Catégories:“石堂藍Fブックガイド”

Catégories: / / / / /

  [amazon] [amazon]
岩波少年文庫再読計画第7弾。
大好きな「時の旅人」のアリソン・アトリーの書いた童話集。それぞれに6編ずつ収められています。この2冊は今回初読。読んでいると、まるでファージョンの作品みたいなので驚きました。昔懐かしいお伽話の雰囲気。この2冊の中では、私は南国の香りのする「幻のスパイス売り」(「西風のくれた鍵」)が一番好きかな。でも雪や氷の情景もとても良かったです。「雪むすめ」(「西風のくれた鍵」)もいいし、あと「氷の花たば」の表題作! これが素敵なんですよ。どこかで聞いたことのあるようなお話なのに、読後感がとても良いのです。ひんやりとした情景なのに、読み終わるとなんだか暖かくて♪ (読後感が暖かいのは、「雪むすめ」もですが~)
ピクシーを始めとして、それぞれのお話に不思議な存在も色々と登場します。異形の存在って、異形というだけで警戒されちゃったりするけど、本当はそんな悪いことばかりしてるわけじゃないんですよね。でも人間の娘に真剣に恋をしてても、そうは見てもらえないことも多いし、色々苦労が多いのです。なんとか上手くやろうと水面下の工作をしてみても、その水面下の工作のせいで、逆に真意を疑われてしまったり。なかなか大変なんですねえ。...って、お話の中ではピクシーでも、人間にも十分当てはまりますね。(岩波少年文庫)


+既読のアリソン・アトリー作品の感想+
「西風のくれた鍵」「氷の花たば」アリソン・アトリー
「グレイ・ラビットのおはなし」アリソン・アトリー

| | commentaire(0) | trackback(0)
Catégories: / / /

4150201404.jpg [amazon]
平たい地球シリーズの5作目なんですけど、4作目の「熱夢の女王」と対になってる外伝的な物語でもあります。基本にあるのは、「熱夢の女王」と同様、闇の公子・アズュラーンの娘・アズュリアズと、惑乱の公子・チャズとの魂の遍歴。あの話の時にこんなことがあったのかーという感じがとても楽しかったです。やはりこれは「熱夢の女王」があってこその物語ですね。この2作は続けて読みたかったな... というか、先に「熱夢の女王」を再読しておけば良かったなあ。まあ、いずれまたシリーズを通して再読するつもりではありますが!(ハヤカワ文庫FT)

タニス・リーの本は、これで21冊目。あと手元にあるのは、「ウルフ・タワーの掟」に始まる4冊のシリーズ物だけで、「影に歌えば」と「死霊の都」は未だ探し中です。見つかればいいんですけど...! 「ウルフ・タワーの掟」を早く読みたくもあり、読んでしまうのが勿体無くもあり... と、まだまだ本を撫でている状態。と言いつつ、結構あっさり読み始めちゃうかも。やっぱり本は「読んでナンボ」ですもんね。


+シリーズ既刊の感想+
「闇の公子」タニス・リー
「死の王」タニス・リー
「惑乱の公子」タニス・リー
「熱夢の女王」上下 タニス・リー
「妖魔の戯れ」タニス・リー

+既読のタニス・リー作品の感想+
「タマスターラー」タニス・リー
「ドラゴン探索号の冒険」タニス・リー
「白馬の王子」タニス・リー
「ゴルゴン 幻獣夜話」タニス・リー
「血のごとく赤く」タニス・リー
「バイティング・ザ・サン」タニス・リー
「鏡の森」タニス・リー
「黄金の魔獣」タニス・リー
「幻魔の虜囚」タニス・リー
「幻獣の書」「堕ちたる者の書」タニス・リー
「月と太陽の魔道師」タニス・リー
「冬物語」「闇の城」タニス・リー
「銀色の恋人」タニス・リー
留守中に読んだ本(18冊)(「ウルフタワー」の感想)
「影に歌えば」「死霊の都」タニス・リー
「パイレーティカ 女海賊アートの冒険」タニス・リー
「銀色の愛ふたたび」タニス・リー
「水底の仮面」「炎の聖少女」タニス・リー
「土の褥に眠る者」「復活のヴェヌス」タニス・リー
「悪魔の薔薇」タニス・リー

