! そして、最近では小川洋子さんの「ミーナの行進」も手がけてらしたんですね。知らなかった。今度ちゃんと手に取って見てみようっと。(学習研究社・ワールドコム)


+既読の寺田順三作品の感想+
「本の本」横山犬男・寺田順三
「タビの雑貨屋」「本の本」寺田順三

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激しい嵐のために軌道から大きくそれた熱気球は、尖塔の建ち並ぶ大きな街に下りていきます。そこは「ぼく」が生まれ育ったプラハの街。「ぼく」の家も、記憶のまま。でも3つの錆びた南京錠がかかっており、その鍵を持っていないので入れないのです。「ぼく」は鍵を探しに、人気のない街を歩き始めます。道案内をするのは、わが家の黒猫。そしてまず訪れたのは図書館...。

先日のたらいまわしで、picoさんが挙げてらした本。(記事) これは第32回「ねこ・ネコ・猫の本」と第34回「行ってみたいあの場所へ~魅惑の舞台」ですね。作者のピーター・シスの生まれ育った町・プラハは、中世の面影を今も色濃く残す街。ピーター少年が猫と共に懐かしい街をさまよい、プラハにまつわる伝説を読み進めながら、金の鍵を手に入れていくという物語。
石畳の街は迷路になっていたり、人間の顔のようなものや幻想的な動物が浮き上がっていたり。少年が訪れる図書館では、図書館員は全身本で出来ていたり、本の中から色んな人物が現れてきたり。ちょっぴり、いや、かなり異様な雰囲気... 全編が薄闇に覆われているようで、これは逢魔ヶ刻って感じですね。子供よりも大人が楽しめるであろう絵本。幻想的で美しいんですけど、でもそれは怖さと紙一重。「子供が読んだら悪夢をみてしまうかも」ってpicoさんが仰ってますが、確かにそうかも。凄いです、一気にプラハに魂が飛ばされてしまいました。(笑)
この作品の中で語られる3つの伝説とは、プラハの有名なカレル橋にまつわる、獅子を従えた騎士の伝説「ブルンツヴィーク」、ユダヤ人の指導者だったラビ・レーフが、ユダヤ人の夢と涙で作り上げた人造人間の伝説「ゴーレム」、そして地元ではオルロイと呼ばれるプラハの魔法のように美しく、信じられないほど精巧な天文時計を作ったに親方の伝説「ハヌシュ」。こういう伝説ももっと読んでみたくなりました。「ゴーレム」といえば、やっぱりグスタフ・マイリンク? あまりよく知らないんですが、怖そうです。でも今度探してみようと思います。あと洋書ですが、右の絵本もいいかも♪ 「ブルンツヴィーク」と「ハヌシュ」に関しても、何かいい作品があったら読んでみたいな。
...プラハの天文時計に関してはWikipediaに記事がありました... コチラ。これは実物が見てみたい!!(BL出版)

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木の写真集。取り上げられているのは、シラカバ、ナナカマド、トネリコ、ハリエニシダ、ハンノキ、ヤナギ、サンザシ、ロイヤル・オーク、ヒース、ヒイラギ、ハシバミ、リンゴ、ポプラ、キヅタ、エニシダ、リンボク、ニワトコ、イチイ、マツ、ブナの20種類。生育場所や性質など木そのものの説明はもちろんのこと、オガム・アルファベットでの表記方法とその意味、神話や伝説での姿、その象徴性、伝統的な利用方法、現代の利用方法、薬効などが、美しい写真と共に説明されています。

北欧神話の世界樹ユグドラシルはトネリコだけど、ケルトのシャーマニズムではシラカバが宇宙樹だとか、でもケルト人にとってトネリコはは宇宙の真理の守護者で、ドルイドの杖に使われていたとか、全ての木の中で最も神聖なのはオークであり、アーサー王の円卓やマーリンの杖はオークだったとか、オークにヤドリギが宿るといよいよ神聖になるとか、ギリシャ・ケルト・北欧神話でリンゴは不死の象徴で、永遠の命を約束するものだとか、世界で最初の本は薄く切ったブナの木に文字を書いて束ねたもので、アングロ=サクソン語のブナ"boc"が"book"の語源だとか、そんなエピソードがいっぱい。植物図鑑のような説明だけではなく、様々な面からそれらの木々のことを紹介しているのが面白いです。
本の中に木の名前が出てくる時って、もちろん特に何の意味もない時もあるでしょうけど、何らかの意味が篭められてることが多いと思うんですよね。でも名前は知っててもどんな木か分からなかったり、普段身の回りではなかなか見られない木も結構あります。そんな木の写真集なので、写真を見てるだけでも楽しいです。(東京書籍)

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「森と大地の精」「海と草原の精」「空と風の精」「花と水の精」の4冊。以前、風待屋のsa-ki さんが、たらいまわし第8回「あなたが贈られたい(贈りたい)本はなんですか?」の時に挙げてらして、その時から気になってたんですよね。

