Catégories:“ミステリ”

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雑誌に載っている、光原百合さんの作品3つ。

「1-1=1」 小説推理1月号(双葉社)
「人気作家競作! モンキー・パンチの名作『ルパン三世』の世界に挑戦!」ということで、大沢在昌氏との競作。実はルパン三世って、あんまり良く知らないんですよね。もちろん名場面は見たことがあるし、山田康雄さんの声も印象に残ってるんですけど、ちゃんと通して観たことって1回もないかも...。元の話を全然知らないでこの作品を読むというのは、きっとすごく勿体無いんでしょうね。でもこれだけ読んでもすごく雰囲気があって楽しかったです。特にあの錠太郎の秘策ってば最高。思わず噴出しそうになりましたよ。確かにこれは有効だー。(喜)
で、ラストにかけては、しんみりしたりほのぼのとしたり。うわあ、いい話だなあ。


「クリスマスの夜に」 オール讀物12月号(文芸春秋)
「すばらしい赤ちゃん」と「森のクリスマスツリー」「森の郵便屋さん」の3編。可愛らしいクリスマスの童話は、この季節にぴったりですね。光原さんでクリスマスといえば、「ほしのおくりもの」という絵本もありますが、これもそのうちに絵本になったりしないのかな?(「ほしのおくりもの」は、表題作の、金色の星の咲く木のとこが大好きなのだ) 私はこの3作の中では「森の郵便屋さん」が一番好きだな。なんて可愛いの!木彫りというところが、またあったかくて素敵。


「オー・シャンゼリゼ」 星星峡(幻冬舎)
星星峡は、幻冬舎から出ているPR誌。大きな書店にしかないんですけど、カウンターに置いてあって、ただでもらえます。前回光原さんの作品が載ってた時は、なかなか書店に行く時間が作れなくて、その間になくなってしまったんですが、今回はちゃんともらえました♪
ということで、沢渡颯月先生の登場する短編。なんて爽やかで可愛い話なんでしょう。いやあ、若いっていいですなあ... なんておばさんくさいことを言いたくなったのですが(笑)、でも金管楽器ってなんだかエロティックなイメージですね。少女から大人の女へ... というこの時期に、ぴったりだなあって思っちゃった。


+既読の光原百合作品の感想+
「ありがと。 あのころの宝もの十二話」ダ・ヴィンチ編集部編(「届いた絵本」)
オール讀物11月号(文藝春秋)(「扉守」)
小説NON 11月号(祥伝社)(「希望の形」)
小説推理・オール讀物・星星峡(「1-1=1」「クリスマスの夜に」「オー・シャンゼリゼ」)
「最後の願い」光原百合
光原百合ベスト3@My Best Books!
「尾道草紙」尾道大学 創作民話の会
「銀の犬」「親切な海賊」光原百合
オール讀物 2007年10月号(「写想家」)
「嘘つき。 やさしい嘘十話」ダ・ヴィンチ編集部編(「木漏れ陽色の酒」)
オール讀物 2008年11月号(「旅の編み人」)
「新・本格推理 不可能犯罪の饗宴」二階堂黎人編・オール讀物 2009年8月号(「花散る夜に」「ピアニシモより小さな祈り」)
「イオニアの風」光原百合
「扉守 潮ノ道の旅人」光原百合
Livreに、これ以前の作品の感想があります)

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この作品の探偵となるのは、南美希風。南美希風といえば、「OZの迷宮」にもちらりと登場していた彼ですね! ページ数にして230ページ足らずという短い作品ながらも、なかなか小気味の良い本格ミステリだったと思います。警察が最初に疑う人物に関しては「えーっ」って感じでしたけど(だってまるで、時代劇で、殺された人物のそばに手ぬぐいが落ちてたから、その手ぬぐいの持ち主が犯人って感じなんだもの・笑)、でも、いささか冷たすぎるぐらいの推理によって、可能性が1つずつ着実に潰されていくところも良かったかと。登場人物たちのアリバイがそれぞれに関連していて、容易には崩せないというのも。
あとがきによると、火だけでなく、今後水や地、風の神にも登場してもらうようなことが書いてありました。その時は南美希風のシリーズ物になるのかな? 南美希風という人物に関しては、まだまだ実体を掴めないでいるんですが、でも楽しみ。(光文社)


+既読の柄刀一作品の感想+
Livreに、これ以前の全作品の感想があります)

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建築探偵シリーズの14作目。今回は、神代教授の視点が中心。時系列的には、「綺羅の柩」の終わり頃から始まって、「Ave Maria」とすっぽり重なる感じ。今回面白かったのは、何といっても同潤会アパートに関する部分ですね。実は、私が生まれて最初に住んでいたのが、表参道の同潤会アパートなんですよー。だからやっぱり興味もあるし、その辺りの話がすごく面白かったです。...で、肝心のストーリーの方は、それに比べると少しボヤけてるような感じだったかな...。それにイズミとミズキがね... 水戸黄門の「もういいでしょう」という気持ち。(謎)
この作品で、シリーズ第2部完結編なんですって。調べてみると、「原罪の庭」で第1部が終わっていたんですね。もちろんここで区切りっていうのもいいんだけど、むしろ「Ave Maria」で区切ったら良かったのに。で、実は主役は蒼だったのだ...!とか。ダメかしら。(笑)(講談社ノベルス)