| | commentaire(0) | trackback(0)
Catégories: / / /

 [amazon]
「大魔法使いクレストマンシー」シリーズ外伝。短編が4つ入っています。私が一番気に入ったのは、「魔女と暮らせば」と「トニーノの歌う魔法」の主役同士の共演となる「キャットとトニーノと魂泥棒」かな。男の子2人が可愛いんですよー。あと、夢見師という職業の女の子が出てくる「キャット・オニールの百番目の夢」も、なかなか面白かったです。しかもこの女の子のお父さんは、「クリストファーの魔法の旅」に出てきた、クリストファーの学校時代の親友なんですよー。こんな風に話がどんどん広がっていくのって大好き。でもこれでクレストマンシーシリーズはオシマイらしいです。次世代のクレストマンシーの話とかもちょっと読んでみたかったんだけどな... そういうのが全然なくてちょっと残念。でも十分面白かったです。それにこのシリーズは表紙がとっても可愛くて大好き。手元に本を置いてるだけでも楽しかったし、読んで良かった♪
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品は、手元にはあと「星空から来た犬」と「七人の魔法使い」があるんだけど、さすがに10冊続けて読むと疲れますね。(笑) ということで、ファンタジーは一休み。次は海外ミステリに戻る予定です。(徳間書店)


+シリーズ既刊の感想+
「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「キャットと魔法の卵」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

+既読のダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の感想+
「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「アブダラの空飛ぶ絨毯」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「デイルマーク王国史」1~4 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
留守中に読んだ本(18冊)(「マライアおばさん」「七人の魔法使い」「時の町の伝説」の感想)
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「いたずらロバート」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「星空から来た犬」「魔空の森ヘックスウッド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バビロンまでは何マイル」上下 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ウィルキンズの歯と呪いの魔法」「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「うちの一階には鬼がいる!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法!魔法!魔法!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ぼくとルークの一週間と一日」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「牢の中の貴婦人」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Livreに「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「九年目の魔法」の感想があります)

| | commentaire(2) | trackback(0)
Catégories: / / / /

  [amazon] [amazon]
「大魔法使いクレストマンシー」シリーズの3作目と4作目。でも本当はこの「魔女と暮らせば」が1番最初に、そして「トニーノの歌う魔法」が2番目に書かれたんだそうです。「魔女と暮らせば」は、かつて「魔女集会26番地」という題名で紹介されていた作品の新訳。時系列的には、「クリストファーの魔法の旅」が一番最初で約25年前、「魔女と暮らせば」が比較的最近に起きた話で、「トニーノの歌う魔法」はその半年後、そして「魔法使いはだれだ」が、「たった今起こっていること」とのこと。(結局どこから読んでもいいのね...)
「魔女と暮らせば」は、両親を船の事故で亡くしたグウェンドリンとキャットという姉弟が、クレストマンシーの城に引き取られる話。グウェンドリンは魔法が得意なんですけど、物凄い高慢ちきで自信過剰。クレストマンシーの関心を自分に向けるために、次から次へと悪戯の魔法を繰り返します。この彼女が見ててなんだか痛々しいし、しかも弟のキャットが姉の暴走を止めるどころかすっかり言いなりになってる不甲斐ない男の子。最後は一応ハッピーエンドなんですけど、結構ブラックかなあ。「クリストファーの魔法の旅」と登場人物が一部重なってるので、後日譚的な楽しみもありました。
そして「トニーノの歌う魔法」はイタリアが舞台。ロミオとジュリエットばりの、憎しみ合う2つの家が登場。でもイタリアが舞台のせいか、シリーズの他の作品と随分と雰囲気が違うような~。この2つの家は直接係わり合いのない時はどちらもいい家族だし、大家族でとても暖かいんです。たとえば、魔法使いの家系に生まれてても、魔法が得意じゃない子も当然出てくるわけですが、そういう子がいてもみんな気にしないどころか、失敗した魔法を明るく笑い飛ばしたり、落ち込んでる子を家族中で心配してなぐさめたり。家族の絆が強いんですよね。(だからこそ家同士で憎みあうようなことにもなるんだけど) そしてもう1つイタリアっぽいのが、魔法の呪文の唱え方。普通はまあ言ってみれば詩のように朗読するんだと思うんですけど、ここでは歌のメロディに乗せて呪文を唱えるんです。これが気に入っちゃった。もちろん音が外れたり呪文を間違えたりしたら、何が起こるか分からないのですが...(笑) でも綺麗な歌声がこちらまで響いてくるようで、読んでいてても気持ちの良い物語でした♪(徳間書店)