北欧神話やケルト神話を中心に、主にヨーロッパの文化や生活に根付いている妖精たちを紹介していく本です。「森と大地の精」では洞窟・地中・森・荒野・丘・山に住む妖精、「海と草原の精」では草原・庭・家・川・海に住む妖精、「空と風の精」では天気・太陽・月・クリスマスにまつわる妖精、「花と水の精」では緑や水辺にまつわる妖精を紹介。どちらかといえば、前2冊は基本的な妖精の種類の紹介がほとんどで、物語などで有名な妖精は後2冊に登場するので(要するに分類しにくいんでしょう)、後2冊の方がとっつきやすいかもしれません。ワルキューレとかローレライとかね。アーサー王伝説に登場するモーガン・ル・フェイや、「夏の夜の夢」のオベロン王なんかも、後2冊で紹介されています。説明の文章には、その妖精にまつわるエピソードはもちろんのこと、外見や住みか、好きな食べ物、性質なども書かれていて、とても詳しくて読み応えがあります。そしてそれ以上に絵がものすご~く美しくて、眺めているだけでも楽しくなるような本なんです。

ヨーロッパが中心とは言っても、アジアの妖精も登場してきました。日本の妖精として紹介されていたのは、雷鳴の神とか風の神とか山の神、谷の神、あとカマドノカミとか鬼子母神、地蔵菩薩など。(笑) 中国のものには挿絵があったのに、日本のものにはなくて、ちょっと残念。どんな絵になるのか、見てみたかったな~。(文溪堂)

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5歳の一太郎は、身体が弱くて熱を出してばかり。両親は店の切り盛りで忙しく、お店にいる小僧さんたちも働くのに忙しく、毎日一太郎は離れの部屋で一人ぼっちで寝ています。そんなある日、ふと天井を見た一太郎が見つけたのは、天井の隅にいる小鬼たち。小鬼たちは、じきに沢山出てきて、楽しそうにぎゅいぎゅいと騒ぎ始めます。思わず一緒に遊ぼうと話しかける一太郎。そして一太郎は小鬼たちと鬼ごっこを始めることに。

若だんなのシリーズの絵本。一太郎と鳴家の出会いの物語。
本編と同じく柴田ゆうさんの絵なのでイメージもぴったりだし、もうそのまんま楽しむことができます。手代の佐助や仁吉の少年姿が見られるのも嬉しいし、一人ぼっちで寂しい一太郎が、鳴家の可愛らしさや楽しい雰囲気に和んでいく様子が、とてもほのぼのとしていて暖かいのです~。あんなに楽しそうに遊んじゃって、後で大丈夫なのかしら... なんてちょっとハラハラしながら読んでましたが、それだけのことはある出会いですね。こうやってあやかしに慰められていたからこそ、一太郎はそのまままっすぐ育って、今の若だんなになれたんじゃないかな、なんて思っちゃうほどの素敵な出会い。で、やっぱり鳴家って猫みたい。ものすごーく可愛かったです。この本は図書館で借りて読んだんですけど、やっぱり自分でも買っちゃおうかな♪(新潮社)


+シリーズ既読の感想+
「しゃばけ」「ぬしさまへ」「ねこのばば」......ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「おまけのこ」
「うそうそ」畠中恵
「みぃつけた」畠中恵
「ちんぷんかん」畠中恵
「いっちばん」畠中恵

+既読の畠中恵作品の感想+
「ゆめつげ」畠中恵
「とっても不幸な幸運」畠中恵
「アコギなのかリッパなのか」畠中恵
「まんまこと」畠中恵
「つくもがみ貸します」畠中恵
「こころげそう 男女九人お江戸の恋ものがたり」畠中恵
Livreに「百万の手」の感想があります)

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ノノコが住んでいるのは、とっても古い家。床に丸い物を置くと転がるし、雨の日は天井から水が落ちてくるし、風が吹くと家がゆさゆさと揺れます。近所の子供たちからは「おばけやしき」と呼ばれていて、ノノコはおばけやしきに住んでいる「おばけ」だからって、誰もノノコと遊んでくれないのです。そんなある日、おじいちゃんが倒れ、ノノコはおじいちゃんの部屋にもぐりこむことに。

若竹七海さんの文章と杉田比呂美さんの絵による絵本。
おばけはおばけでも、親切なおばけになってみたら、というおじいさんの言葉を聞いて、親切なおばけになろうと頑張ったノノコの巻き起こす騒動をユーモラスに描いた物語。家が変わるだけでそんなに状況も変わるのかなあ、なんて思ったりもするんですけど... ノノコを見守るおじいさんの暖かいまなざしがいいですね。おじいさんの部屋が楽しそうで、私ものぞいてみたーい! それと、杉田比呂美さんの絵はやっぱり可愛いです。(光文社)


+既読の若竹七海作品の感想+
「猫島ハウスの騒動」若竹七海
「親切なおばけ」若竹七海・杉田比呂美
「バベル島」若竹七海
Livreに、これ以前の全作品の感想があります)

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