+シリーズ既刊の感想+
「仮面の島」「センティメンタル・ブルー」「月蝕の窓」「綺羅の柩」「angels」......ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「Ave Maria」篠田真由美
「失楽の街」篠田真由美

+既読の篠田真由美作品の感想+
Livreに「幻想建築術」「魔女の死んだ家」龍緋比古シリーズの感想があります)

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建築探偵シリーズの13作目。今回は蒼の話。薬師寺家事件の時効を目前に、ちょっと周囲が騒がしくなってきてます。冒頭にも明記されてるんですけど、シリーズ5作目の「原罪の庭」のネタバレになってるので、これだけを単独で読んじゃダメという作品。
蒼が年齢の割に子供っぽいという指摘は多かったようだし、まあ、確かに私もそう思ってたんですけど、あれは個性(もしくは作者の好み)かと思ってました...(^^;。「原罪の庭」は、シリーズの中でも特に好きな作品なんですが、それ以上あまりいじって欲しくないという気持ちも凄くあって、最初これが蒼の話と知った時は、あまり読みたくなくなっちゃったんですよね。でもいざ読んでみたら、思っていたよりもずっと良かったです。
でもねー、あの翳くんとの友情表現がコッパズカシすぎる...!それに、あとがきで、同人誌に書いた話(もちろんこのシリーズで、でもノベルスや文庫には収録されない話)について触れるのって... どうなんでしょう? 前から分かってることとは言え、ちょっと反則じゃないかなあって思っちゃうんですけど。(講談社ノベルス)


+シリーズ既刊の感想+
「仮面の島」「センティメンタル・ブルー」「月蝕の窓」「綺羅の柩」「angels」......ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「Ave Maria」篠田真由美
「失楽の街」篠田真由美

+既読の篠田真由美作品の感想+
Livreに「幻想建築術」「魔女の死んだ家」龍緋比古シリーズの感想があります)

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私の大好きな!クレイグ・ライスの作品を訳してらっしゃる小泉喜美子さん。でもこの方が小説も書いてらっしゃるというのは、若竹七海さんの「スクランブル」を読むまで知らなかったんですよね。で、ずっと読んでみたかったんですが、作品はほぼ全て絶版。
これは、進駐軍時代に日本語ペラペラになった私立探偵・ガイ・ロガートが、再び日本にやってきて繰り広げるユーモアたっぷりのハードボイルド。あとがきに、クレイグ・ライスやカーター・ブラウンのような明るく楽しいハードボイルドを書こうと思ったとある通りの、本当にまるでそのままライス作品を読んでいるような楽しい作品でした。それでもって、正統派ハードボイルドをちょっとパロディにしたような感じでもあるんですよね。登場する女性はあくまでも女性らしく(笑)、探偵役のガイ・ロガート自身は、フィリップ・マーロウやリュウ・アーチャーをもーっとずーっと愛嬌たっぷりにして、ずっこけさせたようなタイプ。(笑) まあ、犯人と結末に関しては予想がつきますが、それはご愛嬌。最後まで楽しく読める作品でした。(徳間文庫)


小泉喜美子さんを続けていこうかとも思ったんだけど、やっぱり次は画像が出る本を読もう...。あと、カーター・ブラウンって読んだことないんですよね。こちらも要チェックだな。


+既読の小泉喜美子作品の感想+
「殺人はお好き?」小泉喜美子
「メインディッシュはミステリー」小泉喜美子
「弁護側の証人」小泉喜美子

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下町を舞台にした、ユーモアミステリ。犯人は怪我人が出ないように十分気を付けてるようだし、何か起きるたびに濃い~い町内の人々がわさわさと首を突っ込んでくるので、事件が立て続けに起きても、ほのぼのしたドタバタ。まるで緊張感がありません。はやみねかおるさんの虹北恭助シリーズに、ちょっと雰囲気が似てるかな... 特に、あの中の映画好きの若旦那の出てくる短編ね。(笑)
主人公の3人が町内の人々の濃さに負けてるし、犯人に「そんなことのために、そこまでやるか?!」って言いたくなったりするし、ツッコミ所は色々と。でも細かい部分を気にしなければ、ドタバタぶりがまずまず楽しい作品でした。(創元推理文庫)

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「秘の巻」に続き、「戯の巻」。「秘の巻」の作品は、発表年が大体1980年代前半なんだけど、「戯の巻」は1980年から2000年まで色々。(とは言っても1993年から2000年まで7年のブランクがあるのですが) どうやら私は古い作品の方が好きみたいです。これいいなあと思った作品は1980年からの2~3年に集中してるんですもん。これって単に作風の変化ってこと...?
それにしてもシリーズ最後の作品は意外な展開でした。こんな風に幕を閉じるとは思ってもみなかったー。個人的にはあまり好きな幕切れじゃないんだけど... でも曾我佳城という人物にはとても似合ってるのかもしれないなあ。(講談社文庫)


+既読の泡坂妻夫作品の感想+
「11枚のとらんぷ」泡坂妻夫
「奇術探偵曾我佳城全集 秘の巻」泡坂妻夫
「奇術探偵曾我佳城全集 戯の巻」泡坂妻夫
Livreに亜愛一郎シリーズ、ヨギ・ガンジーシリーズ、「乱れからくり」「煙の殺意」「毒薬の輪舞」の感想があります)

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