+シリーズ既刊の感想+
「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「キャットと魔法の卵」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

+既読のダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の感想+
「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「アブダラの空飛ぶ絨毯」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「デイルマーク王国史」1~4 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
留守中に読んだ本(18冊)(「マライアおばさん」「七人の魔法使い」「時の町の伝説」の感想)
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「いたずらロバート」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「星空から来た犬」「魔空の森ヘックスウッド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バビロンまでは何マイル」上下 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ウィルキンズの歯と呪いの魔法」「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「うちの一階には鬼がいる!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法!魔法!魔法!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ぼくとルークの一週間と一日」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「牢の中の貴婦人」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Livreに「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「九年目の魔法」の感想があります)

| | commentaire(0) | trackback(0)
Catégories: / / /

  [amazon] [amazon]
「大魔法使いクレストマンシー」シリーズの2冊。このシリーズは4部作プラス外伝が1作あるんですが、普通の続き物ではなくて、「クレストマンシー」を巡る色々な物語といった感じなんですね。時系列も舞台もバラバラで、どこから先に読んでも大丈夫みたいです。しかも「クレストマンシー」というのは個人の名前ではなくて、力の強い大魔法使いが引き継いでいく1つの役職の名前なんですって。
まず1作目の「魔法使いはだれだ」は、魔法が法律で禁じられていて、魔法使いや魔女は、見つかり次第火あぶりになってしまうという物騒な世界(...でもその魔法以外の面では、この世界とそっくりな世界)が舞台。それなのに、先生が集めたワークブックに紛れ込んでいたのは、「このクラスに魔法使いがいる」というメモ。不思議な出来事もいくつか起きて、クラスの誰が魔法使いなのかという騒ぎが最高潮に達したところで、大魔法使いクレストマンシーが登場... つまりクレストマンシーは主役ではないわけですね。(笑) そして「クリストファーの魔法の旅」の方は、そのクレストマンシーの子供の頃の物語。幼い頃から魔力が強くて、夢の中から色々な別世界へと冒険に出かけていたクリストファーが、その能力を知った伯父に利用されるようになって... という物語です。
「魔法使いは誰だ」も、まあ普通に面白かったんですけど、なかなか学校の生徒たちの区別がつかなくて最初は話に入るのが大変だったんですよね。(登場人物紹介に挿絵までついてるのに...) それに比べて、「クリストファーの魔法の旅」は、最初から最後まで面白かった! クリストファーが学校に入る前の描写は、なんだか「メアリー・ポピンズ」を彷彿とさせるし、別世界に通じる場所の場面では、C.S.ルイスの「魔術師のおい」を思い出したりしてたんですけど(笑)、でもそこからどんどん発展していくし、テンポも良くて楽しかったです。もう一気に読んじゃった。これこれ、こういうのが読みたかったのよねえって感じ。色々な世界の存在の概念も面白かったし、ちょっと変わった魔法の使い方も楽しーい。(特に本が濡れないように、呪文を破りとって包む場面!) これは残りの3冊を読むのも楽しみです。(徳間書店)


+シリーズ既刊の感想+
「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「キャットと魔法の卵」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

+既読のダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の感想+
「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「アブダラの空飛ぶ絨毯」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「デイルマーク王国史」1~4 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
留守中に読んだ本(18冊)(「マライアおばさん」「七人の魔法使い」「時の町の伝説」の感想)
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「いたずらロバート」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「星空から来た犬」「魔空の森ヘックスウッド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バビロンまでは何マイル」上下 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ウィルキンズの歯と呪いの魔法」「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「うちの一階には鬼がいる!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法!魔法!魔法!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ぼくとルークの一週間と一日」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「牢の中の貴婦人」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Livreに「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「九年目の魔法」の感想があります)

| | commentaire(0) | trackback(1)
Catégories: / / /


ぺガーナの神々
 [amazon]
ダンセイニの創り出した神話の世界。
マアナ=ユウド=スウシャイという神と、その神が創り出した「ちいさき神がみ」の物語です。この「ちいさな神がみ」というのは、丁度ギリシャ神話や北欧神話といった多神教の神話の神々みたいな感じ。(マアナ=ユウド=スウシャイに比べると小さいんですけど、実際には全然小さくありません・笑) でもそういった血の気の多い人間的な神々とはまるで違っていて、このぺガーナの神々は全然人間味を全く感じさせないんですよね。ひたすら冷たく突き放してます。自分たちが世界の全てを創り出したのに(マアナ=ユウド=スウシャイが創ったのはこの「ちいさな神がみ」だけで、その後はすっかりお休み中)、全然愛情なんてないみたい。でも、その「ちいさな神がみ」ですら、マアナ=ユウド=スウシャイがひとたび手を振れば、忽ち消えてしまうような存在なんですよねえ。(ヤヤコシイ)
でも、だからこのマアナ=ユウド=スウシャイが、この世で唯一絶対の存在かといえば、そういうわけでもないんです。実はマアナ=ユウド=スウシャイが<ちいさな神がみ>を生むきっかけになったのは、<宿命>と<偶然>の賭け。勝った方がマアナに、「さあ、わしのために神がみをつくってもらおう」と言ったから。マアナに命令することができる「宿命」と「偶然」って、一体何者? そもそも勝負に勝ったのはどっち...?! そして最後にもこの「宿命」と「偶然」がちらりと登場するんですが、これがまた「フェッセンデンの宇宙」のような...。
私にとっての初ダンセイニ作品。全然サクサクと読めず、薄い本なのにすっかり時間がかかっちゃったんですが、この独特の世界はなかなか心地良かったです。ダンセイニは何冊か積んでるので、そっちも読んでみなくっちゃ。(ハヤカワ文庫FT)


+既読のロード・ダンセイニ作品の感想+
「ぺガーナの神々」ロード・ダンセイニ
「魔法使いの弟子」ロード・ダンセイニ
「魔法の国の旅人」ロード・ダンセイニ
「世界の涯の物語」「夢見る人の物語」ロード・ダンセイニ
「妖精族のむすめ」ロード・ダンセイニ
「エルフランドの王女」ロード・ダンセイニ
「影の谷物語」ロード・ダンセイニ
「時と神々の物語」「最後の夢の物語」ロード・ダンセイニ
「ダンセイニ戯曲集」ロード・ダンセイニ
「牧神の祝福」ロード・ダンセイニ

| | commentaire(0) | trackback(0)
Catégories: / / /

 [amazon]
辣腕弁護士のベンは、2年前に妻を亡くして以来、自分の殻に閉じこもりがち。そんなある日、亡き妻宛てに有名デパートのクリスマスカタログが届きます。何とはなしに見ていたベンの目に飛びこんできたのは、「魔法の王国売ります」の文字でした。値段は100万ドル。

ということで、ランドオーヴァーシリーズの1作目。思いっきりファンタジーなんですけど、これが結構現実的なんです。まず、主人公が中年の弁護士。でもって「魔法の王国」が通販のカタログでが買えてしまう。それも10日以内ならクーリングオフが適用が!(笑)
こんなの児童書のファンタジーではまず見られない展開ですよね。しかも主人公は自分の仕事とか顧客とか同僚とか、自分で全部ケリをつけてから、自分の意志で魔法の世界に飛び込むんですよ。異世界物ファンタジーで、巻き込まれ型じゃなくて、こんな風に自ら飛び込んでいくのって珍しいかもー。まあ、こんな風に100万ドルがポンと出せる金持ちぶりがちょっとイヤ~ンな感じなんだけど、腐っても「辣腕」弁護士だしね...。(腐ってません!) でも、いざ着いてみると、その魔法の王国はボロボロのヨレヨレ。魔法の力は失われかけてるし、お城はオバケ屋敷みたいだし、家来はたったの4人。戴冠式を見に来た国民もほんの数人。誰もベンのことを本当に王様だなんて思ってないわけです。そんな中で、法律の知識と法廷で鍛えた話術でなんとか道を切り拓いていこうとする主人公。1つイベントをこなしたらまた1つ次のイベントに向かう辺り、RPGみたい。いわゆる「勇者」からはほど遠い主人公なんですけどね。
このシリーズは、全部で5冊出ているようですね。次も次も!ってとこまではいかなかったんだけど、でもやっぱり面白かったし、この後どうなるのか気になるなー。キャラクターも個性的だしね。手持ちの本がもうちょっと減ったら探しに行こう。(ハヤカワ文庫FT)


+シリーズ既刊の感想+
「魔法の王国売ります!」テリー・ブルックス
「魔法の王国売ります!」「黒いユニコーン」「魔術師の大失敗」テリー・ブルックス
「大魔王の逆襲」「見習い魔女にご用心」テリー・ブルックス

| | commentaire(0) | trackback(1)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.